気付きはなぜ習慣を変えるのか? マインドフルネス”7つの視点”

・イラストの練習を習慣化したい
・創作活動のアウトプットを安定させたい
・今より大きな影響力が欲しい
・健康的な生活習慣を身に付けたい
・漠然とした不安をどうにかしたい


この作品は、こういった悩みを解消してあなたが望む未来を選び取るための、15362文字のテキストファイルです。

ウサギの穴を超えて、思い込みを晴らす旅をしてみませんか?

あなたは今朝、駅に向かうまでにどんな決断をしましたか?


「朝食に食べるものは…」
「忘れものはなかったか確認しよう…」
「この道を曲がって…」
「駅に着くまでの時間を有効活用するために…」


…こういう些細な決断を改めて意識することは少ないかもしれませんが、それでも決断には違いなくて、積もり積もるとそれなりの回数になる事は想像に難くありません。

僕たちは毎日膨大な数の決断を繰り返しています。その数はなんと、ケンブリッジ大学の研究によると最大35,000に及ぶとも。一見すると突拍子もない数だけれど、立ったり座ったり、何処へ向かって何をするかなど、一日の暮らしを振返ってみると何気ない決断を、意識しないうちに何度も繰り返している事に気付きます。

普段の生活で僕たちはほとんど無意識に数え切れないほど多くの決断を下して、その結果を享受しています。そしてこれこそが、あなたの人生を変えてしまう“習慣”と呼ばれる仕組みの正体です。

このテキストでは”良い習慣”をつくるための、もしくは“悪い習慣”を無くすためのコツをまとめています。

習慣というのは、”生活する中で身に付いた決断のパターンと、それに伴う“意識しない行動”のこと。例えば、あなたの住む町の最寄駅からあなたの自宅までの経路。「どの出口を出て?」「どの角を曲がって?」「どの道を通って?」などは簡単に思い出せるだろうし、どれだけ疲れて帰ってきていても意識せずに実行しているはず。

そんな感覚で、無意識の間に行っている行動があなたの人生の大部分を占めている、と考えると驚きもありつつ、「気付いたら人生の残り時間が減っている」と考えると少し勿体ない気がしますよね。

普段は無自覚に行っているそんな決断(=習慣)に目を向け、観察して、新しい気付きを得られる精神状態のことを【マインドフルネス】と言います。マインドフルネスというのはつまり、“今この瞬間に何を選ぶのか?について主体的になること”。

このテキストは、大きく3つの章で構成されています。

●第1章では、習慣とマインドフルネスの関係について改めて解説していきます。

習慣とは何なのか?、無意識の行動と【思考・感情・身体感覚】”という3要素との関係とは?、マインドフルネスで制御できる○○とは何なのか?、瞑想の種類が多種多様な理由は?、習慣化に必須な“if-thenルールとはなんなのか?などに触れて、習慣とマインドフルネスに出来ること・出来ないことを明らかにしていきます。


●第2章では、普段の生活をマインドフルに送るための3つの段階と、7つのコツについて。

特に、科学的な研究や精神医療の現場で用いられている技法を元に、普段の仕事や家事、趣味の中にマインドフルを取り入れる方法を紹介していきます。実際にそれらを採用するか否かはあなた次第だけれど、周りの意見に囚われず、あなたがよりあなたらしくなるための視点になるはず。


●第3章では、それらの視点を具体的にどのように活用するか?について、実践的なアイディアをまとめています。

マインドフルになるための方法は瞑想だけではありません。他にも色んなやり方があって、あなた自身の個性が出てくるものでなければなりません。ここで紹介するアイディアを元にあなたなりの習慣を組み立て、無理なく実践できることを確認して、あなたの望む未来へ向かって行動を続けてみてください。


このテキストが、あなたの望む未来への糧になれば幸いです。