黒いトリさんのレビュー一覧

前作までは日本の昔話を中心に作品を朗読されていましたが、今作では初の外国作品で有名童話【シンデレラ】の読み聞かせとなっています。

お話を序盤から聴くと「こんなに新しい家族が出来るのを心待ちにしていたとは…」と、改めてシンデレラの心境に触れて少し新鮮な気持ちになりました。

今でも父親の再婚理由に納得がいかない等、昔と変わらない部分もありますが…。

結末は皆さんがご存じの通りハッピーエンドになっているので、安心感があるのも良い所です。(グリム童話版じゃないのでご安心ください)

今回朗読されている【雪乃瀬りむ】さんは大分落ち着いた声で読まれているので、安眠する要素を充分に感じる魅力的な声だと思います。

ご出身は東京らしいのですが、岩手でも少し過ごされた期間があるとの事。

岩手と言えば宮沢賢治や遠野物語なども有名なので、いつかそちらの朗読も聴いてみたいと思いました。

【残業】という字面ですら見たくない人も多いであろう時間を、可愛い後輩ちゃんと一緒に過ごす羨ましい時間として聴く事が出来る内容の作品。

作中で課長に押し付けられた案件でお疲れな主人公を、後輩ちゃんがひたすら褒めて元気付けようとする姿は微笑ましく、更にはぎゅーッと抱きしめられながら好意を囁かれたら元気になるしかないです。

しかし一方的に励まされるのはフェアじゃないので、主人公くんには後輩ちゃんに対して、これから頼りになる所を見せてほしいかな?と思いました。

オフィスラブという親密な関係ではまだないと思いますが、それ未満の少しイチャイチャした作品として聴く事が出来て癒されました。

前作が【狸のお祭り】という個人的にはメジャーではない作品だったのですが、今作では日本昔話界隈のレジェンド的な存在【桃太郎】の朗読になっています。

昨今では、コロナが流行る前から絵本の朗読の機会などは少なくなった印象です。

その為、ラジオで時々聴く様な音声朗読作品をお求めやすい価格で購入できたのはとても嬉しいです。

今、改めて桃太郎を聴いて見るというのも新鮮な気持ちでした。

作中では『鬼征伐は面白かったなぁ』とか言っているので「桃太郎意外と好戦的じゃん?」とか思ったり…。

今回朗読されているのは【桃井りか】さん。

とても可愛いらしく良い声で、落ち着いた朗読をされていたので大分リラックス出来ます。

本当に声が良いです。大事な事なので二回書きました。

ご本人は関西出身との事、朗読時は普通の標準語を使われていて、とても綺麗な発音での朗読だったと思いました。

某、世界一悲しい鬼退治ほどの目新しさはないものの、今もなお語り継がれる不変のお話を改めて聴いて見るのも面白いものだと感じます。

こちらの作品は、昔話や童謡などの朗読音声を就寝時に使用する事で、聴いた人を癒す事を目的とした音声作品です。

サークルの初作品として発売されたのがこの作品で、今回朗読されたのが【狸のお祭り】というお話になっています。

タイトルだけ見た時にこの昔話は存じ上げない作品だと思ったのですが、聴き進めて行くと昔聴いた様な部分が出て来ました。

なので、実際は過去に聞いた事がある作品だったんだな～、と懐かし気持ちになりながら聴く事が出来て面白かったです。

朗読されている【きさらぎりひ】さんの声も、ご本人がマイペースと語る通り、声質からゆったりとした雰囲気も感じられて今回の作品にも合っていると感じました。

少し惜しい箇所としては、BGM有りで聴くと最後の部分が急に終わるように感じたので、ゆっくり音がフェードアウトして行くなどしてくれると個人的に好みだったかもしれません。

全体的には、お求めやすい価格で昔の名作を聴く事が出来る音声作品として満足出来る内容でした。

昔話や童謡に興味ある方や、睡眠時にリラックス出来る音声を求めている方にオススメ出来る作品です。

人気アプリゲームの日常をほのぼのとした雰囲気で描いている4コマ作品。

作中では、ここ暫くは使用していないロイヤルビタージュースの存在などが出て来て少し懐かしかったです。(また使う機会はあるのかな…)

わりと、過去のアニメ作品ネタもあったので、そこも懐かしくて好きなポイントでした。

作内で、オラオララッシュみたいな事をしているキャラがいましたが、原作の別のキャラが同じネタの固有演出を持って来てしまったので、微妙に被ってしまっていて面白かったです。

同じ作者様が手掛けた作品に人気アプリゲームを題材にした作品がありますが、本作も別の有名アプリゲームを題材に使用している作品です。

扱う原作は過去作と違いますが、共通する内容として…

・ラーメン店を巡るグルメマンガ
・主役のキャラが身分の高い身の上で好奇心旺盛

などが、作風として共通する部分だと感じました。

特に身分の高いキャラが、あえてラーメンを食すというのは親近感を感じて面白かったです。

ラーメン以外にも、カップ焼きそばを取り扱ったお話もあって、真似しやすいアレンジレシピが書かれていたのも嬉しい要素でした。