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タイトル通り、花見るんさんが演じる女の子が、かなせさん演じる女の子に告白する物語です。
リスナーは「告白の練習台」として登場する、完全なモブです。
しかも、練習に付き合ったお礼すら受け取れないという「どうでもいい存在」扱いされます…。
しかし!
惹かれ合う女の子同士が結ばれる様を傍観できるのだから、これに勝る喜びはありません。
単なる傍観者として、「空気」になって美しい百合の花を愛でましょう。
主演のお二人のフリートークも尊くて、一作で二度美味しい名作です。
女の子同士が仲良くおしゃべりしている音声は、飽きることなくいつまでも聞いていられます。
素晴らしいです。
メ○ガキちゃんの、腹が立たないギリギリの線で生意気な口調、若い娘の溌剌として瑞々しい魅力が存分に味わえます。
ふざけているようで、実は真剣に耳掃除をしてくれている彼女の息遣いや、温かい吐息が顔にかかる描写もたまりません。
「実はメ○ガキちゃん、お兄さんのこと好きでしょ?」と勘違いしてしまいそうになる距離感も良い。
声優さんの、まるでお日様のような、大輪の花を咲かせるひまわりを思わせるような元気でキュートな声も、とても好きです。
2024年05月07日
心地よくて、安心して寝てしまうので、いまだに最後まできっちりとは聞けていません。
いえ、全トラック聞いてはいるのですが、私が寝落ちしてしまって途中から意識のない状態で聞いています(笑)
(寝ながら聞いているので、目が覚めた時にはプレーヤーの中の「別の作品」が再生されています)
ただ、安眠用音声として使うのであれば、「途中で寝てしまうこと」は効果が絶大であるという意味になるのではないでしょうか?
本作はまさに、雨の降る晩、暖かい部屋の中、優しい彼女に甘やかされながら…という内容です。
雨音は「窓の向こうで降っている」くらいの小さな音量で、彼女の囁き声や耳を可愛がってくれる音とのバランスがちょうど良いです。
これはとても安らぎます。
頭を空っぽにして、包容力のあるメイドさんに全てを委ねながら安心して寝落ちできます。
一つ一つの音が、とても「きれい」なのが良いです。
最初の耳かき音からして、高音が突き刺さったりスコスコとした音で穴の中をひっかくような不快感がなく自然で、とてもクオリティの高い心地よい音です。
時折囁いてくれる声優さんの声も優しさに満ちていてとても素敵です。
冒頭にロウソクに点火するシーンがあるので、これをアロマキャンドルだと思って好きなアロマオイルと共に聞くのも楽しいと思います。
腐女子に限らず、(一定年齢以上の)おたく全般にとって「懐かしい!」と思えるエピソードが満載です。
通販での同人誌の買い方、ダイアルアップ時代のネット環境、アナログ原稿を描いたことのない若いアシスタントさんとのジェネレーションギャップ…。
最後に収録されている高河ゆん先生へのインタビューは、ファンにとって本当にありがたい、楽しい内容です。これが読めて本当に嬉しい一冊です。
レビュアーが選んだジャンル
APOLLOで限定販売されたリミックス版のミニアルバムです。
どの曲も、ドキドキするような展開がありながらも、「聞いていて脳に心地よい」という共通した魅力があります。
私は既にAPOLLOで購入済みの曲もあったのですが、本作を実際に再生してみると「あれ? 以前買ったのと微妙に違うな?」と感じました。
そこで作品説明を読み返すと、ミニアルバムとしてリリースするにあたり『新たにマスタリングを実施』とありました。
そのためか、発表時期の異なる曲をまとめた一枚であるにもかかわらず、全体を通して不思議と統一感があります。
素人の自分でも「マスタリングが違う」ことに気付いたので、既に全曲APOLLOで購入済みの方も、このミニアルバムを購入する意味は十二分にあります。