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「シロナガス島への帰還」 へのレビュー

オススメ! 同人ではなかなか見られない骨太ミステリー

2024年01月20日   インイア さん

このレビューは参考になった x 1人

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主人公の探偵、池田と相棒の極端なコミュ障ヒロインのねねこが依頼を受け、謎と曰くに塗れた孤島、シロナガス島へと赴き・・・というシナリオ。

一つの物語としてなかなか良くできており、序盤のトリックの謎から味方(ミステリーでは特に情報の出揃わない序盤中盤辺りは容疑者・被害者候補とも言う)どころか敵ですら一枚岩ではなくそれぞれ思惑があるために状況が混乱し、それを主人公が1つずつ明かしていく様はなかなか見ごたえがあった。

まあ敵勢力が色々と適当すぎるとかヒロインの性格がああなのは幾つかの場面で口を出させないためなのが露骨で種明かし前から察せるとか時限イベントでボイスを飛ばさないと絶対に間に合わないイベントが1つだけあるとか言いたいことが無いわけではないが、読んでて面白く先が気になるなら細かいことである。

後日談もなかなかはっちゃけていて面白かった(後日談はギャグ展開と言って良いものであり本編の様な謎解き的な要素はない)。正直順当に推理すれば何とかなる本編よりギャグ展開で予想できない後日談の方が明らかに死んだけどまあ些細なことである。

総合すると気になる部分が無いわけではないが価格や豪華声優陣やシナリオ全体の完成度から見れば些細である。値段以上に十分楽しめるオススメの一作である。

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