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2024年07月14日
ネット広告で何度も見たこの漫画。クーポンがあったのでせっかくなので購入してみた。
作中でも何度も繰り返されるように主人公のスキルは弱い方だと自分でも感じた。ただ弱い方というだけで無能や雑魚などは言いすぎだと思う。まあこれは最底辺からの成り上がりをするため必要な表現だと納得している。
さてそんな弱いスキルでどうやって主人公は勝つのか、それは対戦相手のスキルを理解しハッタリを聞かせ。相手の油断と検証不足で生まれた隙をを討つ。
実物を見たわけでない人から聞いただけの対戦相手が主人公の作戦にまんまとハマったり、ぶっつけ本番のスキルを使いこなすなど少々都合の良いことが起きているが。
相手のスキルの上位互換を手に入れるとか。一瞬で観客の数十、数百のスキルをストックして使いこなすとかもなく。
最初に説明された手札で戦い、多少の粗はノリと勢いでそこまで気にならなかった。
このクオリティならば次の巻にも手が伸びる。
年上のお姉ちゃんメイド、いいじゃないですか。
実はこの作品で聞くまで、のぐちゆりさんは年下の人懐っこい人物を演じる印象が強かったが、声の感じが急激に変化しているわけではないが、話し方で幼子をあやすお姉ちゃん感が出ていることに驚いた。
さて内容の方は仕事の終わった夜に聞くとほとんど朝まで熟睡さ、特に肉体も精神もヘロヘロになるまで酷使していると効果がでる。
これは作中の主人公、若き領主も激務に追われる身だと言うことが聞き手に共感しやすいからだろう。
そしてさり気なく会話に差し込まれる昔話や思い出の品々、あの時にアレコレを貰ったや昔は泣き虫だったとか、実際に見ていないのになんとなくでもその風景がイメージできる。good。
自分、そういう想像をかきたてるエピソードが好きだ。