穂積さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 6位 | (役に立った数:1,075件) |
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投稿数ランキング | 139位 | (総レビュー数:263件) |
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2016年01月19日
「ぱい☆パニック」シリーズの5作目です。
先に注意事項なのですが、[作品内容]に書かれているのは1作目のあらすじであって、主人公は共通であるものの、本作を含む2作目以降では場面が転じています。
4作目から何故スカイダイビングに至ったかはサンプル2の左下の方に書かれた通りです。
今回はまさかの空中で合体します。
ファンタジー作品で自力の飛行能力を有しているならともかく、パラシュートの不具合で生死に関わる落下中でありながら、女を脱がして美味しく頂いちゃう主人公の馬鹿さとラッキースケベ能力にはもう笑うしかありません。
そんな馬鹿馬鹿しい展開を同作者の美麗で頭身の高い絵柄でやると笑いもエロさも倍に膨れ上がります。
そして、本作は状況ゆえに女体を下半身から見上げる構図が多く、下乳の丸みが際立って実に良かったです。
2015年11月28日
この単行本を象徴する一文が「太ももせんせーしょん!」の中にあったので抜粋します。
ヒロイン「普通にしてても太ももの間に隙間できないんだよ?」
男「むしろ そこがいいんだ~!」
これです。この掛け合いに本作の魅力が濃縮されています。
標準体型よりも太めで、そんな自分に負い目を感じて、卑下する台詞が節々に現れる女子(または人妻)。女の肉に、弾力に魅力を感じてしまう男子。
こういった性質を持つ男女が巡り合った結果、スリムな方が男にウケると信じる女子の心をこじ開け、肉を揉みほぐすのに合わせて先入観を解きほぐすラブコメが展開していきます。
自分に自信がなく恥ずかしがる女の可愛らしさが良く表現されていて、一方で肉感的な温かみが母性にも通じる安心感も感じさせる、そんな女体が詰まった作品集です。
2015年10月21日
男女間のLAG=差をテーマにした話が9本入った短編集です。
年齢差(20歳少女と38歳男)、階級差(女課長と平社員男)、グラビアアイドル(芸能人と一般人)、身長差(女>>>男)、性格差(相違点多くて書ききれない)、体型差(スリム少女とデブ男)、時間感覚(のんびり女とせっかち男)、清潔感(潔癖女と乱雑男)、方言(ズーズー弁美人と標準語男)が具体的なラインナップです。
ちなみにサンプルの1枚目は年齢差、2枚目は階級差、3枚目は時間感覚です。
要するに男女がLAGのせいで一度は険悪な関係になるものの、コンプレックス=引け目を克服してより一層深い絆を手に入れるストーリーの連続です。
物語の抑揚もさることながら、やはり安達先生と言ったら多彩なコスチュームが見所です。
例えば、階級差ではタイトスカート姿の女上司がOLフェチズムを刺激します。ストッキング越しのパンツを眺めたと思ったら、口でパンストを破いて美脚もろともスーツ美人を味わいます。
また、グラビアアイドルとのHでは服は全部脱いだのにニーソックスだけ脱がさずに最後まで行くと言う妙にフェチ感のある行為に及んでいます。
他にも、ズーズー弁の美人はファミレスでバイトをしていて、ミニスカウエイトレス姿の美しさは作中の主人公同様に一目惚れ間違いなしです。
このように男女の紆余曲折を頭身の高いスレンダーな絵柄で描いた良作です。
1巻同様ストッキングなどの女性の下着について解説しつつモデル役に当たる美女の脚線美を堪能できる内容となっています。ストッキングの構造について7編と、ストッキングが連結するボディ側の下着4種を採り上げています。
裁判所の証言台のように誓ってもいいですが、この本を開かなければ、私はそれらの名称も知らず存在すら認識せずに一生を終えた事でしょう。耳馴染みがないゆえに興味深い内容ばかりで、細かく書かれた字にも目を近づけて読み入ってしまいました。
もっとも、トリビアとして読み応えに負けず劣らず男性的な意味での実用性にも引き込まれました。普通なら男が見るはずがない下着姿を捉えたアングル、脚フェチのツボを心得た曲線美、フルカラーを惜しみなく使った光沢感、それらが巧妙に重なり合って女体と下着の色っぽい関係を表しています。
