森です。さんのレビュー一覧

クシャミたすかる。

バイノーラルマイクを使った耳をもみもみして、ふさいだりしてその圧を楽しむ作品。
アドリブ一発撮りとのことで、当然ながら同じような音声は二度と作れないのでしょう。似たものは作れると思うけど。
だからこその、くしゃみたすかる。
そして最後までもんだりふさいだりしながらトークがかわいい。

つまり、スパチャさせてくださいおねがいしますなんでもやるたい!

ソシャゲのブルーアーカイブからの公式ASMR作品。

真面目な女の子ユウカと作業通話をすることになる。
作業通話、懐かしい響きである。

さて、本作はトラック2までは別々の場所にいて、トラック3からは同じ場所にいます。
この距離感が絶妙で、トラック2では、ある一定の距離までしか声が近づいてきません。
最初こそ近くで聞こえていた声は、作業と同時に離れていきます。
それに比べてトラック3からは同じ空間にいるので、不意打ちのように近くで声が聞こえてドキドキすることが多々あります。
同じ空間にいるからか、会話もゆるやかで楽しく、ユウカの機嫌が良いところが感じられて癒されます。
その上での最後の寝息。
もう、一緒に寝るしかないよね。

思い立ったがアドリブ、といった感じに作成された一作。
その割に本編2時間にフリートーク30分ととんでもなボリューム。
いやぁ、すごいw

内容としては和鳴るせさん演じる「神」がひたすらにしゃべり倒すだけ。
どうやら女の子の姿になっている神に、昨今の神事情を語られつつ、色々とトラック名にあるようなことを語られます。
結果私は小籠包を食べたくなりました。
そして和鳴るせさんのフリートークは最高。

一人の声優さんによる一人二役はエムデンやトレント&トリエステぶりですね。
今回はロイヤル艦隊のシリアスとダイドー。
二人が登場している時は、基本的に左耳がシリアスで右耳がダイドーです。

本作では、シリアスとダイドーにそれぞれ個別にトラックが用意されていて、シリアスはマッサージ、ダイドーは耳かきとシチュはしっかりと分かれています。
そして基本ネガティブにいきがちな二人の会話は、純粋な癒しの合間に笑いをもたらしてくれて、「はぁ、癒されたぁ」というよりも「楽しかった、面白かった」って気分になります。

トラック2もトラック3も好きなんやが、個人的にやはりバイノーラル故の二人から話しかけられたり、ささやかれたりがゾクゾクして好きです。

ただこれだけは言わせてくれ。
まんじゅう数えられてもまんじゅうが気になりすぎて寝れんのよw

もうすべてが思い付きのような感じで喋ってるのがひたすらにかわいい。

トラック1、断捨離中の会話の合間合間の絶妙な間が好き。なんか、天丼とは言わんが、途中からふふっと笑ってしまうw

トラック2、もうなんかいろいろ思い付きで喋ってる感がすごい好き。「おこられるかな～!?」とかほんま好き。

トラック3、上記2トラックから一転、ほんわりいちゃいちゃな感じが尊い。

トラック4、ふりーとーく中の和鳴るせさんがかわいい。とてもかわいい。

つまり、全体的にほんわかまったりちょっとふふっとくる作品でした。

申し訳なさそうにしている、「普段は厳しい女上司」が、自分の前でだけ弱っていて、更には甘えてくれる。
この「自分の前でだけ」というところが非常にくすぐられる作品でした。

特に、しっかりとした上司の顔や言動が、徐々に本心を見せてくれて、冗談まで言えるようになって、甘えてきたりして、最後には恋人同士になる。
その変化が無理矢理ではなく、丁寧に書かれていて、すんなりと聞くことができました。
それにしてもまぁ、甘えた瑠奈々さんかわいいな!
名前で呼んで、って甘えてくるとことか最高やった。

特に月光ちゃんのボソッと言うセリフがすべてかわいい。

淡い恋心を抱いているからこそ、独り占めをしたい。
しかし、今の関係が壊れるのがこわいから言い出せない。
何やら秋水ちゃんも好意に近いものを抱いている。
下手につつくとその感情を自覚して、ライバルになるから下手につつけない。
もやもやというよりももんもんとしている感じの月光ちゃんがただただかわいかった。

本作のヒロイン、珠理奈ちゃんは20歳。
年齢的にはしっかりと大人です。
でもまぁ、20歳ってまだまだ子供という人もいます。

珠理奈ちゃんもそんな感じで、サムネを見てもわかるし、人物紹介でもわかりますが、外見はもうしっかりとした大人の女性です。
でもいろいろあって泣いちゃったり、テンパって暴走気味に話しちゃったり、恋愛経験ゼロだったりとかわいらしさがめっちゃ目立ちます。
大人故の押しの強さや行動力と、少女のような元気さ、天真爛漫さ。
その二種類を合わせて、ただひたすらにかわいいです。

個人的にトラック3での、告白時のてんぱり具合と、文字起こしできないようなむにゃむにゃとした声が面白くておすすめ。

従妹という、先に関係性があるからこそ、出会いとかを吹っ飛ばして最初からある程度気安く進みます。
でもだからこそ、あと一歩を踏み出すのが難しいというのもあって、そんなちょっとじれったい関係が聞けてとてもほっこりとしました。

個人的におすすめはトラック4の耳ふー。
大人っぽい、色っぽい「ふー」ではなく、元気いっぱいな「ふーっ!」っていうのがまたかわいくて、ちょっとふふっと笑ってしまいましたw

お財布を拾ったのがきっかけでできた縁。
この機会を逃してなるものか!ってくらいめっちゃぐいぐいくる少女がかわいい。

ぐいぐいくるけど理不尽さなどはなく、しっかりとこちらに対して敬意をもって接してくれるところが「できた娘さんだなぁ」としみじみ聞いてしまった。

個人的にはトラック3の電話のとこが好き。
それまで当然ではあるが両方の耳から聞こえた声が、片方から、それも近く聞こえてどきどきが止まらんかった。