わんどさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 384位 | (役に立った数:36件) |
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投稿数ランキング | 408位 | (総レビュー数:28件) |
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2024年05月12日
前作である「ひびかけ色のキセキ」をプレイして悪くなかったため、本作にも手を出してみました。
プレイ状況としてはチャレンジには手を付けておらず、シナリオクリアまでしている状態です。
前途したように、本作は「ひびかけ色のキセキ」の続編であり、前作から一部のキャラが出ており、物語を進めると匂わす情報も出てきます。そのため本作に興味を持った方は体験版より先に前作をプレイした方がいいでしょう。丁度前作はフリーゲームで無料でプレイできますし。
ゲームとしても前作の延長線上のような作りなため、前作が合わないと感じた方は本作も合いません。
シナリオに関しては前作が逃避行から目的達成のため一丸となっていたのに対し、本作は拠点を中心に展開するためそれぞれ独自の思惑を持って行動しています。
主人公はカイト君なのですが、彼が前面に出ず展開するステージも珍しくありません。
前作が希望のある終わり方をしているの比べると、終盤の展開も含めビターな結末になっており、ある意味では人を選ぶものとなっています。
そして戦闘面に関しては構成が前作と同じですが、ところどころ変わっている部分があります。とはいえ戸惑うレベルの変更ではないため、プレイの勝手が違うということはありません。
難易度に関して始めの方は適当にやっていても問題ありませんが、act8辺りで戦略を考える必要が出てきて、パーティの入れ替えができるところまで来ると魔法とパーティの組み合わせを考えないと厳しいバランスです。一方で過去のステージを再プレイせずとも、クリアまで行けるバランスに仕上がっています。
持続ターン数の短縮で弱体化しているといえど、相変わらず暗闇が強力でした。
すっきりした終わり方にはなりませんが、どことなく心に残る、そんな作品でした。まさかこれも含めて「黒い」ということだったのでしょうか…
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2024年02月10日
他のプレイした方に比べ、自分はボイスロイドには興味がありません。そのため本作品はキャラクター云々ではなく、実際に面白そうだと感じて購入しました。
クリア時間は5時間に届かない程度とそこまで長くありませんが、あまりサブイベント等をやらずに進めたため、やりこみ要素をコンプリートしようと考えれば倍に近い時間はかかると思います。
さて、他のプレイした方も言及している通り、本作品はあの紙ゲーを思わせるゲームである一方、姉妹がプレイヤーということもあってか兄弟RPGの要素も感じさせます。
本作品の大きな特徴は何よりも、ほのぼのとした画風と雰囲気です。実際に真面目な話は断片的に出てくるのですが、主役である姉妹のキャラクター性もあって物語としてはそこまで深刻にならず展開がされます。
キャラクターも世界がそこまで広くないということもあってか、所謂モブを感じさせるキャラがおらず、一人一人個性を感じさせる出来です。
メインの敵役となる組織も話を進めていくにつれ内情が分かり、憎めなくなってきます。
戦闘は見た目は紙ゲーを思わせますが、味方と敵共に同時に行動するという変わった内容です。
敵の行動に応じた対応をしなければならないため難易度は比較的高く、特にボスは相手の待機モーションを見て適切な選択をしなければならないため初見殺し感が強く、初戦はゲームオーバーになる可能性が高いでしょう。
とはいえ回復アイテムや強化アクセサリーといった救済はあるため、ある程度何とかなるバランスにはなっています。
本作の問題としては移動や戦闘におけるテンポがよくなく、冗長に感じる点でしょうか。移動面は序盤を超えれば解決するのですが、逆に言えば序盤はとにかくこの冗長さに耐えなければならないのが問題です。
またタイミングを合わせての行動が求められるため、反射神経を問われるのが苦手な方にも向いてはいませんね。
2024年02月01日
セールで他のゲームを購入した際、少し金額が残ったため、低価格の探している時にアクションRPGということで目に留まったため、プレイしてみました。
クリア時間は3時間に届く手前と、価格からも分かるようにそこまで長くなく、隠しダンジョンやボスといったおまけも存在しない短編の作品となっています。
ゲームとしては特に独自のシステムが存在するというわけではない到って普通のアクションRPGです。主人公側も技や魔法を使えるということはなく、単純に武器を持って戦うというシンプルな物になっています。
しかし、それ故にゲームとしてはアクションRPGの基本が備わっている内容であり、タイトルの「最強」という言葉を信じてゴリ押しすると、あっという間に回復アイテムが足りなくなり、タイトル画面に戻される難易度です。
ヒット&アウェイや地の利を活かして戦うことが鍵となります。
こちらができるのが武器を使うだけあり、戦いでは如何に相手へ合わせた武器を使うかがポイントです。特に属性は重要であり、得意な属性を使うか否かで簡単に倒せるか変わり、ボスの中には属性さえあっていれば多少はゴリ押しができる程になっています。
よって何かしら苦戦する場合は自分の戦い方が悪い可能性が高いです。
一方で順当に進めていくと一撃でこちらのHPを半分以上持っていくというケースは少ないため、回復を多く持てばゴリ押しできるというバランスにもなっています。
つまり敵の攻撃を回避するのが苦手な方でも、こつこつと戦いレベルと金稼ぎをすればどうにかなるというわけですね。
ストーリーは正直あってないようなものです。特にドラマチックなイベントが展開されることはなく、ダンジョンの奥へ行きボスを倒すというパターンの繰り返しです。
特に期待を裏切るわけでもなく上回るわけでもない、普通にプレイできて普通に面白い作品でした。
2022年10月27日
和風の要素がありながら、その世界はネットというデータで構築された物という珍しい組み合わせの世界観。登場人物も全員実物ではなくAIという形で存在しているという、何気に「AI」が主役で操作キャラになっているゲームは珍しいのではないでしょうか?
