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最初に、タイトルの読解内容によっては、イメージと違う物が出てくる可能性があるので、ご注意ください
「の」の意味するところはaboutでなく、所有格です
都市伝説の物語です
口裂け女や赤マントに類する有害な怪異が存在し、
怪異に対抗するための国家機関も存在し、
そして無害化するただの陽キャが存在しています
この陽キャが物語の中心である多良で、無害化の手順は恐れず会話し相互理解する事です
コミュニケーションによってイメージを変質されて無害化された結果、
奇特な隣人レベルにまで脅威度が下がった怪異の成れの果てに至るまでを楽しめます
多良の持ち味はただのコミュ力なので、当然人間にも効きます
主人公にして語り部の挫十字も多良のコミュ力に影響されており、
公僕の仮面を剥がれて素の陰キャを引きずり出されています
この関係性を以て百合なのですが、両者とも病んではおらず、
「ヤンデレ」は怪異の面々を指していると思われます
女性と思しい怪異は多く登場していますが、残りの性別不詳枠も女性が多数派なのかもしれません
取り敢えず、一柱目の怪異の帰還を待ってるよ、黒ゴス長身美人やぞ
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現代に戻ってこられたものの、平和は戻ってこない6巻です
日常は…戻ってきたって言っていいのかな…常人の感覚なら非日常だけど、特美研だからな…
5巻末で起こった衝撃の事件を受けて、事件の真相と真犯人を探すサスペンス展開となっています
枠組みとしては女性が精神的に追い詰められるサイコサスペンスに近く、
被害者担当の真理は追い詰められた上色々なものを失っていくのですが、
重要な点は真理はアイドルでもバレリーナでもなく特美研で、この物語が劇光仮面だという事です
物語におけるヒーローとしての思考に加えて、「ヒーローも仮装もキラキラしている」という
現実準拠で否定しようのない事実が補強となり、真理が選んだ苛烈な方針に説得力を与えています
つーか、実相寺は不器用だから目立つだけで、特美研メンバーは皆思考が非日常側なんだなって
見覚えのない表紙の人は6巻の新キャラです
事件の鍵を握る人物ではあるのですが、こいつの描写がまぁ気持ち悪い事気持ち悪い事
戦術鬼からギャグ描写を除いたり、濃尾平野に厳密に法度を適用したら、こんな印象になるのかもしれません
山口先生にハンバーガー牧師の伝記漫画描いてほしいなぁ、絶対面白いから…無理かなぁ…
七つの大罪の一つとして数えられているレビュータイトルですが、
教えとして想定されている水準は現代における大食いでなく、
不安定な食料供給下で喰える時に限界まで喰う命を懸けた行動を示していると、風の噂で聞きました
噂なので真偽の程は定かではないのですが、実践した場合の光景はこうであろうと示してくれる、
道徳と人体に対する冒涜に満ちた作品です
試し読みで#01が丸々読めますね、これはいい
配信開始時、Webの方々を震撼させた一編をお試しください
もちづきさんは毎回あれくらい飢えており、日々新鮮な戦慄を供給してくれます
見ろよ、レス用画像やパロディとして重宝される、禍々しいコマの数々を
飢えた人を喰い殺しそうな顔と雪崩の如き食事、俺達はこの女のこの生き方に惚れたんだ
バスタオル姿が全く眼福でないフィクションの21歳女性なんて、もちづきさんくらいのもんだよ
1巻には6編と描き下ろしが収録されています
本編分ラストの#06が無法の極致であり、不健康さでもちづきさんに比肩しうる大酒のみの同僚が登場しているのみならず、
パロったダイエットアプリ公式に補足されてSNSを騒然とさせた実績持ちです
2024年はサブカルのやべー女が数多く話題になった年ですが、もちづきさんはその筆頭です
人間を脅かす(恥辱的な意味で)物語の、2巻です
目的のために人間の活動に対して随所で食い込んでいる場面も描かれ、
手段の一部はまあまあ油断ならなくて素敵です
表紙の通り、MC担当の二人がいい感じのナリになっています
ヒュプノアイはレツェに近い体型になっていますが、メタモワームは太ぇって! 新しい客層を狙いに来やがって!
