つなほし님의 리뷰 일람

扉を開けて「おかえり」を言ってもらえる幸せ。
社会に疲れて落ち込んでいるのを励ましてもらえる幸せ。
あの手この手で癒そうとしてくれる人がいる幸せ。
この作品にはたくさんの幸せが詰まっています。

ボーナストラックのおやすみピアノは圧巻の30分超え。
寝る時の入眠BGMにも良し、落ち着いて作業したいときの作業用BGMにも良しの万能BGMです。

あと添い寝ぽんぽんの破壊力は凄まじいです。

ジャンルに「純愛」と「狂気」があります。
混ぜたら危険の二つのタグが混在しております。

「君」のことを愛し案じ献身的に支えるも時には焼きもちを焼いたりする優しい幼馴染彼女。
楽し気な日常。微笑ましい光景。どこにでもある景色。境界線の上

「君」のためにナンデモスル彼女。
あれは本当に事故、想定外だったのでしょう。境界線の下
…ほんとに?これが下?

「君は幼馴染の彼女に救われたい。」
救われたいのは「君」の意思?「救う」為の前提条件は?

「私はいつでも君の味方だよ。」
「味方」になる為に必要なのは?

もっと下に気づいた時。「狂気」の意味を知るでしょう。
…いいえ、私が気づいた「下」なんてまだまだ「狂気」の一端に過ぎないのでしょう。

愛ゆえに傍にいたい、愛ゆえに力になりたい、愛ゆえに縋って欲しい。
…ゆえに手に入れたい。
ナ ニ ヲ シ テ デ モ

「こんな最期を迎えられたらそれはとても幸せなのだろう」という思いと
「こんな最期を迎えられるよう日々を健やかに過ごそう」と思えるようになる作品です。
不摂生や危険行動が原因で重い病気やケガになってしまえばそもそも「看取り」にすらたどり着けません。
十分に気をつけても「運が悪かった」ことで穏やかな最期が迎えられないかもしれません。
「自分は誰かに看取ってもらえるのだろうか?」という恐怖にも似た悩みがありましたが
そもそも穏やかな最期を「看取って」もらえること自体がある意味、贅沢な悩みなのだと思えるようになりました。

ASMRはシチュエーションも相まってひたすらに穏やかになれます。
優しいささやきと脳に適度に響く音に癒されます。
個人的に耳かきの心地良い密閉感とガリガリ感がとても好きです。