拘りはある雑食者As recensionslista

新作を目にしたらいつの間にかカゴに入っているこのサークルさんの作品。
今回はめっちゃ元気な雰囲気のドラゴンライダーさんがドラゴンに乗って海鮮丼運んできてくれたボイス作品でした。いや何事?

まずドラゴンに圧倒されるのですが、よくよく話を聴いていくと真の脅威は別のものでは…と。
正直ドラゴンくんはストライキというか、もっと反抗してもいいのでは?とうっかり思ってしまいました。疲れ果ててしまったのか…。
まさかドラゴンくんの鳴き声に言及されるとは思わなんだ。ずっと同じ鳴き声だから、てっきり｢発音にあまり差がないんやな｣って決めつけていましたよ…ごめんなドラゴンくん。決してサークルさんが音声素材1種類しか使ってなかったとか思ってry

リアルでもネットでもグイグイくるというか距離が近すぎる相手には警戒しよう、と気持ちを新たにした音声作品でした。

いわゆる｢メスガキ｣に分類される系ヒロインがすっかりとネット社会のキツい単語に慣れ親しんでしまったおじさんに、言葉の言い換え・オブラートに包む大切さや、簡単なカテゴライズをせずに個人をしっかり見てほしいことを伝える印象の作品です。

最近はSNSの発達やリアルとネットの境界がほとんどなくなって地続きになっていることもあって、｢心に余裕がないんだなあ｣と感じる一言を見聞きすることが増えたように感じます。
また逆に、ネットで親しみ過ぎてよく考えると酷い一言を発してしまったことは私自身にも覚えがあることですし、そんな体験がある方も少なからずいるのではないかな、と。
このヒロインの言葉が刺さった方もいらっしゃるのではないかなと思います。
手早く伝えることを優先しがちだったり怒りで頭に血が上ったときなど、ちょっとひと呼吸置いてこのヒロインの言葉に耳を傾けてみてもいいかもしれません。
内容は私のレビュー文章よりも柔らかくコメディ調で、全く説教くさくないです。
少ないながらもオタクネタも入っています。このサークルさんの他作品で麻痺しているだけかもしれません。

ヒロインはおじさんの中身をしっかり見た上で好印象を持ち積極的に関わっているのですが、関係性が進展しないことに焦れている模様。
でも積極的ながらも割と純愛志向だよなあ…と感じるのですが、おじさんはおじさんで｢愛｣という一言がこっ恥ずかしいのかもしれない。
｢愛｣ってもしかしたら若いからこそスルッと出てくる単語なのかもしれない。
だからこそ誤魔化したのかもしれず、そんな日々が続いていつの間にかヒロインがいわゆる｢メスガキ｣な時期・年月を格ゲー対戦で溶かして気付いたら彼女は大人になっているかもしれない。
そんな妄想もしてしまったいい作品でした。

以前まんじゅうを怖がってくれた妹ちゃん(おそらく同一人物)が、大好きなマイナーゲームのトレンド入りを素直……素直?に喜んでいます。
エー◯ックス婦人会ってなんぞ、とか、mi◯iでキリ番ってどうすればいいんだっけ、とか、Vチューバーの◯の内サデスティックさんって違和感あんまない、とか大量のツッコミと笑いがあるカオス作品です。

この作品内ではトレンドに入ったものがゲームでしたが、個人的に似たような経験が別媒体であったので共感しっぱなしでした。
トレンド入り、少しはプラスになってほしいという望みは完全に同意です。でも妹ちゃん、割と毒づいてた気がry
あと巫○みこナースはちょっと待ってほしい、色々思い出して最終的に押入れにある電波ソングアルバム引っ張りだしそうだから。

全く関係ないですが、このサークルさんのシ○プリが出たら楽しそうなどと考えてしまいました。
妹たち、個性的すぎるんよ。

僧侶さんに面積小さいけど防御力高い防具を着てもらう作品です。
でも、内容はこのサークルさんならではのカオスの一言。

まずタンス漁りで「昔RPGあるあるをネタにした美少女ゲーやったな…」と思い出したのも束の間、ツッコミと思考が追い付かない台詞にやられます。
僧侶さんの圧がものすごく感じられてそれだけで怖いのに、一方で聞き捨てならない情報の数々。夜中に変な笑い声が出ました。
この勇者一行の様子を見てみたい気持ちになります。

