Liste der Rezensionen von きゅうてん

普通に魔女とその弟子の日常マンガだと思って買っていたんです。
それが。だんだん魔女とその弟子の関係の始まりとともに、歪さが少しずつこぼれ落ちていくのが、みんな明るい顔をしている分、余計に不穏さが際立っていました。あれ?これはなにか思っていたほのぼの系ストーリーと全然違う。そう確信していた時は全てが遅かったです。
後半のシリアスの部分で驚きと衝撃が一気にきたした。でも、この業の深さがとても好きです!すごく面白かったです!

漫画の赤本の最終巻です。

・ハウツー本を読んでも、その通りにできない
・自己管理が苦手
・どうして怠けるのか

こういった悩みの原因と対策をマンガでわかりやすく伝えてくれています。
なまけ病(自己コントロールができない)場合は、何を使って対策をすればいいのかをわかりやすく教えてくれています。

また、この回では学校をテーマにして一つ一つかみ砕いて説明してくれるため、もっと学校の勉強をしっかり聞いておけばよかったと繰り返し読むたびに思えてきます(笑)

こちらの小冊子本は本編後ではありますが、くっついた後なので単体でも読めると思います。とはいえ、本編を読まれた方がよりカズネくんの感情の解像度が高くなると思います。

お祭りに行って、酔って帰って浴衣Hという内容ですが、情景描写が本当に濃厚です!Hのカズネくんの蕩けていく姿や、妖怪と人間という種族の違いの葛藤を鮮やかに描かれています。

Hは濃厚なのに、全体的にしっとりと話をまとめ上げてくれています。
後日談が気になっていたので、読めてよかったです。あやみね先生、ありがとうございます!

最近文字を書くようになり、上達といいうものがわからなくてぐだぐだ気味の自分に対してこの本がビンタしてくれました(笑)

創作にも必要な努力があるが、義務感でやろうとするとダメというのはまさに仰る通りで「な・・・なるほど!!」という気持ちにさせてくれました。

あとはがむしゃらな努力ではなく、方向を見定めて努力しないと続かないというのは確かに・・・と、当たり前なのかもしれないけど、自分には思いつかなかった考えでした。

また、きっと何度も繰り返し熟読していくんだろうな。と想像できる本でした。

ただ、個人的に同じ内容だけれども、ネット投稿用に編集された内容の方が先に持ってきてくれるほうが、初見には理解しやすいと思いました。

(1話のマンガで伝えたいことが最後に要約してくれているから要点を求めている人間はそっちの方がすぐに理解できると思うので)