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ひとつの預言書から始まる大陸戦記。
表と裏の人間。それぞれの思惑と戦争に翻弄される人々を描いた群像劇。
体験版をやってみての感想。かなりニッチで個性的な作品。
通常のシミュレーションゲームとひと際、一線を画すのは作品独自の存在「剣士」という人種。
ありきたりな集団戦と思いきや、この超人染みた怪物たちの手で動く戦場もあって絶妙なエッセンスを醸し出していました。新鮮だった。
彼らの手ですべてが決まるのでは? そう思っていたら、各国政府首脳が彼らのような存在を軍事利用しないように制限を暗黙の裡にかけており、物語を破綻させないブレーキが付いていました。現実の核兵器に近い存在として扱われています。あるけど使えない。そんな存在。触らぬ神にたたりなし。気まぐれで幸運と災厄をプレゼント。
この一点のみがファンタジー風で、残りは戦場のリアルと幻想を追求したオリジナル戦記。
何度でも遊べる最高の作品でした。
全てのシリーズのつながりも大変、魅力的でした。
とにかく面白い。何度でもプレイできる。てか、している(全体験版)
この作品がしたくて、このサイトに登録したのを思い出して、最近やっとダウンロードした。残りの作品は予算次第、着手していこうと望む(未定)
歴史が嫌いな人でも楽しめるレトロな戦略ゲー。ターン制のチェスや将棋と思えば簡単。ただし、三兵戦術といって(作品内にはこの表現がないはず。作者は絶対知っている)兵科ごとに苦手要素があり。これはジャンケンだと思えばわかると思う。
例)チョキは騎兵、パーは歩兵、グーは擲弾兵及び砲兵。
これらの編成を注視し、運用すれば、勝ちやすくなる。バランス大事。
ぶっちゃけファイ〇ーエムブレム系。ただし、中世ではなく近世の銃砲まっしぐらな世界。初心者には取っ付きにくいので、同作のマイトレーヤーから始めるの強くを勧める。
ただ、かなりニッチな歴史マニア向け(主にドイツ・ゲルマン史)の作品になっています。なので、体験版が作者のサイト内に存在していたはずなので、それから手にしてみるのが無難(マイトレーヤーシリーズの中には、鬼の如き難易度のステージもあり。注意されたし)
たぶん、これのモデル(参考)となったのは、オーストリア継承戦争。とりわけ、敵役のラガアはサイト内の解説の中で、父親に虐待を受けていたとの記載されていた記憶がある。これはホモでシスコンのフリードリヒ大王の境遇にあまりに酷似している。スプーキンとの会話で「行進」や「機動」について触れていて、これもプロイセン(のちのドイツ)軍の重視したドクトリン(教義)で、攻守よりも速度や奇襲を重視する戦術(ちなみに現代戦もコレ中心の考え)
そして、係争理由も女性の継承権の有無。
プレイ後に歴史の視点を持って見ると違った角度で楽しめますので、お得な作品です。
もう少しレビューの文字数があれば・・・
体験版を通しての感想。
主人公やドット絵すべてがカッコいいマ〇オに見える(弊害)
特に赤いのが。
絵柄は個人的に気に入ってるけど、初期のほうが味があって好きだった。
舞台背景(モデル)はアメリカの南北戦争。奴隷制の維持を巡って戦う。もちろん、それは建前。ただの経済戦争。内ゲバ。共食い。歴史的に見て、初期の民主主義にありがちな独善(独裁)的な面も垣間見えた。
設定は他の同業者及び、商業関係を上回る出来。かなりマニア向け(意味深)
主人公は葛藤しながらも、己の正義に多大な疑義を呈しつつも、自分の属する集団に則って戦う(悲劇)
戦闘も当時のやり方に近い(一部、ガトリング砲もどきを多用したものがあった。謎の天才が使っていたので問題なし)
ある意味、教えてマイトレーヤーシリーズの集大成もしくは完結版だと思うときりがよかった。・・・・・・なんか続き出てる。買お。
正直、なんでこんなに買い手が少ないんだろう? びっくりした。面白いストーリーなのに。茶番やギャグがなかったな~。それぐらいしか欠点ないぞ(致命的)
あと、ヒゲのおじ様が主人公は受けが悪いのかな。残念。
初期のシリーズはしっかりセクハラありありで、キャラの掛け合いが面白かった。
近代戦はどうしても撃てる弾数と所属する集団・国家の力で勝負が決まってしまうから、単調になりやすい。部外者(山賊さんほか傭兵の皆さん)の参加で揺れ動くほうが盛り上がり、どうしてもアツくなれる熱量が違う。
ヒロイン不在(なし)は物語としてきつかった。うるおいが欲しい。追加で幼馴染でも娼婦でもこの際いいから、足してくれ。アフリカよりも砂漠化進んでるじゃん。コンセプトに合わないのは重々承知しているけど。
すごくもったいない作品。ストーリーの完成度は近年のアニメ作品よりも綿密に組まれていて素晴らしい。