こいつらの場合元がメスである可能性を否定しきれなくてアレですが、
ヒトの男体形の魔物たちもバ美肉しており、VRの世界にカチ込んだ心地を味わえます
…キーアイテムは憐憫卿の試作品のため、試用が終わって回収されたと思しい中盤まで
変身エピソード終了後も各話作劇場無意味に女体化して行動しており、マジで楽しんでるなって
レビュータイトルの隙間に挟まった17話で、末広がりな感じの出口のパロディがあり、草生え散らかしました
せやな、クリエイティブな仕事においてトレンドの把握は重要やな
実際に異変を見極める流れは難航しており、適切なチュートリアルの重要さを知らしめています
一方で副次効果があり、おしがま愛好家の方にお勧めです
見え方にも干渉力にも個人差がある物語の、11巻です
表紙のみこで隠れている部分が布面積少ない上、
内面も1巻のおっぱい星人以来の劣情にステ極振りな愉快な輩ではあるのですが、顔がな…
10巻の和解を踏まえて、女子4人で仲良く過ごす描写が多めです
しかし4人の中でユリアだけ縁の土台が人間性ではありません
この温度感の差を示してからの、彼女のありようを見つめ直す展開が素敵です
ユリアに世界の残酷な実情は見えていないのですが。そこはいつも通りという事で
本作の世界観上化け物はピンキリで、ピンは神社のあれのような神相当からキリは小さいおじさんまで幅があります
2巻で登場した電車の斧男が再登場と共に強キャラ描写がなされており、全体でどこに位置するのか気になります
個人的には神扱いして崇め奉るだけの御利益はあると考えていますけども、毎回決壊させてくれるから
そしてピンキリは人間も同様であり、ロムより強い霊能者が12巻のキーパーソンになるようです
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人間への反攻を目指していた6巻です
大まかに、賭けですった人権を取り戻す前半、
金策を再開して魔導士の下で働く中盤、
已むに已まれぬ事情で魔王城へ引き返す後半に分かれます
前半はボロ、中盤はバニーガールにセーラー服と服装のバリエーションが多く、視覚的にも楽しめます
それと、魔法の才能と業の深さは比例する法則でもあるの?
後半、チョロいどころじゃねぇ魔王の変節によって、ヘル様&ジャスティーは重大な決断を迫られます
結果、ヘル様に続いてジャスティーも心乱される立場に参入です、やったぜ。
個性が劇薬なせいで用法容量に細心の注意が払われていたアコヤが、全力稼働していて素敵です
展開上前巻からの計画が中断しており、若干メタい不安があります
反面、作品としてやりたい事に注力するために方向転換した印象もあり…続きはよ
Web漫画から連載に発展した作品です
単行本後半にWeb掲載分が掲載されており、一話完結下ネタギャグの奔流を堪能できます
そして、生存がかかった環境下において、持ち味を活かせという教訓がございます
本作も連載に取り組むに当たって持ち味を見つめ直したようです
結果、主人公の性欲が大幅に上方修正されています
出る類の事故物件を舞台とするお話です
部屋に憑いている幽霊の女の子による霊障(軽微)の中で、今日も主人公は元気に生きています
特に体の一部が元気です
更に、幽霊を口実に霊感がある学友の女子を連れ込んで、体の一部を行使しようと画策して、計画倒れします
主人公の頭ち〇ぽ野郎っぷりがいい感じにキモく、お下劣コントがお好きな方に合うと思います
タイトル通り本作の議題である幽霊は、同時にヒロインの一角でもあります
しかも、何かしら癖のある生者共と比較して、良心的且つまともな人格をしています
幽霊逃げて、今すぐケダモノの主人公から逃げて
魔女見習い女子と一般人男子の物語の、最終巻です
卒業と進学を経て、物語は幕引きとなります
柊木と古森の道行きは当初から茨の道でしたが、表紙で朗らかに笑っているという事は、まあそういう事です
古森を守り彼女の決断を支えたウルチカに最大の敬意を…お前は作中の大人の中で一番大人をやっている
そして、友人たちもそれぞれ未来と幸福を掴んでいます
オデ、主人公以外も各自幸せになる話、好き
冒頭から大きく事態が動き、新情報を追加しながら物語が進んでいきます
にも拘らず無理矢理詰め込んだ感はありません
歴史ある特殊技術者の共同体とて、
小娘一人の出処進退に関わる範囲に限れば大した情報量はない事が要因その一、
要因その二は仲邑先生による情報の取捨選択が巧いことです
思えば1巻の対面以来、柊木を魔女側に引き寄せる様な直截的情報開示はありませんでした
最終巻でも適量を心がけた情報で、若造たちの進路を舗装しています
作中の魔女に長い歴史がある事、そして直近200年で大きな変革を経ている事を
たった一コマで伝える仕事に、俺は心底痺れたよ
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