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「アウラルと光の竜~Gathering Light~」 へのレビュー

オススメ! 王道を軽快かつ丁寧な筆致で描く、健全?長編RPG

2024年09月08日   抹茶茶 さん

このレビューは参考になった x 1人

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まずはじめに。主人公たちモン娘の見た目はすこし独特なデザインで、ともすれば引いてしまうかもしれません。ですが、そのちょっと引いた感情こそが、この作品に感情移入できる鍵となったりもします。そして、次第にかわいく思えるようになってきます。
ですので、ぜひ引くだけにとどまらず、興味を持っていただければ、いちファンとしてこれほど嬉しいことはありません。

以前フリーゲームをプレイして以来、次回作(時系列としては前ですが)作成中ということで長らく気になっていましたが、まさかここまでの大作となるとは思っていませんでした。

個性豊かな(本当に個性豊かです。なにせ種族からして全員違うので)主人公たちの特性を活かして、さまざまな強敵を打ち破っていく戦闘ももちろん楽しいのですが、このレビューでは特に、ストーリー面を強く推そうと思います。

王道のストーリーラインを支える、共存と歩み寄り、異文化交流、居場所といった大小ざまざまなテーマ。
基本的にコミカルでありながらも、モブのちょっとしたセリフにまで行き届いた丁寧な筆致が、締めるところはバッチリ締める綺麗さにつながっています。
(配慮と呼ばれて厭悪されがちですが)読者の心情へのフォロー、あと細かい伏線もかなり丁寧です。
先へ先へぐいぐい読ませる物語と、簡単ではないにも関わらずすらすら進めるゲームバランスに、ボリュームが気になりませんでした。

全16章、濃密で長い、とてもいい時間を過ごせました。文句なしのオススメ作品です。
見た目がどうしても受け付けないというのでなければ、ぜひ一度プレイしてみてください。

でも健全というのは嘘です。かなり嘘です。


たしかに直接的な描写こそないけどさあ!!!

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