イテリキエンビリキさんのレビュー一覧

『君みみ』シリーズ第5弾。
本作は約200円、シリーズ作品の中でも特別に安くしてくれています。
最初に買うならこれ?
その代わり、最初に聞くなら予習が必要です。
作品説明に目を通すべし。
ま、どの作品もオススメですけどね。

ゲッコーちゃんとアキミズちゃんは主人公に対して「友達」と繰り返します。
「私の友達と友達が友達になったら……ふひひっ」とか「ふえっ…!」とか、キミ達 あざとすぎません?
友達というけど、自分の知ってる友達の定義とは異なるカテゴリーで認識しているとしか思えません。
二人ともスゴくいい人です。

後の作品で主人公はゲッコーちゃんとくっつきますが、アキミズちゃんも無自覚ながら主人公のことが気になってたまらないみたいです。
アキミズちゃんも報われてほしいなぁ……と思いながら、もどかしい気持ちで本作を聞きました。
本作だと、二人とも友達以上・恋人未満の関係なので。

『君みみ』シリーズ第2弾。
主人公(リスナー)と友達以上恋人未満な「ゲッコーちゃん」のさらにお友達、「アキミズちゃん」。
彼女がヒロインです。

かなりの人見知り、かつ 自己評価がすこぶる低いです。
話すときにいちいち緊張して早口になっちゃうだけで、素直な人です。
話すたびにいちいち「いやいやそんな事無いって!おれアキミズちゃんといて楽しいから!」と訂正してあげたくなります。
高校3年生でこんなに朴訥としてたら、大学生になってから悪いヤツに絶対 引っかかっちゃうに違いありません。
守ってあげたい!

全年齢のASMR作品ですが、tr.4ドラマパートもいい感じです。
作品発売の時期から、季節は夏で想像するのがいいかな?

『君みみ』シリーズを全部聞きたくて、コレクションを集める気分で購入しました。

CV:速水奨さんは、女性オタクの皆さんから一定の支持を得ている程度しか知りませんでした。
聞く前は「ハァハァしたり耳舐めしたりするのかな?」と思って困惑しました。

実際に聞いてみると会話主体で、楽しく聞けました。
特におでんの下りが完全にコントパートでした。
(女性オタクファンが多い人気作品といえば『銀色な魂』って感じの漫画がありますが、ノリはアレに似てる気がします)

耳かきも結構ありますが、やっぱり分量的には会話がメインです。
耳ふー も数回あります。
優しい耳ふーでした。

普段は女性声優によるエロ音声ばっかり聞いているアテクシですが、男性ボイスの本作はまったく無理せず楽しめました。
おそらく一番おすすめできる人は速水奨さんのファンだと思います。
『君みみ』シリーズを買ってる人、特に男性オタクは忘れずに買ってほしいと思います!

P.S.
本レビュー執筆時現在、webラジオサイト「音泉」で『君みみ』の宣伝音声番組が配信中です。
パーソナリティーは本作主人公の速水奨さん!
本作を楽しんだ人は忘れずに聞いて欲しい!

2021年いっぱいで活動休止を宣言している、サークルとらいさうんど。
休止直前に番外編として漫画を公開してくれました。

【登場キャラ】
vol.02「真夜・真凜」(CV:沢野ぽぷら・柚萌)、
vol.05「一之瀬梨蘭」(CV:天知遥)、
vol.06「白井愛菜」(CV:こやまはる)
※当然ですが、本作は漫画なので音声は無いです

無料なのでサクっと読める分量なのはご愛嬌。
御幸詩子さんはお気楽な思考回路の女の子で、漫画で動かしやすそうなキャラをしています。
真夜さん・真凜さんもすごく漫画キャラとして扱いやすそうです。
こういうおまけ漫画って本編フルコース料理を楽しんだ人のために用意された〆のデザートに感じられてよいですね。
お屋敷づとめ。シリーズもですが、キャラがたくさんいる作品を制作している他サークルにもやってほしいです。

そういえば2021年内に音声作品をもう1つリリースするとtwitter公式垢でアナウンスがありましたけど、ひょっとしてこの子なんでしょうか?
「新人にも舐められるヘタレご主人さま…♪」的なツイートもされていたので、ちょっと期待しちゃいます!

