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クラスメイトには内緒で女装している男子と、その秘密を知って彼に交換条件を持ちかけた委員長な女子のお話。

委員長の女の子は責任感があり「とにかく誰にも嫌われないいい子でいなくては」と自分を追い込んでしまっており、女装した男子の秘密を知ったときは純粋にストレス発散の道具に使おうと思っていたのですが、悪いことがキスや上半身を触ったりするセクハラと愚痴止まりだったりする辺り、本当に真面目に育ってきたのだなあと思いました。
(いや、セクハラはだめですが。)

女装している男子の方も、最初は気持ち悪がっていたのですが、彼女のことを知っていくにつれてそういう気持ちはなくなり、むしろ支えてあげている感じがし、好感が持てました。

最終的にはカップルになる両者ですが、自分が読んだときそこで終わっていたお話にいつの間にか二つほど短編が足されておりました…。
特にバレンタインのお話は彼女の可愛らしさの爆発と、家の厳しさの両方が垣間見れるエピソードとなっていて、非常によかったです。

アップデートのお知らせメールは何があっても届くようにしておかないといけないことを物凄く実感した作品でした。