ユーリーさんのレビュー一覧

番外編4。冬休みの話です。凛音に渡したクリスマスプレゼントの話をする冬馬と虎龍の、ライバル関係でありながら小学生らしい親友という絶妙なバランスが良い。
虎龍が毎日凛音の手料理を食べている事を羨ましがる冬馬と、特別視していない虎龍の温度差が面白い。残り物を振舞おうとした虎龍を止めて豪勢な料理を急遽作る凛音というドタバタ。惚気合う二人を前にした虎龍の思いも良かった。

ついに小学生と付き合っていることがバレる大ピンチ展開。と思いきやバレた相手も同じく4歳差の彼氏持ち。そして凛音達とは逆の歳の差というのが面白く、こういう目線で見る年齢差恋愛というのも奥深い。そんな新キャラもなかなか濃いキャラでダブルデートがどうなるか楽しみ。そして凛音と千早が付き合っていると周りが誤解し始めている事も密かに楽しみ。

凛音の制服姿に対する感想が「かっこいい」という小学生らしさが眩しい。すれ違いを解決していくことで自分の気持ちと向き合うことになっていく展開が良い。しかしそこに虎龍が絡んでややこしいことになっていきラブコメとしても好調。それと同時に年の差という問題に対して考えさせられる。番外編で冬馬と虎龍の関係性の話も良かっただけに三角関係がどうなるのか。
やはり今巻はハグシーンが良かった。ギュッと抱きしめている感じが好き。

グイグイ来る年下男子と書いてありますが、生意気なタイプではなく一途で自省もするかなりしっかりした少年で好感が持てる。
恋をしたことがない凛音が冬馬に対する気持ちで悩む際に、幼馴染の男子が良いアシストをしてくれるエピソードも好き。番外編の二人の出会いも関係性に説得力を持たせていて良い。
すれ違いや勘違いに不運が重なり、本人たちはいたって真面目なのにラブコメと化している作品です。

拗れに拗れた凛音・冬馬・虎龍の三角関係が遂に隠しきれなくなり打ち明ける事になるが、その切っ掛けがまたしても偶然の重なり。一応丸く収まるが、つくづく凛音が難儀。全てを理解した上での小学生コンビの対応が子供らしくて良かった。しかし厳しい立場になった虎龍は良いヤツなだけにツラいし、凛音もそれを理解しているのがさらに読んでいて効く。凛音と冬馬は相変わらずラブラブで微笑ましい。まだまだ見守りたい二人です。

王位継承戦にマフィアの大規模抗争と旅団のヒソカ狩りと混迷を極める中、まさか回想が挟まれるとは。旅団結成の経緯に関する話ですが、色々と意外であると同時に流星街を含む彼等の仲間に対する思いに強い説得力を感じる内容だった。パクノダの制約もグッと来る。一方船の方では面白そうな能力が明かされたり、モレナ側を巡る動きが興味深い。

ミッチー&まりんと共に合同ライブ。それぞれの思いが色々とすれ違いながら陰キャのTENと絡んでいくのが面白い。天音が風邪を引いた話からの展開が上手く、ここからサブキャラへ焦点が当たっていき、まりあのギャル友達の掘り下げ編。まほろの悪意無くフリーダムに天音を困らす展開が良い。やよいとTENの意外な繋がりも今後どう活かされるか楽しみ。

良い塩梅にサブキャラにスポットが当たり始めた。それでもメインは早乙女と音無の二人というところは揺るがないバランスが好印象。マネージャーさんは真面目そうで変態、早乙女妹は姉同様熱烈なTENファン、アイドル仲間も上手く話に絡んでくる。終盤仲違いがありますが、いつの間にかそんな展開が始まるほどの関係になっていたというのもポイント。相変わらずドタバタの百合コメです。

音の姉と菊乃の会話から二人が音をどう思っているかの話。菊乃のセリフがカッコいい。
そして文化祭。自分のかわいい声が見た目と合わないことにコンプレックス抱く新キャラ登場。さらに喋れない音も含めて劇をやることになる展開。自分が菊乃にしてもらったように、今度は音が誰かを助けようとするのが熱い。そんな音の背中を押す菊乃、のはずが表情の演技力に問題があるという問題発生が面白い。
劇がどうなるか気になる文化祭準備巻です。

くま回想編の締めからですが、くまがルフィに掛ける思いの強さ、そしてサニー号を守っていた件についても回収されます。現代に戻ってからは怒涛の展開。くまの姿をしたパシフィスタ達がボニーに牙を剥く最悪の展開、それを覆す盛り上がり。更に事態は混乱を極め、この戦いに参戦してくる顔ぶれに度肝を抜かれました。まだまだ盛り上がりそうなエッグヘッド編です。