内容としては、そんな巫女さんみたいなキャラが不釣合いな銃を持ち、溢れ出た化け物を相手にれんげ堂で起こっている謎を究明する、というものです。
銃は照準を合わせてそこに射撃するタイプであり、敵と向かい合う必要はありませんが、射撃体勢の間は無防備になってしまいます。
基本的に「安全なところから一方的に」というマップはほとんどないため、敵の距離と攻撃に気をつけながら解除と射撃を繰り返すのが基本となるでしょう。
銃も弾が必要で意外とすぐに弾切れとなってしまうため、闇雲に攻撃してはいけません。
回復もマップ内に限りあるれんげの花びらを拾わなければいけないため、できるだけダメージを受けない立ち回りも求められます。
仕様の関係で後半辺りになると敵の相手をするより、スルーしてさっさと進んだ方がいいです。
というよりエンディングで明かされる設定を考えると、地味にスルーを推奨している構成になっている気がします。
ホラー成分もありますが、bgmが基本無音で画面が暗い以外はほとんどホラー要素がないため、ホラーが苦手な方でも問題ありません。
しかし、タイトルに書いてある文面が出てくる場面はプレイしてて一番背筋が凍りました。あそこの「ひっ」感は是非味わってもらいたいものです。
物語としては登場人物が色々屈折した思いを持っているものの、最後はしっかりハッピーエンドで終わり後味もよいです。
最初は若干操作に手間取ると思いますが、興味のある方は手を出してみてはいかがですか。
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2022年10月15日
説明文にも書いてあるように本作は正に本格的横シューティングといえる出来となっています。
それ故に対象層としては横シューティングが好き&得意な人間となっており、逆にシューティングが苦手という方には向いていません。
最初に選べる難易度はイージーとノーマルですが、ぶっちゃけ一般プレイヤーにとって全然ノーマルになっていません。
最初のボスから
「高速スクロールの中、地形と敵の攻撃を回避する」
というプレイを求められます。
ステージ構成も地形が殺しに来ており、初見殺しも多く最初のプレイではどうにもできず、自機が地形に衝突して1ミスするのをなす術もなく見てることしかできない、という場面も多々見られます。
シューティング経験者で勘がいい方であれば、初見でも回避できるかもしれませんが、こういう点でも本作はやはり経験者向けの作品になっていると言えるでしょう。
もちろん地形だけでなく敵も最初から殺しにかかってくるものであり、それ故にステージの最初に行うウェポンの選択が重要となってきます。
逆にウェポンさえ使いこなせば、敵に関しては意外と簡単に対処でき、こうした面でシューティングとしての爽快感を実感できるでしょう。
あえて気になる、問題点を挙げさせていただきますと、本作は敵を倒すと爆発して倒れるパターンが多いです。この爆発のエフェクトで弾の表示が消され、これで見えずに被弾するケースが多々見られました。
爆発のエフェクトはボスクラスだけでよかったのでは、と思います。
難しく、理不尽な点はあるものの横シューティングとしての面白さは保証されています。
地形のある横シューティングを求めている方は是非プレイしては如何でしょうか。
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2020年10月28日
印象に残った前作の続編ということで楽しみにしていました。
プレイ状況としては実績が数個未達成ですが、トゥルーエンディングまで到達し隠しのサバイバルも実績達成分までクリアしています。
本作は前作と同じく3Dアクションですが、違うのは施設を歩き回り謎を解き明かしていく探索3Dになっていることです。
探索型として珍しいのは本作はあくまで暴走した機械に占拠された施設となっているため、人間が居住や仕事のために利用していた痕跡と構成が見られることです。
そのため一種の高層ビルを見て回る観光気分にもなれたりします。
続編ということもあり設定や物語は前作から受け継がれたものとなっています。
機械に占拠された舞台だけあり人間は一人も出てこずキャラは全員ロボットとなっており、ストーリー展開は決して優しいものではありません。
しかし本筋はシリアスですが、その分わき道では大分遊びがあり、実績やスキルに関しては容赦なくパロディが埋め込まれています。
牙突と見てまさかと思いましたが本当に零式まであるとは…しかも使う時のボイスも某三番隊隊長を意識したものっぽいですし。
前作と違う点として今回はボイスが付いており、パートどころかちょっとした脇道の会話も喋るというフルボイス仕様になっています。
ボイスによる演出も見事であり、同じような台詞でも状況に応じて受け取り方が変わります。
ゲームとしては遠距離攻撃は一切なく接近して戦わなければいけません。
序盤はまだ適当に戦ってもよいですが丁度体験版の範囲が終わる辺りにはガードを的確に扱えないと厳しいバランスです。
しかし本作はステータスがあり戦うことでレベルを上げるだけでなく、ポイントを振り分けてステータスの強化ができるため、ある程度は強化で補えるようになっています。
3Dなため酔ってしまう方にはおすすめできませんが、3D探索が好きな方にはおすすめです。
