旧館5階の西端さんのレビュー一覧

○ はじめに
まず、声優の鈴代紗弓さんのファンの方は、有無を言わさずに購入しましょう。管見の範囲では、鈴代紗弓さんによる音声作品は珍しい(はず)なので、この貴重な機会を生かさないのは勿体ないです。
次に、特にファンではないけど…、という方は以下を一読してください。

○ポイント
【CV】
声優・鈴代紗弓さんといえば「明るい子」のようなキャラクターの印象が強いのではないのでしょうか。
今回はそうしたイメージとは裏腹に無邪気さや思春期特有の距離感といった繊細さを十二分に堪能できる演技でした。
つまり、いい意味で裏切られるいうことなのですが、声優としての力量の高さを見せ付けられます。これだけ活躍されるのもさもありなんという心境にすらさせられます。
これだけでも購入する価値はあります。

【ストーリー】
脚本に王道青春もののようなリアリティを感じさせてくれます。
大それたイベントはないけど、その一つひとつ、つまり時間軸の上での「点」としてのイベントが、とても心地よく尊く感じられます。
その心地よさは先述の通り「王道」というべき脚本、つまり近しかった幼馴染が思春期特有の自意識から距離を置くけれども、本心では近付きたいと思っている、という自意識ゆえに生じる自家撞着を繊細に、それでいてアク抜きをして描いています。
この「点」としての魅力も重要ですが、本作では「点」だけではなく「線」もあります。
二人の成長を描いた作品でもあるので、「点」が集まり「線」になる、その線の目指す方角も余すところなく描いています。
大仰な比喩ですが、大河ドラマ的な楽しみも抱えていて、一粒で二度おいしい作品に仕上がっています。

プロの声優を起用しているメリットを最大限発揮した出色の音声作品といえるでしょう。

○まとめ
皆まで言わずに、カートに入れるべし。
さすれば桃源郷が広がること請け合いです。

○ はじめに
まず、声優の小原好美さんのファンの方は、有無を言わさずに購入しましょう。
次に、特にファンではないけど…、という方は以下を一読してください。

○ポイント
【CV】
声優・小原好美さんといえば「アホの子」のようなキャラクターの印象が強いのではないのでしょうか。
もちろん、勝気な女の子であったり、か弱い女の子であったりと演技の幅は多彩ではあるのですが、正直、小原好美さんが今まで演じてこられたキャラクターとは異なる類型であるだけに意外な印象を受けました。
しかしながら、いい意味で裏切られます。というか、当たり前に聞こえるかもしれませんが、声優としての力量の高さを見せ付けられます。
具体的には、ボクっ娘であることに違和感がないだけではなく、垣間見える可愛げ、いたずらっぽい仕草など、キャラクターの解像度をしっかり高めながらも、リスナーにリアリティを感じさせる演技は面目躍如といったところです。
これだけでも購入する価値はあります。

【ストーリー】
CVで言及した内容に重なりますが、キャラクターに王道青春もののようなリアリティを感じさせてくれます。
大それたイベントはないけど、その一つひとつが忘れられない珠玉のイベントが連なっています。それがCVと相俟ってとても心地よいものに仕上がっています。
また、写真撮影ということもありシャッター音など、CV以外の音が入ることで中だるみにも陥らず、適度な緩急を物語に与えてくれています。

プロの声優を起用しているメリットを最大限発揮した出色の音声作品といえるでしょう。
まずは、寝具に身体を横たえ耳から堪能すべし。さすれば桃源郷が広がること請け合いです。

○まとめ
皆まで言わずに、カートに入れるべし。

○ はじめに
まず、声優の小原好美さんのファンの方は、有無を言わさずに購入しましょう。

次に、特にファンではないけど…、という方は以下を一読してください。

○ポイント
【CV】
声優・小原好美さんの活躍の幅広さは広く知られているところですが、本作のような「陰キャ」と銘打たれたヒロインへの出演は意外な組み合わせに感じられるかもしれません。
正直、小原好美さんが今まで演じてこられたキャラクターとは異なる類型であるだけに意外な印象を受けました。
しかしながら、いい意味で裏切られます。というか、当たり前に聞こえるかもしれませんが、声優としての力量の高さを見せ付けられます。
これだけでも購入する価値はあります。

