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先輩が好きだった。だから、告白して条件付きではあるけれど認めてもらえた。先輩の騎士兼犬として。
先輩を傷付ける人がいればその人から先輩を守る。
先輩の笑顔を奪う人から先輩を護る。
先輩が笑顔になるなら犬にだってなんにだって俺はなれる。
周りから見ればこの関係は歪で不純な関係に見えるかもしれない。けど、寂しがり屋で怖がりの先輩を救えるのなら、笑顔に出来るのなら。
ねぇ、先輩?先輩はこれからどうしたい?
今まで先輩の願いを叶えてきた。何故かって?
決まっている……好きだからだ。
周りの事とか、資格とかどうでもいい!
憂妃先輩、大丈夫だよ。
ここは2人だけの保健室。
寂しくならなくていい、怖がらなくていい。
だから、ずっとここに居よう 憂妃先輩
ヤナギを喪った時、俺の心は空っぽになった。大切な家族を失ったから。
けど、君は。ヤナギは帰ってきた!
「人」としての状態で…………
それでも、ヤナギはヤナギだった。趣味、思考や行動が「猫」だった時と変わらなかった。ヤナギなんだ。
でもヤナギ、「人」として甘えられたり甘やかしてきたりするのは正直恥ずかしいんだ!その姿で迫られるとその………「猫」じゃなくて1人の「女の子」として見てしまうというか……いや、嫌いじゃない!嫌いになるわけがない!すきだよ!大好きだよ!!!
や、ヤナギ!?何を言ってるんだ!?!?!?
それは嬉しいけども順番があるというか、ね?
あー、もう!!!分かったよヤナギ!
これからもずっっっと一緒だからな!!!!!
もう絶対に遠くになんて行くなよ。ずっと一緒だ