kzj的赏析一览

無人島で生き延びる感じがちゃんと出ていた作品だったなと。
元ネタはまったく知らないけど、知らなくても、キャラの掛け合いが楽しく感じた。
それにものを拾ってクラフト、余力が出てきたタイミングで島の謎に迫るという過程も王道だと思う。

プレー時間は全エンディング見て2時間くらいかな。
キャラクターが多く登場することでほかの無人島サバイバル作品とは違ったエンディングが生まれてるのもいい感じ。
ゲームがうまい人だと、バッドエンドを見るほうが苦労があるかも。

はじめはムカつく相手だった未々谷さん。
そんな牧飼くんが恋に落ちるほのぼの身長差コメディーで読みやすかった。

なにか起こると未々谷さんから逃げちゃう牧飼くんもカワイイ。

未々谷さんの表情の寄りのコマは目が綺麗。
吸い込まれるように見入って楽しめるかなと。
クールそうに見えて、少しぼーっとしているところがある未々谷さんが愛らしかった。

音がない余白の使い方と小刻みな波のように上げてくる音がより雰囲気を引き立たせているなと。

パイプオルガンの音だろうか。
単音を少し間を開けながら聴かせることで、気分もあがってくるものなのかと新鮮な気持ちで楽しめた。

終盤にはより音をピーキーに上げてくる感じで、クライマックスという雰囲気が抜群に出ている感じもした。

曲を開いた瞬間からテンポがめちゃ早いサウンドであふれて、一気にその世界観に引き込まれる作り。
曲調としては明るい感じに少し不穏さを混ぜているから、より明るさが引き立つ気がする。

繰り返しの効果音をうまく利用して、それ自体が1つの音楽になっているという印象も残った。

最後まで曲のテンションが落ちないから、疾走感を感じたまま楽しめると思う。

ちょっとした会話からストーカー行為を受けるようになった話。
重い話ではなく、すでにプライベートにまで侵食されてしまってるので、会話を楽しんですらいる。

ストーカーに対しても礼儀は失わない主人公だからこその、会話の面白さがった気がする。
エンディング後にも実はまだちょっと続くけど、そのパートは個人的な解釈だけどストーカーの妄想の産物で何も起こらなかったなのかなと。

お値段分は楽しめる。

クラス替えでヒロインと離れてしまった主人公の男の子。
けれど、物理的に距離ができたからこそヒロインの魅力に気づく。

デートに誘う一歩の難しさ。
勇気を出して誘ってみてうまくいったときの嬉しさ。
告白してみて気持ちが一緒だったときの喜びを感じた。

友人たちもいい人たちでほっこり。
デートを誘う練習台になってれるのが優しいし、祝ってくれるのも良かったなぁと。

青春時代の淡い気持ちが呼び起こされるような気がした。

基本的には密室に監禁された主人公が脱出を目指すゲーム。
主人公や女の子のセリフが明るめだから、ダークすぎないのが遊んでいて心地良かった。
プレー時間は2時間弱といったところ。

なお、目を背けたくなるような絵の表現もある。
作者さんがその表現をカットできる機能を搭載してくださっていて、プレーヤーのことを細かいところまで考えてくれてると感じた。

その希望は、本当に希望なのか。
一捻りされているところが、この作品の評価をより高くしていると思う。

説明書きやスクリーンショットからでは情報がほとんどなく分からなかったけど、オーソドックスなコマンド戦闘RPGで移動は3Dといった感じだろうか。
プレー時間は30分ほど遊べばクリアできると思う。

物騒な単語が並ぶ。
単なる想像だが、強くなりすぎてしまった主人公の騎士にとっては、相手が無抵抗に近いものでも、もう殺戮する対象にしか見えないのかもしれない。

死に場所を探して彷徨った結果こうなったんだろうなって。

なお、ラスボス以外の全部の敵と戦ってみたが、ラスボスは倒せなかった。
そうなるからこそ、このタイトルの作品なんだろうなと感じた。

いつの間にか距離ができてしまっていた幼馴染のメイドのソフィア。
ある冬、その距離を再び戻していくが、その先には。

ソフィアがなぜこのタイミングで距離を戻しにきたのか。
その理由を知ると見方がガラリと変わるかもしれない。

それと、無料ながらソフィアがLives2Dで動く動く。
表情も豊かで、いろいろな表情をするから遊んでて飽きなかった。

日々の会話を重ねてお触りできるようになる。
紳士でいくのか、そうではなく接するのか悩みどころかも。

プレー時間は1、2時間ほどあれば遊べるかな。
さらにその先の関係になりたい方は製品版でというところだろう。

気になる方は落として遊んで損はないと思う。

女子高生2人が学園のマドンナに起こった謎を調査していくアドベンチャー。
オーソドックスなRPGのようにキャラクターを動かして進んでいき話を聞いていくのが基本。
プレー時間は丁寧に文章を読んでいくと、10時間ほどといったところだろうか。

女子高生が主人公ではある。
けれど、途中からはハードボイルド小説のような気持ちで読み進めていた。

キャラクターそれぞれの心情は繊細な部分まで、破綻なく描かれていてお見事の一言。
それでいて、核心からほど遠いモブキャラの会話は普通の高校生の感じが出ていて、作者さんのセンスが光っていると思う。

途中、ギミックも面白く感じて慣れるとしっくり来た。
ミニゲームのようなパズルも入る。
ゲーム性としても飽きはこなかった。

真実を突き詰めた先に、待っているのは決してハッピーとは限らないかもしれない。
けれど、胸にずしりとくるし、しっかりと余韻も残る作品だと思う。