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2020年10月05日
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2020年10月04日
本作は説明にある通り、島を舞台に歩き回るゲームです。
主人公は所謂プレイヤーの分身として無個性な存在であり性別と職業を選びます。どちらも決定後は変更できないため、よく考えて選びましょう(まあプレイ前はどれがどれだけの性能を持っているか分からない訳ですが)
舞台となる島は様々な顔を見せますが基本的に明るいとされる部分はほとんどなく、BGMも陽気な系統は一切なく只管不穏で不気味な空気が流れています。
通常戦闘はBGMが変わることなく突入するため、突然の戦闘による緊張感にも一役買っているでしょう。
戦闘自体はプレイヤーが自動で敵を攻撃していく半オートバトルであり、わざわざ「戦う」を選ぶ必要のないシステムになっています。
プレイヤーは項目を選ぶ役割を与えられており、敵の行動を見て判断しなければいけません。
難易度としてはプレイヤーが一人に対し敵は最大3体出るため全体的に難しく、特にボスは判断ミスの一つがそのまま死へ直行する危険がある程です。
ダーク系なため人を選びます。体験版をプレイできるため雰囲気が自分に合っているか確認してみるといいでしょう。
後ドット絵なためそこまでではありませんが、地味にグロ描写もあるため苦手な方は気をつけてください。
レビュアーが選んだジャンル
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2020年10月04日
本作はドットで構成された2Dの世界を進むアクションRPGです。
ただ探索するタイプではなくステージ制になってアクションゲームのように進んでいくタイプとなっています。
基本的に探索する場面はほとんどないため、迷う心配はほとんどないでしょう。
ゲーム自体は通常攻撃と魔法を使って敵を倒していくことになりますが、魔法は回数制限があり更に補給も簡単にできないため自ずと通常攻撃を主体に戦っていくことになります。
操作自体は軽快で通常攻撃もそこまで隙が多くなく連続して攻撃を加えられます。
残念なのは魔法を補給する方法が道中のオブジェを壊すしかないため、かなり使用が限られてしまう点でしょうか。
折角システムの一環としてあるため、もう少し魔法を容易に使えるバランスにした方がよかったのではないでしょうか?
それとステージ制なため探索の楽しみはほとんどなく、ステージの合間にある村、町もすべきことは装備の一新をするぐらいです。
ポータル的な物はないため後戻りはできない仕様になっています。
最も装備は基本的に数値が上昇する程度なため、コンプリートを狙わない限り買い忘れても問題はないのですが。
それもあってストーリーはあるものの、基本的に道中はほとんど展開せずオープニングとエンディングで語られるぐらいです。
ゲームプレイの障害にならないのはよいですが、折角アクションRPGとしてあるんだったらもう少し煮詰めてもよかったんじゃないかな、と思います。
色々問題点を書きましたが、アクションゲームとしては十分遊べるレベルではあります。
値段自体も安価なため、軽く2Dのアクションをやりたいと考えている方には最適でしょう。
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2020年10月04日
本作はステータスが設定されたRPG要素を持ったステージクリア型のアクションゲームです。
スパイラルというタイトルが付いているようにステージは螺旋のようにグルグル回った構成になっているのが特徴的です。
舞台が塔なため回りながら駆け上がるのは理に叶っているともいえます。
ステージは最後にボスが待ち受ける構成となっており、ステージ自体もボスに応じたギミックが仕掛けられています。
主人公は2人ですが、最初に付いてくる精霊が違うだけで個人的にはそこまで違いがないように感じました。
ステージでは敵を倒すとコインが手に入り、それによりステータスの強化から魔法の習得、アイテムの購入が行える仕組みです。
アクションが苦手な方でも回復アイテムの用意、ステータス上昇による耐久力と攻撃力の向上、魔法の習得による道中攻略の容易化と救済要素は多くあるためクリアできるでしょう。
実際に難易度はそこまで高いものではありません…最もあるボスが他に比べ妙に難易度が高いため壁となる部分はありますが。
逆にラスボスはある法則に気付けば簡単に倒せてしまうため、そこはラストを飾る敵としては残念でしたね。
それと本作はエンディングが主人公とルートで分かれていますが、それらはプレイ前に決定します。
正直エンディングの分岐に関してはステージ攻略中の行動で決めさせて欲しかったとは感じますね。
後はステージのバラエティーには富んでますが、肝心のステージ数はそこまで多くないのも物足りなさがありました。
まあルート分岐の関係であまり多いと冗長になってしまう部分もあったため、致し方ないかもしれませんが。
気になる部分はありますがアクションゲームが好きな方であれば問題はない作品ではあるでしょう。
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