特にサスペンダーストッキングの破廉恥さは凶悪と言っていいです。これほどまでに淫猥な外見をしていながら、異性を誘う目的からではなく、衣類としての利便性を追求した結果、この形状になったと言う不条理さがまた一層興奮を倍増させます。
様々なシチュエーションを採り上げた短編が9本入った1冊です。
はいる/はぎとる/ひめる/みだれる/かさねる/むらがる/いぢめる/らぶどーる/おしえる
と言うのが各章タイトルで、一応上手いこと内容を象徴したネーミングになっています。
例えばサンプルの3枚は「はいる」の章からの抜粋です。いわゆる幽霊が憑依するかのように男が美少女の体に「入る」話です。作品側のジャンルタグに付いている女体化はこの章に該当すると思われますが、一般的な女体化とは微妙に趣きが異なります。自分の体が女に変わるのではなく、別の人格として存在する女性に入り込み、視点や感覚を体感するのです。男では一生味わえない女の着替えや女の興奮などを肌感覚で実感する新鮮さが売りです。
他全部説明してると文字数食いますし、ネタバレにも抵触しそうなので私が一番ツボにはまったのを挙げさせてもらいます。
取材に来た主人公に、若くてピチピチの海女2人が「むらがる」章です。もう冒頭から、こんな格好の海女が実際に居たら目のやり場に困って取材どころじゃない光景が広がっています。海女の薄い装束が濡れて肌に張り付き、乳房の形がくっきりと浮き出て、乳首が透け、女性的な下半身のY字ラインまで惜しげもなく見えているのです。下手に脱ぐよりも、透けて浮き出る感じの方がよりエロく、それを絶妙に表現している安達先生の着衣エロ技術は正に最高の一言でした。
関連作品欄にもある通り同名コミックの2作目ではありますが、一部変わったと所が有ります。
前作では1短編=1職業を単位としていましたが、今作ではより濃密に1フェチ=1短編で描いています。
つまり具体的には脚フェチ、手フェチ、うなじフェチ、舐めフェチ、隙間フェチ、尻フェチ、汗の匂いフェチ、ぶっかけフェチ、女王様&牝犬フェチ、口フェチなど女性の部位や行為に注目しているのです。
脚フェチはサンプルにも出ていますし、分かり易いと思います。靴屋で働く青年がOL風の女性客のタイトスカートから伸びる脚に触れ、ストッキングの光沢が滑らかなそれにマッサージをしたり口づけをしたりします。そして、Sっぽい女店長に見咎められて叱責からの脚コキプレイに発展します。
他にも、お尻を突き出して撫でたり舐めたりする尻フェチ、酷暑で汗だくになったパンストの爪先や股の匂いを嗅ぐ汗フェチ、歯科医の視点で口内を緻密に描写する口フェチ等ちょっと説明しないと分かり辛い物まで女の体をこれでもかと堪能しています。
しかも、いつも主題+αがある安達先生スタイルは健在で、例えば口フェチでは診察されている患者の女性がミニのタイトスカート&パンスト姿で脚フェチにも嬉しく、歯科医ゆえ看護婦がそばに居てナース好きにも嬉しいと1粒で3度おいしい豪華さです。
そうやってメインに数えられていないのも含め、フェチの見本市と言っても過言ではない多彩な1冊です。
職業とそれにまつわるコスチュームをテーマとした短編が10本入った1冊です。
[作品内容]にもある通り具体的にはOL(通勤中)、スポーツジム、エレベーターガール、ウエイトレス(海の家)、遊園地の係員、看護婦、ウエイトレス(ファミレス)、バニーガール、CA、レースクイーンとなっています。
安達先生の作品全般に言える事ではありますが、コスチュームの良さを理解し、どの短編においても最後まで脱がさずに事に及ぶのが衣装フェティズムとして実に高評価です。
また、上記の具体例とサンプルを参照いただけると「タイトスカート&ストッキング」系統の衣装が過半数を占めているのがわかると思います。加えて「レオタード&ストッキング」が3種あります。
よって、本作は女の職業を幅広く網羅したフェチ集であると同時に、暗に「ストッキングフェティズム」に特化した脚フェチに嬉しい仕様にもなっているのです。
こう書くと同じような内容の焼き増しばかりと勘違いされるかも知れないので、念のため反証を挙げておくとサンプルのOLとエレガが好例です。2人の服はジャケット&ミニのタイトスカート&ストッキングであり概略で示すと似て見える反面、そこに展開されるのは「衆人環視のもとで淫猥な行為を望む痴漢プレイ」と「振動機械を中に入れて耐えながら仕事をする我慢プレイ」で、衣装+αの要素が付加されているのでマンネリ感とは無縁に10本10通りのフェチが味わえます。
