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「君は幼馴染の彼女に救われたい。〜それは、純愛か狂気か。〜」 へのレビュー
2024年02月17日 アオバズク さん
このレビューは参考になった x 3人
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「私はいつでも君の味方だよ。」 この作品はこの一言に集約される。 ひたすら、ただひたすらにウィスパーボイスの優しい幼馴染は側にずっと居続けてくれる 時にはイタズラっぽく笑い、時には会社でもらった義理チョコに嫉妬して、時には一緒にご飯を食べて でもある瞬間から私は彼女にある疑問を抱くようになる 「なぜ自分はこうなったのか?」「この出会いは本当に偶然?」 「今の穏やかな暮らしって実は…」 そして、「これは本当に純愛なのか?」 だが私よ、そんな疑問なぞ海にでも捨ててしまおうじゃないか ただ一つ絶対なる真実 「彼女は君を救けたい」 が間違いなくこうやってある、ならば私はただ 「彼女に救われたい」んだから…… と気づけばズブズブと物語へ入り込んでしまうレベルの本作。 瑚白ユリさんのシナリオはもちろんだが、息遣いや時に見せる静かな激情、そして何より神の視点にならない聴く側の主観を決して外さぬ構成と音作りは見事。 間違いなくこの作品は「瑚白ユリと私だけの世界」なのだ。 こんなの純愛以外の何者でもないだろ!
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