でも正直個人的にはダ○ソー村とアマ○ーン王国の方が気になってしまいました。楽○王国とかとバチってそう…。この世界ではロー○ンスト○1◯◯と3C○INSの立ち位置はどんな感じなのか…。

10分程ですが、様々なネタが仕込まれ僧侶さん以外の別のものにも思考を奪われる楽しい作品です。(ごめん僧侶さん)
僧侶さんのお声も、通常時は優しいお姉さんな印象でとても色っぽかったです。

ラスボス戦で主人公(リスナー)も仲間もズタボロにやられて絶体絶命のピンチ!なときに、まさかの妹が助けにくる音声作品です。

妹ちゃんのキャラは登場第一声が｢どっこいしょっと…｣な、優しそうでほんわかしていてオタク入ってる子です。何歳かは謎です。
主人公の兄(リスナー)が異世界で戦っていることや、地味に黒歴史な気がすることを知っているところからして兄のことが大好きなんだなと…。
兄の恋愛事情などにも興味津々です。
そんな妹ちゃんのラスボスへの挑発はカッコいい反面ヒヤヒヤするものでしたが何故か可愛い。
オリハルコンのバタフライナイフ強調も厨ニ精神すごいと思いますが、やっぱり可愛い。
でも｢ダサダサう◯こマン｣はちょっとアレだから注意したいと思いつつ、兄の立場のリスナーはズタボロにやられて今妹ちゃんに助けられてる訳で威厳も何もないなと思いました。…羞恥心も煽られますねこれ。

しっかりオチがつきますし、ラストの｢お兄ちゃーん｣が可愛くて色々と吹き飛びます。
妹が好きな方、妹に謎の状況で助けられたい方、笑って気持ちを上向きにしたい方、色んな方におすすめです。

前作の｢夏｣が個人的に心に残った癒やし作品だったので、今回も購入しました。

昨年(2022年)の｢冬｣と｢年末年始｣をぎゅっと入れた一作になっています。
秋が抜けちゃったのは2023年の夏が長かったのもあるかな、と思いました。一気に寒くなっちゃいましたもんね…。
前シーズン作の｢年末年始｣ではお正月はお互い帰省していたのが、今年は一緒に温泉旅行に行って年越しを二人で過ごしています。
｢年末年始｣を聴いて、離れてるのは寂しいけど電話で挨拶し合うのもいいな…と感じたので、一緒に年越し!温泉旅行!と、とても嬉しかったです。
今作最後のトラックはここ数日ゴタゴタ続きの身にはかなり胸にくる癒やされる内容でした。疲れているときに聴いています。ほんと嬉しいしありがたい。
トラック3は疲れてヘトヘトになって帰宅した彼女にインスタントラーメンを作ってあげる、といった内容ですが、咀嚼音が入っています。聴いているとこちらまで空腹になる内容でした。
私個人は咀嚼音は平気なのですが、苦手な方は気をつけた方がいいかもです。(最悪咀嚼音苦手でそのトラックを飛ばすことになったとしても、変わらず濃厚で可愛いです…!)

ゆるい天然さん?とクールでしっかり目の女の子二人の会話を、ファミレスなどの近くの席から聴いているような体験ができる音声作品です。

主に｢さっちゃん｣と呼びかける子がゆるいのんびりした印象、｢ひな｣と呼びかけたり応対する子がクールな印象をそれぞれ受けました。
前者が主にボケ、後者が主にツッコミといった風でもあるかと思います。
すごく他愛無い会話なのですが、ぼんやり聞いていると｢ん?｣となったり、いつの間にか自分も考えてしまったり、くすっとなったり。
クールな印象の子がゆったりした子に引きずられてボケボケしたものになったり、逆にボケツッコミの関係が逆になっていたりと多彩でとても楽しめました。