【ストーリー】
個人的な意見ですが、本作はストーリの展開を追い楽しむという性質の作品ではなく、どちらかといえば、シチュエーションボイスとして楽しむのが吉かと思います。
そうであったとしても、作品としての質は高いです。
どう高いのかというと、個別のトラックの(比喩的な意味での)糖度が高く癒されます。
非現実的だからこそ生まれる癒やしが心を揺り動かします。
というか、水着でシャンプーって何なんですかね?こんなの、ドギマギするに決まってるやん、ってな感じです。
最後の最後までこんな感じで走り抜けるので、安心して身を委ねてください。
別世界の桃源郷が耳元に広がること必至です。

○まとめ
皆まで言わずに、カートに入れるべし。

○ はじめに
まず、声優の上田麗奈さんのファンの方はマストバイです。
次に、特にファンではないけど…、という方は以下を一読してください。

○作品を堪能するための準備作業
突然ですが、当サイト、つまりDLsiteでは音声作品を効率的に堪能できるように「DLsite Sound」というアプリを公式に提供しています。なお、アップルにもアンドロイドにも対応しています。
作品鑑賞の準備として、同アプリが大変効果的です。
というのも、同アプリでは就寝時に聴取できるように「スリープタイマー」が設定可能です。
当該機能は、本作を堪能するのに相応しいといって良いでしょう。
そして、このことが本作の魅力の一端を示しているとも言えるのです。

◯アピールポイント
すでに、上田麗奈さんがCVを務めている音声作品は多数あり、いずれの作品も順調なセールスを記録しているようです。
そして、いずれの作品のレビューにおいても、上田麗奈さんによるCVに大変癒されたとの声が大宗を占めています。

この魅力は本作においても貫かれています。

むしろ、本作特有の魅力としては、暴走気味の妹の演技でしょう。
ファーストトラックからナチュラルにやり過ぎ感が端々に感じられ、単なる癒やしに留まらないキャラクター像を生んでいます。
何より、ウィスパーボイスのみならず、時折狂気のようなものさえ感じさせる演技について定評がある(!?)上田麗奈さんによる演技なので、癒やしと暴走のバランスが絶妙です。
この辺りは、プロとして第一線で活躍されている声優さんを起用した確かな意義が見出し得ます。

○まとめ
これを一読したそこのあなた、ぜひ「カートに入れる」をクリックしましょう。

なお、指摘しておくと本作は出色のコンテンツに仕上がっています。
それゆえ、注意しないと作品世界に過度に没入するリスクもあります。
用法・用量を守って正しく聴取してください。

1 はじめに
レビューを書こうにも、「こんな先輩がほしかった。さらにいえば、こんな部活に入りたかった。」という、私情を通り越して実現不可能な思いが迸ってしまいますが、軌道修正してレビューに取り掛かります。
糖度が高く癒やし効果は抜群なので、そうしたものをお求めの向きはぜひご購入を。

2 アピールポイント
早速、重要なポイントですが、本作のCVを務めるのは羊宮妃那さんです。
今般、その活躍の場を広げており、と能書きを色々書けますが、とりあえずは騙されたと思って聴いてみてください。
ASMR作品に上手くマッチしたCVであり、これだけで購入する価値はあるのではないでしょうか。
「癒やし」とか「安らぎ」とかといったものを体現しているCVです。
標題に記したように、正統派なんだけど、もう出来栄えが反則級というか、白兵戦に投入されては為す術もなく倒れ伏してしまいます。(褒めてます)

次に、作中のシチュエーションです。
「部活の先輩/後輩」という関係。しかも、先輩ときたら後輩を癒やすことへの強い思いをお持ちです。そんな中にあって、先輩からお悩み相談を受けてもらえるし、マッサージをしてもらえるしと、何なんでしょうか、この桃源郷。

閑話休題。

こうしたシチュエーションは「癒やし」をコンセプトとした音声作品あるあるですが、CVとの相乗効果によってただならぬ魅力を放っています。
具体的には、こうしたシチュエーションでは(物理的な)接近や聴き手への寄り添いを欠くことができませんが、寄り添いながらも感じられる揺れ動く先輩の感情、要所高所の緩急のある囁きといった諸要素によって、真摯に受け止められているかのように感じられる仕掛けになっています。

3 総括
これを一読したそこのあなた、ぜひ「カートに入れる」をクリックしましょう。
なお、注意しないと作品世界に過度に没入するリスクもあります。
用法・用量を守って正しく聴取してください。

