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作品世界の空間作りがとてもお上手なので没入感が強いです
心を許した親しい相手だからできる自分にも相手にもちょっとだけ素直な会話、台詞選びも演技の間も絶妙で世界に入り込めますね
相対性理論の例え話ではありませんが、人によって時間の流れる速さは違うのかなって気分にさせられます
彼女の口から語られる想い出話はシリーズ物故の積み重ねという強みが活きていて、よりズシンと来る物があります
勿論過去作品を知らなくても今作は楽しめますし、知らなくても「そんな事もあったね」と思わず言いたくなるくらいの雰囲気作り力がこの作品にはあります
特に上田さんの台詞の言い方と間が絶妙で何だか不思議と相槌を打ちたくなりますね
吐息等にも言葉以上の情報量があり、曖昧ではないけど明瞭の少し手前な気持ちが感じられました
この辺の上手さは本当に一流だなと改めて思いましたね
過去があっての今、そして今を踏まえての未来を感じさせるという構成は見事としか言いようがないです
音響もシナリオも演技もコンセプトも全て期待を裏切らない出来です
2024年04月05日
基本ずっと面倒見がよくそれ自体が作中で変化するということはないのですが、それでも時折見せる本音や弱さのギャップがまたいいなと思いました
ただやって上げるのではなく一緒にやろうと促す関係もまた魅力的で、結果的にではありますが雨嘉さん自信も聞き手の存在による気付きがあったりと、実はお互い補い合ったり心の支えにしてる部分ももしかしたらあるのかって感じがよりキャラの魅力を引き立ててますね
日常物なんだけどお互いの言動が相手に何かしらの影響を与えて終わらない共生関係がどんどん回り続けていく感じがとても好きになりました
ドラマ的にはトラック3と5が好きですが、トラック6のあくびが可愛いので一番リピートして聞いてます
さすがの演技力といいますか、登場人物は安済さん演ずる遊美と聴き手側の先生のみで、他の人物は日常会話の中に出てくるだけ、しかも聴き手は喋らないので掛け合いもない
そんな中で安済さんは思春期の刺がある演技からちょっと親しみが出てきた感じの演技、段々慕って色々歩み寄ってくれる演技まで広い表現の幅で説得力を出し、聴き手を物語に引き込みます
演技力だけでトラックとトラックの間に日常を色々重ねたんだなってのが実感できますね
あと細かいところですが会話の間もお上手ですこちら(聴き手側)が返事を返したり相槌を打ってる様子が聞こえてくるくらい間が絶妙です
それに安済さんはASMR特有の距離感の演技もお上手ですね寝息トラックの時に特に感じたのですが、それこそ唾を飲む音や鼻息などの声に出さない音の演技もお上手です
終わり方も綺麗ですし特典の寝息トラックも安眠できるのでオススメです
私でも名前を知ってる実力派声優の方々ばかりということもあってか雰囲気作りがとてもお上手ですね
アットホームというか、親しい友人や親戚宅にお邪魔して過ごしてるって空気が凄いですね
実在する家族感が半端ないです
三者三様のキャラクター達のやり取りを眺めてるだけでもニヤニヤしますし、部分的に参加してるのでさらにニヤニヤです
家族の温もりに包まれたい方はオススメです
鬼頭さんのちょっとダウナーな低音ボイスが囁きやASMRと相性抜群ですね
個人的に始めて知った鬼頭さんの声がこのタイプだったのでこういうタイプの声だと何か嬉しいです
シンプルに演技力が高いというのもありますがASMR特有の技術といいますか、鼻息や吐息を上手く使って密着感や距離感を出すのがお上手ですね
特に添い寝トラックでその真価を発揮してる気がします
こちらのサークルさんは女の子視点で百合を体験するというビジュアルのない音声作品の特徴を活かした新しい視点の作品が多かったのですがこちらは一周回ってシンプルな百合観測作品ぬいぐるみや観葉植物になりきり百合を見守ります
女性視点で百合を楽しむのもよいですが、やはり声優さんお二人による掛け合いも素晴らしいなと再認識いたしました
会話を聞いてるとどうにもニヤニヤが止まらないですお節介おばちゃんじゃありませんがアシストしたくなりますねでも私はぬいぐるみなので我慢我慢その我慢でまたもどかしくなりニヤニヤが加速します
特に素晴らしいのがボーナストラックの愛してるゲームです多分どんなに憂鬱な時でも反射的に表情がニヤニヤしてしまうと思います
寝息パートまで行くともうおはようからおやすみまで見守ってる気分ですね
サンプルを聞いて二人の関係性が気になったら是非