個人的に、最後のトラックはオカルト好きなら大丈夫かもだけど、確かに最近の若い子に通じるのだろうかと自分自身ふと考えてしまいました。

前作が好きなので、シリーズ二作目も購入しました。
この作品単体でも楽しめますが前作の愛名の話が少し入るので、前作を聴いてからの方が｢連鎖｣や｢波紋｣｢影響｣をより強く感じられると思います。

響が日頃抱いている欲望は、両親の不在やピアノの才能があり過ぎたからかな、と。
周囲の人間は彼女自身ではなく、彼女の演奏に興味を持っているので、結果として彼女自身も他人への興味が薄いのではないかなと感じました。
だからこそ自分のことでいっぱいになってくれる誰かを欲した。
響の幼馴染である憂奈は、響の才能に対する劣等感や嫉妬心を持つものの、響の幼馴染であり親しく気軽に接せる立場という優越感や特権意識がそれを上回ったことにより、そこに価値を見出した。
二人とも相手自身の中身はそこまで重要ではなく、そういう意味では誰でもよかったのでは、と。
今まではそれで平和に回っていたのは凄いなと思います。

前作の愛名の事件が起き、変化していく心境や欲望が増幅し壊れていく様は本当に濃厚でした。
決意してからの響は本当に躊躇なしで、憂奈を掌の上で転がし踊らせます。常に上手です。
憂奈も理性を壊されていきながらも、罪悪感や後悔があるのを感じさせます。
終盤で響を置いて学校に行ったのは、少しでも現実や日常を感じたかったからではないかな、と思いました。
事件前は誰でもよかったはずだったけれど、欲望や立ち位置がうまく噛み合っていた結果の関係性なのでこの二人でないと成立しないというのが歪ながら綺麗に見えるなと。

サークルさんのcien記事を拝読したところ、｢数ある波紋の一端｣とあるので、この二人の事件も続編がもし作られるとすれば多少の言及はあるかな?と思いました。
そういう意味でも、個人的に目が離せないサークルさんが増えて嬉しいですし、今後も楽しみです。

まさか内情暴露漫画を無料で出すとは思ってなかったです(だからフィクションやて)

いや、さすがにエロやら色んなフェチやら取扱うサイトさんだけあってヘンタイ……失礼、タイヘンだなとしみじみ。
マゾ豚箱の皆様に関しては、私の読みにくいであろうレビューもしっかりチェックして下さって、申し訳ないやら恥ずかしいやら。誤字脱字乱文長文の変態レビューで申し訳ない。
この会社に私の昔からの性癖や新規開拓した性癖、何回も聴いてるお気に入りの作品などのセンシティブな情報握られているのよね…と考えると、これからはもっとマゾ豚箱の皆様を唸らせるような変態的なレビューを書けるように精進していきたいと思いました。
あと、胸のサイズに関して専門家の皆様にどこまでが巨乳でどこからが奇乳になるのかお訊きしたいなと。

実話である｢猫好きのコミュニティを作った筈なのに…｣がツボに入りました。
ホンマなんでそうなったんや。

タイトルまんまなのに、カオスな気持ちになれる作品でした。
令和の世に90年代セカイ系に言動まで染まった子が告白してくれる、ある意味めちゃくちゃレアなシチュエーションの作品とも言えます。
最初は自信ありげに話していた彼女、だんだん告白相手の同級生男子に怪しまれたり矛盾の指摘をされたりと当然の態度を取られしどろもどろになっていくのですが、そこがまた可愛い。

最近のアニメはあまり知らない自分でも、陰キャだけどバンド組んで活動するとか色々あると思うのに、何故ピンポイントで90年代セカイ系なんだろう…と。
周囲のアニメ好きとは一線を画す人間になるんだ!的野望だったのか、はたまた歳の離れた親戚に90年代セカイ系特集を浴びるように観せられたのか…真相は不明ですが、告白は素直にストレートに伝えた方が一番いいってすごく伝わってきました。
これがセカイ系ではなく萌え系ラブコメならどうなっていたんだろうか。妄想が膨らみますね。