1 はじめに
レビューを書こうにも、「こんな先輩がほしかった」という、私情としか言いようのない思いが迸ってしまいますが、軌道修正してレビューに取り掛かります。
糖度が高く癒やし効果は抜群なので、そうしたものをお求めの向きはぜひご購入を。

2 アピールポイント
唐突な質問ですが、皆さんは社会人でしょうか?
社会人であれば、どのような職場や職業といえども、宮仕えゆえの疲れは避けがたいものです。
そして、できればそんな疲れを吹き飛ばすような癒やしを求めたくなるはずです。

本作はそんな癒やしを高品質、効率的に供給してくれます。

何せシチュエーションからして、職場の先輩/後輩の関係。しかも、根っからの好意というおまけも付属します。何なんでしょうか、この桃源郷。

しかも、それに乗っかるのお声は「CV:優木かな」です。
穏やかでいて、相手を労るような声色なのだから勝利が約束されたようなものです(し、現実には大勝利です。)

また、シチュエーション倒れに終わらず、セリフに見られる細部にリアリティを感じさせます。社会人ならば「分かるわー」と言いたくなるはずです。

のみならず、繰り出される奉仕の数々は、痒いところに手が届く寄り添い型支援です。
こんな支援を受けたら自立に向けた助走というより、一歩間違えれば、依存に向けた助走になりそうです。それぐらいに甘いです。

先輩もまた端々に頬を緩ませるような隠しきれない感情の起伏が垣間見え、行為そのものだけではないキャラクターとしての魅力をカンストさせています。

シチュエーション、キャラクターの造形、CV、作中の言動と全てにおいて最適化され、(経済学的な意味での)効用を最大化させる仕掛けが万全に施されています。

3 総括
これを一読したそこのあなた、ぜひ「カートに入れる」をクリックしましょう。
なお、注意しないと作品世界に過度に没入するリスクもあります。
用法・用量を守って正しく聴取してください。

1 はじめに
本作は前作を継承し発展させた続編という位置付けです。
「しょにおや!」シリーズにおける続編自体は過去にもありました。
また、いずれの過去作も内容も演出も優れた傑作でした。
本作は、そうした過去作の継承者として爆誕しました。もちろん、過去作同様に折り紙付きの実力を兼ね備えていることは改めて摘示しておきたいとおもいます。

しかし、本作には過去作にない重要なポイントが一つあります。
過去作はおおむね「第一作より深まった関係性を描くこと」に重点を置いていました。
このこと自体は本作にも共通するのですが、その深まりが異次元に突入しています。
それは、「新婚」というより踏み込んだ関係になっているということです。
このことによって、前作と今作をもって関係性が自己完結になっているのです。
私たちは、ここに自己完結型コンテンツの誕生を目撃したのです。

2 アピールポイント
能書きが長くなりましたが、本丸に迫ります。

糖度は極めて高いです。
聴くまでもなく分かりそうな気がしますが、これは重要なので強調しておきます。

甘さの根底にあるのは、新婚特有の-これは現実の新婚生活という意味ではなく、二次元界隈にのみ存在するある種の幻想としてのという意味です-何ら妨げるものがないもない頻繁な接触、囁き、いたわり、これらが紡ぎ出す癒やしでしょう。

糖度の高さゆえインシュリン注射が避けられないような気がしないではないですが、本作そのものが疲労回復への効果が期待できるのではないかと思います。

3 総括
これを一読したそこのあなた、ぜひ「カートに入れる」をクリックしましょう。

重ねて指摘しておくと本作は自己完結型コンテンツに仕上がっています。
それゆえ、注意しないと作品世界に過度に没入するリスクもあります。
用法・用量を守って正しく聴取してください。

1 はじめに
割とおっとりしたヒロインのラインナップが多い「しょにおや!」シリーズですが、本作はお嬢様という今までなかったヒロインです。
また、そのヒロインを演じるのが某機動戦士でもお馴染みの声優・Lynnさんです。
果たしてどのような作品に仕上がったのか気になるところです。

2 アピールポイント
まず、当然のように思えますが、第一線で活躍する声優さんの演技の幅がいかに広いのか驚嘆するでしょう。
「こういったキャラクターを演じていたらから」のような予断をもって聞くのではなく、一度無にして臨むと穏やかなお嬢様キャラと親和性が高いことに圧倒されます。
小難しいことを並べ立てていますが、とにかく聴いてみてください。それだけで良いのです。

