同人誌・同人ゲーム・同人ボイス・ASMRならDLsite
{{ login_id.substr(0, 30) }}{{ login_id.length > 30 ? '...' : '' }} さん
このレビューを掲載しないほうがよいとお考えの場合は、理由をご入力の上、[報告する]ボタンをクリックしてください。 この報告は、レビューの削除をお約束するものではありません。内容によっては、削除されない場合もございますのであらかじめご了承ください。
「チェンソーマン 11」 へのレビュー
2022年11月04日 ねろるな さん
このレビューは参考になった x 3人
レビュアーが選んだジャンル :
デンジ君はマキマさんに騙されていました。 それによりポチタを失った後に家族同然となったアキやパワーも失ってしまい、何よりも自分を拾ってくれた、ドン底から引っ張り出して幸せを感じさせてくれた大切な拠り所であるマキマさんが自分の事など見ていなかったと気付きます。 ありとあらゆるものを失い何も考える事など出来ない状況の中でそれでもデンジ君はマキマさんが好きだという答えを出します。 当時の自分にはそれが理解出来ませんでした。騙されていたと怨む意外の選択肢はないと思いました。 しかし、今ならわかります。 チェンソーマン第一部終了後、自分は1人の女性に恩を感じて尽くしていました。それはもうデンジ君がマキマさんの犬になりたいという気持ちがわかったかに、その女性に尻尾を振り従順なペットのように尽くしました。 しかし、自分はその女性にとって本当に都合の良い犬でしかなかったんだろうとわかりました。 余計な口出しをせずに尻尾を振って尽くしている事だけを望まれていたのでしょう。 その女性の望みを叶えていく事で信頼が出来ていたと勘違いした自分は余計な口出しして鬱陶しがられました。 その鬱憤しがる様子こそが本心だったのかと失望しました。 しかし、それでもその女性を憎みきる事が出来ません。 今までの優しさが偽りで、内心で自分をどう思っていたかもわかりませんが、その女性に尽くしている間は楽しかった。確かに自分は幸せだった。 デンジ君がアキやパワーに出会えて家族のような仲になれたのはマキマさんに仕組まれたものなのでしょうが、それでもデンジ君は2人に会えて過ごして幸せだったのでしょうし、デンジ君がマキマさんを好きだった気持ちも嘘でなく本当だった。 だからデンジ君はマキマさんを憎みきれないのでしょう。 この漫画はデンジ君に幸せになってほしいと保護者のような気持ちになれました。どうか2部でデンジ君が幸せになれますように。
(* は必須項目です)