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本文102ページのA5版サイズで作成しました。Prologueから第三夜まで収録してあります。
pixivやHP、マンガハックなどに上げている漫画に修正とおまけを加えたWeb再録本となります。
〈あらすじ〉
不思議な町、月宮町に住む普通の女の子恵理は、引っ込み思案な性格も手伝って友達が少なかった。
流れ星の降る夜に「友達が出来ますように」と願った翌学期、アメリカから転校生がやってきた!
世間知らずなお嬢様アリスとその弟アルトは、町に現れる魑魅魍魎をどうにかするためにやってきたらしい。
内気で霊感皆無な恵理と、暴風雨みたいな魔女アリスの少し変わった学校生活が始まる!
――現代怪奇ファンタジー、此処に開幕!
〈目次〉
Prologue:始まりに至る為の前哨譚………十四頁
大昔から、この山は忌み山として嫌われてきた。つい数十年前、開拓されるまでは。都心にそこそこ近いというこの土地は、住宅地や、学校、チェーン店が立ち並ぶ一見普通の町になった。
私達は、一部残ったお山を毎日遠目に眺めながら暮らしている。
第一踏:この宵に来たれり……十六頁
アメリカの富豪、ノルベール・カスタニエの養子であるアリスとアルトはその頃コンツェルンの私有地であるデリングヴァール島の館に住んでいた。
その日、ノルベールは二人を呼び出して言った。「お前達を極東へやる」。ノルベールの思い付きによって二人は突如日本にある月宮町の夜間巡回員のバイトをさせられることになった!
二人の異国での生活が今、始まる。
第二縁:自走する二つの点Pは何時相見えるか?……十八頁
アリスのかねてからの強い要望により、地元の中学校に通うようになった二人。アリスは初めての同年代の友達が出来るかもしれないと大はしゃぎしている。
一方、アリスの隣の席になった恵理は、持ち前のコミュニケーション不全症候群を遺憾なく発揮させていた。
第三夜:子供達は廻る星空の夢を見るか?……二十二頁
今朝やってきたという、アリスとアルトの親代わりの片割れ、ユリウスは、その後来た月宮御三家の一つ、檜枝神社の宮司の娘から何やら話を聞いて、アリスたちに一束の書類を差し出した。曰く、「お前達がやるバイトの概要だ」。そういえば、一話でそんな事言ってましたね。そんな事すっかり忘れていた二人は流されるまま、夜の巡回を始めました。
†-酷く青い空の向こうで……四頁
#+χάρις βίβλος εἰμί οὐ diá ἀρχή……八頁
&+”kloa keno axti verdi”kit