琴音さんの個人サークルから久々の新作でした。

昨今の作品は収録時間が最短ラインで1時間、もっと長
く3時間も珍しくない…という感じです。
本作は30分強でした。
昔を2015年あたりの作品を知っているので「懐かしい感じだー」と思いました。
そう感じなかった人は価格を見て納得すること。

1トラック毎に、ラジオに来たメールを読むスタイルです。
柔らかい声色の優しさがたまらないです。
のめり込んでストーリーを追うタイプではなく、雰囲気にひたって可能な限り頭を使わないようにするタイプの音声という感想です。
(もし頭を使って聞くと「え、お姉さんともう会えないの…?」って気持ちになるので注意)

寝るとき、横になりつつ目を閉じながら聞くことオススメです。
逆に、起きてるときに聞く、特に作業しながら聞くと、話の内容がまったく頭に入ってこず「あれ、もう終わり!?」となりがちです。
実際、自分が何度もそうなりました。
幸い、収録時間も短めで、寝たい人に向いています。

全トラック結合ファイルは、屋外音声有りver.とお姉さんの声オンリーver.がありますが、声オンリーver.の肩はしゃべり始める際に息継ぎがはっきり聞けるので、そういうヘキの人は声オンリーの方をオススメします。

ユキト氏・箱河ノア氏のYouTubeライブ配信の音声をキレイにして聞きやすくしてくれたもの。

音声を聞くだけならYouTubeアーカイブを見に行くと聞けます。
寝ながらASMR音声を聞くのが好きな人は、YouTubeを使うよりこっちで個別の音声ファイルを聞いた方が便利だと思います。
仮にそうではない人でも、ユキト氏・ノア氏をちょっと支援する趣旨で買うのもアリだと思います。
(100円だし!)

少し前からお二人はASMR配信の内容についてちょっと考えている趣旨のツイートをされていました。
「ASMRしながらほにゃほにゃお話し」が中心でしたが、この作品に収録されている回からはASMRの音が中心です。
自分はユキト氏によるボクっ子の回が好きですが、ボクっ子は味付けぐらいな感じです。
各回の内容は作品説明欄に詳しく書いてあるので詳しくはそちらで。

歌い鈴はドォルさんの作品がずっと気になってきていました。
声優さんが同じなので、こちらを先に購入してみました。

6トラックすべて、その日に下駄箱に入れられた手紙1通分をひたすら読み進めていく形式です。
まず便箋画像を読んで、それから音声を…という順番が王道なのかもしれませんが、私はいきなり音声を聞いちゃいました。
(支障はありませんけど、でも1通目の手紙の最後はちゃんと画像で見ないとダメですね)

柊木さんのお声は本当にきれいです。
やぼったさと美人さが同居していて、ずっと聞いていたい声です。
もっと出演作増えてほしい!

おまけトラックは、最後のtr.6で「これで出すのを最後にします」と予告した直後、実際に会ったときの第一声です。
私としては、ここがメインの場面でした。
やっぱり可愛いですよ。
全年齢だからって避けてる人は損してます。

ニコニコ動画全盛期にASMR動画をよく出していらっしゃったゆめ子さん。
活動の後半で制作・頒布されたのが本作です。
(ご自身の個人サークルと思われる)

かなりシンプルな構成の作品です。
雨音・可愛い声のトーク・耳かき。
お宿の和服女性に耳かきしてもらう作品が以前は鉄板だったよねー、と感傷的になってしまいます。
イヤラシではなく、キレイなものを味わいたいときに聞く作品です。

ゆめ子さんはYouTubeに移動して少し活動した後、執筆時現在まで更新が無くなっています。
しかし動画サイトでASMR動画を追ってきたオタク諸氏はゆめ子さんのことを覚えていると思います。
そういう意味で、作品を鑑賞するという気持ちより、ゆめ子さんのことを思い出す気分で作品を聞きました。

とみみ庵はASMRがまだ世に浸透していなかった時期に、ニコニコ動画で「音フェチ」動画を順次うpしていた とみみ氏のサークルです。
曰く「自分が聞きたい作品が全然なかったので作った」とのこと。

他のサークル作品(田舎の宿系)で定評を得ていたものの、あまり出演作がなく謎の人だった藤堂れんげさんを起用。
狐巫女テンは藤堂れんげさんの第二の代表キャラとなりました。

「音フェチ作品の数は増え、今や自分の時代的意味は無くなった」という趣旨の発言をして活動を終了されたとみみ庵。
330円(執筆時現在)ながら、空気感・ストーリーの出来は白眉です。
「耳舐めください! 導入とばしていいよ!」派の私でも、テンさんが時折挟む「人間はいつか神とお別れする」という話題には、切なくて、無視できません。

仮に DLSite の音声作品を象徴する作品を1つだけ挙げろといわれたら、私はこの作品を推します。

お屋敷づとめ。シリーズ第9弾。
とらいさうんどさんのツイッターアイコンがこの子ですが、サークルさんお気に入りなんでしょうか?

CV:すずきあすかさんの名前は初めて拝見しました。
疲れて帰宅したとき、こんな子に出迎えてもらえたらくつろぐ!にこにこしながら喋ってくれるだけでいい!って感じの声です。

お屋敷づとめ。シリーズとしては珍しく、耳舐めがありません。
代わりに耳ふーがたっぷり入ってます。
vol.6 の白井愛菜さんに収録されていた耳ふートラックが好きだったので、この作品にも収録されていてうれしかったです。
耳舐めしか視界に入らない耳舐めジャンキーの方!この耳ふーは聞く価値ありですよ!