春雨㌧さんのレビュー一覧

全力の愛でお世話するお姉ちゃんとなんだかんだでその愛をしっかり受け止める妹ちゃん。
妹ちゃんもきっと、まんざらでもなく笑顔でお世話されているんだろうなと想像するとキュンとしました。
時には愛が溢れすぎて妹にそっぽ向かれて慌てるお姉ちゃんも可愛かったです。

ASMRとしても、シャンプーやドライヤーの音が動きに合わせて動いていくところが人にされると気持ちいいよねと思い出して心地良かったです。

全力で愛されたい!という方におすすめです。

これまでの百合体験も良かったのですが、今回は百合観察ということで待ってましたという気持ちでいっぱいでした。

幼なじみから恋人へ変わっていく気持ちの変化がじっくり丁寧に描かれている作品でした。

ずっと一緒に過ごしてきてなんでも分かり合える二人でお互いの気持ちはよく分かっているけれど、だからこそしっかり思っていることを話し合おうとする関係がすごく良いなぁと思いました。

とにかく全編通して甘い。
お二人演技の自然さも相まって甘い。
これに尽きました。

やっぱり百合って良いなぁと再確認できました。

頭からっぽの方が百合詰め込めるが愛言葉だそうで、まったくもってその通りでした。

愛されクソガールな佐野、モテおっとりお姉さんのスズはもちろん、後半は胃を痛めながらフォローに回る綾さん、元カノ花音さん、みんな魅力的でした。

主に佐野とスズさんの関係性がメインとなっているのですが、どう頑張っても甘い雰囲気にはならない。
そんな時に元カノ登場で、2人の気持ちにちょっとした変化があったりなかったり?
無自覚なヤキモチがなんとも可愛かったです。

今後3人の関係に進展はあるのか、ないのか?
妄想が捗りますね。

前の2作が少し重めだったこともあって今作はサクッと聴ける百合ボイスドラマでした。
すごく楽しく聴かせていただきましたありがとうございました!

ことのはアムリラートの続編で未来と過去のお話。
一度は終えたふたりのお話でしたが、こちらはそんなふたりの別の未来、ifの世界、過去のお話を描いたものでした。
未来編では、トゥルーエンドはもちろんバッドエンドもなるほどと感服しました。
前作でもお互いに歩み寄って助け合ってきた凛とルカでしたが、それでも言えなかったこと見せられなかった部分を伝えあって、本当の意味での家族のような関係になっていく過程が心に刺さりました。
前作よりシリアス強めな分いちゃらぶシーンに頬が緩みました。

過去編は8歳のルカとレイさんの思い出のお話。
謎に包まれたレイさんの過去も垣間見えます。
凛の言葉を借りるならやっぱりルカは天使ですね。

ことのはアムリラート本編あっての本作ですが、個人的にはいつかのメモラージョの方がより好きでした。
ことのはアムリラートをプレイされた方はこちらもぜひ。

百合、都市伝説というお話に惹かれてプレイしました。
都市伝説がテーマとなっていますが、その裏には人間の悪意が隠れているという部分が好みでした。

主人公の朔夜は非常にボーイッシュで、どちらかというと男性的でとてもかっこいい女の子で好感が持てました。
気品溢れる大人な女性の塔子と可愛らしい後輩の小兎、それぞれに惹かれていく様が丁寧に描かれていました。

それぞれのルートがあるのですが、3人ルートは少し笑ってしまいました。
ですが、すべてがつながってそれぞれの過去にケリをつけるところは良かったです。

ボリュームは控えめですが、サクッと楽しめるのでちょうど良くも感じました。

いわゆる異世界ものです。
ですが、自分の元いた世界とよく似ているけれど全く言葉の通じないという状況に置かれて、周囲の人に助けられながらその世界の言語を勉強してなんとかその世界で過ごしていくという硬派な異世界ものです。
凛とともにユリアーモを勉強というのが、学校で英語を勉強し始めた時のことを思い出しとても新鮮でした。
なにより凛がとても頑張り屋で好感が持てました。

そして百合としても、純百合アドベンチャーというジャンルの通りゆっくり深まっていくふたりの関係性に終始にやにやが止まりませんでした。

ルカの片言の日本語もなんとも可愛く悶えました。
天使かつ小悪魔なルカ、そりゃ凛もああなりますよね。

甘々なだけじゃないちょっと変わった百合を求める方におすすめです。

脅迫状から始まる恋ということで、序盤のギスギスした感じがちょっと心にきましたが、そんな出会いや汐里の健気な行動を経て近づいていく2人の関係ににやにやが止まりませんでした。

汐里、海琴それぞれの視点で読み進めていくため、あの時はこんな感情を抱いていたのかと知れて面白いです。

分岐もなく安心して物語を進められます。
表情も結構細かく表現されていて見ていて退屈しませんでした。

気になる点を残してのハッピーエンドでしたので、続編に期待です。

最初はなんともいえないでこぼこな三人の関係。
お互いに気持ちをぶつけ合いながら自分たちらしい家族のあり方を探していく、そんな三人のお話です。

仁美の不器用な優しさ、深雪の傍にいて包み込むような温かさ、夢華の悲しみを受け入れてから知る淡い初恋。

そんな三人の人間ドラマが丁寧に描かれていました。
とても心温まるお話でした。
それでいてしっかり百合という要素もあり大変満足でした。

前作もそうでしたが、映画を一本観たようなそんな充足感が味わえます。
次回作も楽しみにしています。

毎週水曜日にいつものランドリーで会う2人。
少し世間知らずで危なっかしい恵恋とそんな恵恋が可愛くてついつい世話を焼いてしまう真紀菜。
季節を巡りながらなんでもないやりとりを積み重ねていく2人の関係性についつい引き込まれました。

一応社会人百合ですが、なんというか女子校の秘めたる恋のような、うまく言えませんがとても儚い印象も受けました。

あさのさんはとてもいいキャラでしたね。

音楽にもこだわられているようで、とても綺麗な世界観が表現されていました。

いつかまた2人が交わることを願ってなりません。
とても素敵なお話でした。

所謂デスゲームものです。

始まった当初は主人公も戸惑い、流されるがままに進行されていきますが、他の参加者とぶつかり関わっていく中で成長していく様は見ていてとてもかっこよかったです。
他の参加者もそれぞれ命がかかっているので序盤は殺伐とした印象もありますが、展開していくにつれて皆思い思いの信念やスタンスが見えてきてとても魅力的になってきます。

百合という要素もありそちらも満足でした。
主人公が真摯に向き合っており、気持ちを打ち明けられた時の反応などもとてもきゅんきゅんしました。

ボリューム感も十分でとても楽しめました。
デスゲームもの、百合、どちらにおいてもおすすめです。