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特定の衣装をテーマに据えた短編が10本入ったフルカラーコミックです。
関連作品欄にもある通り同名作の続編で、そのコスチューム愛は継承しているのですが、一部変わった所が有ります。
前作は短編10本=衣装10種だったのが今作では短編10本=衣装5種になっているのです。
これは手を抜いているわけではなく、1つの衣装に対して前後篇構成になり、表の願望と裏の願望を掘り下げる形式で描いているからです。
例えばサンプルにある「ゲームキャラの美少女ファイター」の場合、前篇では美少女キャラの敵となって勝利し、その褒美とばかりに彼女のパンツなどを堪能するわけですが、後篇では自分がやられる側になり敵の美女に責められて精を絞られるのです。
コスチュームに合わせて差異はありますが、一つのシチュエーションに対してS側とM側の両方を味わえるようになっていると思えば理解が早いと思います。
実際見て見るとなるほどと思える納得感でして、同じ衣装でもそれを責め立てるのと、搾られるのでは全く違った装いになり、万遍なくしゃぶりつくすための巧妙な技法だと評価できます。
個人的なお気に入りはバレーボールの章後篇です。お姉さん達が男を取り囲み、お尻をこすり付けて愛撫する様子はブルマの質感もさる事ながら、女性陣の手足の長さが際立って非常に美しく、見ていて気持ちが良いハーレムでした。
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特定の衣装をテーマに据えた短編が10本入ったフルカラーコミックです。
全部挙げるとネタバレ過ぎかもしれないので抜粋するとレースクイーン、CA、ナース、OL、競泳水着、バニーガールなどを1短編ずつで掘り下げています。
何が良いって、脱がさないのが良いと言えば伝わるでしょうか。サンプルに上がっているレースクイーンを例にすれば、ハイレグを脱がして本番ではなく、着たまま乳を揉み、着たままストッキングに頬ずりして、着たままハイレグの隙間に挿入になるわけです。コスチュームを売りにしておきながら結局全裸(怒り)の作品も散見される中で、服の良さを忘れない姿勢は非常に高評価です。
また、本作のもう一つのポイントは「願望の実現」にあります。
例えばレースクイーンを独り占めしたいと願えば、理屈を度外視して従順にいう事を聞いてくれる美少女が現れ、その美脚や股に男がむしゃぶりついても嬌声を上げても悲鳴にはならず、コスチューム共々女体を心行くまで堪能できるのです。
さらにそこから派生して、美女数人に密着して囲まれたり、彫像のごとく動けない女性を犯したりと願望が色鮮やかに盛り込まれています。
中でも個人的なお気に入りはバニーガールの章です。フルカラーの強みを存分に生かした網タイツの光沢表現が絶品で、着替える所からスタートするのも相まって最高の逸品です。
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「ぱい☆パニック」シリーズの4作目です。
先に注意事項なのですが、ここの[作品内容]に書かれているのは1作目のあらすじであって、主人公は共通であるものの、本作を含む2作目以降では場面が転じています。
3作目のヒロインの紹介で劇団の裏方の仕事に就いた主人公は新たな美女と出会います。サンプルにもある通り劇団の花形役者が今回のヒロインです。
舞台でセリフを言っている最中にセットの足場が崩れ、偶然それに気づいた主人公は女優を下から支えます。
しかし、流石はこのシリーズ、当然穏便に持ち上げるはずもなく、主人公は美脚に抱き付き、尻の谷間に顔を埋める格好になってしまいます。
太腿のスベスベ感や女のいい匂いに主人公の股間は熱くなり、もう笑うしかないようなハプニングの連投を経て、舞台本番中に乳揉み合体まで行ってしまいます。
inkey先生の美麗なリアル調の絵柄で、このギャグテイストはズルいですよ。それでいて笑っちゃって実用性を削がれる事態には至りません。構成が上手いと言うべきか、がっつりギャグしてるページと美女が淫らに悶えているページが住み分けされていて、短い話なのにメリハリがありました。