究極の愛ってなんだろうなっていう問いかけ、よくあるじゃないですか。あれ死ぬことだと思うんですよね。
ホラー映画とかでね、「俺たちずっと一緒だぜハニー」「そうねダーリン」みたいなカップルがね、片方殺されそうになると見捨てて逃げるじゃないですか。神父の前で永遠の愛を誓ったはずの夫婦もね、金やパートナーより魅力的な異性を前にすると不倫やら骨肉の争いやら繰り広げるじゃないですか。
で、なんでそういうことするかって言ったら、そりゃ幸福になりたいからですよ。金たくさんあって気持ちいい、素敵な異性をセックスして気持ちいい、そういう幸福を手に入れたいがために、人は愛を投げ捨てるんです。愛=幸福なんて嘘っぱちです。
で、幸福ってのは生きていないと味わえません。当然ですね、全部五感を通じて得られるものなんですから、生きていないと五感は機能しないんです。
だからこそ、そういうのを相手のために全部かなぐり捨てられる。衝動的かつ発作的な行動かもしれません。
ですがその瞬間だけでもね
・快楽・富・享楽・怠惰>その人
が
・その人>快楽・富・享楽・怠惰
へ逆転するわけです。
倫理的に許容されるわけないんですけど、それはもうもの凄いことだと思います。死ぬのは当然、想像を絶する苦痛を伴うでしょうからね。
だからこそね、最後の最後に「好き」って言ってくれて、私はもうそりゃ嬉しかったですよ。
後輩ちゃんね、孤独だったんですよね。
素直じゃない幼い自分にも優しくしてくれる先輩が好きで好きでたまらないから、他の人と話して浅はかなやきもち焼いて、それで意地悪しちゃう小学生男子メンタルなんです。
それを誤解しちゃった主人公は命を絶つ選択をしてしまうわけなんですけど、そうすることで後輩は本当に主人公のことが好きだったと愛が証明されてしまうのは、何だか皮肉だなぁと感じて笑顔になれました。
長々と駄文を失礼しました。
シリーズ化したら買うよ!!!!!!!!
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