次に、ストーリーについてです。
展開自体は「しょにおや!」ではお馴染みのものばかりです。
しかし、だからといって決して羊頭狗肉と思ってはいけません。
先に触れた声優さんの演技にも連なりますが、要所要所で囁きや喋り口調、リスナーをどぎまぎさせるかのような言動が挿入されることで、一歩間違えれば凡庸なASMRに堕しそうなところを魅力的な作品にしています。
小難しいことを並べ立てていますが、要するに、ヒロインの魅力を存分に引き出しているということなのです。

3 総括
これを一読したそこのあなた、ぜひ「カートに入れる」をクリックしましょう。

1 はじめに
作品を端的に言うと、美容師の国府田理桜とより親密になった聞き手が、一層の美容ケアを受けるという癒し系音声です。

本作は続き物になりますが、特に前作を知らなくても楽しむことができます。
とはいえ、前作を知っていた方が、格段に尊さがアップすることは間違いないです。(後述)

2 アピールポイント
本作のアピールポイントは多岐にわたっていて(つまり魅力的に過ぎるので)、とても限られた字数でまとめることができません。

そこで、独断と偏見でニ点だけ記します。

2-1 深まる関係性、それを生み出す声優さんの力量
本作は前作の後継ですが、単品としても楽しめます。そうであっても、前作を踏まえて聴いてほしいです。関係性はより強固に深まっています。
前作以上に踏み込んだ間柄の理桜を堪能するためにはマストです。
この変化もいとおかし。

2-2 「CV:小原好美」の効果
声優としての小原好美さんの活躍は周知の通りかと思いますが、ややもするとヒット作の声に引き摺られてか「アホの子」のキャラに向いた人という印象が先行しているように思えます。
そうしたキャラの演技が出色なのはもちろんなのですが、今作のようなボーイッシュだけど優しさを隠せないというキャラであっても器用に演じています。
演技が上手ということだけではなく、そこに尊いキャラがいるかのような確かな存在感を示せているのは、小原好美さんの実力の賜物です。
この演技が、本作の魅力を更に高めていることは間違いないでしょう。

3 総括
これを一読したそこのあなた、ぜひ「カートに入れる」をクリックしましょう。

1 はじめに
2022年の夏、全国津々浦々で猛暑が続いています。
そんな暑い夏は、ぜひ涼みたいものです。できれば、気を許せるようなパートナーがいればなお良いでしょう。

本作は、そんな猛暑の真っ只中でも頑張るあなたにぜひお勧めしたい一品です。

温泉地で水音に耳を傾けながらの涼みだけではなく、完成されたウィスパーボイス(CV:上田麗奈)が彩りを添えてくれます。
しかも、ウィスパーボイスの主は自身の後輩で、殊勝にも心の底から慕ってくれるのです。
これほどの贅沢はなかなか得ることができません。

2 アピールポイント
本作のアピールポイントは多岐にわたっていて(つまり魅力的に過ぎるので)、とても限られた字数でまとめることができません。

そこで、独断と偏見でニ点だけ記します。

2-1 深まる関係性、それを生み出す声優さんの力量
本作は前作の後継ですが、単品としても楽しめます。そうであっても、前作を踏まえて聴いてほしいです。関係性はより強固に深まっています。
前作以上に大胆な、しかし恥じらいや躊躇いを隠せない可愛げな後輩を堪能するためにはマストです。
また、後半に進むほど、後輩の声色に関係性に対する余裕のようなものが垣間見られるようになります。
この変化もいとおかし。
このような機微を過不足なく演じきったのは上田麗奈さんの面目躍如です。

上田麗奈さんの出色の演技と、それが生み出す絶大な癒やし効果は、一聴に値します。

2-2 温泉地という地の利
本作は、上田麗奈さんの声だけではなく、自然音にも抜かりがありません。
温泉地に行けなかったとしても、行ったかのような疑似体験ができます。

また、温泉地ということで混浴や耳かきのような温泉地と密接不可分なイベントは過不足なく用意してあります。
温泉地の強みを活かしたシチュエーションはばっちりです。


3 総括
これを一読したそこのあなた、ぜひ「カートに入れる」をクリックしましょう。