รายการรีวิวทั้งหมดของ Sona

男と生まれたからには誰でも一生のうち一度は夢見る
「助けられた美少女に気付いたらめちゃめちゃ惚れられるシチュエーション」

「絶対恋愛少女～八雲藍と恋人になる程度の日々～」とは
「助けられた美少女に気付いたらめちゃめちゃ惚れられるシチュエーション」が叶う
音声作品のことである!

全年齢作品なのに「え!!この内容で全年齢作品!?」でお馴染みのアールグレイさんの新作です。

全年齢作品というカテゴリー
vane先生のジャケットイラストからも
そこまで扇情的な感じはしないので
「KENNZENなイチャラブ作品なんやろなぁ!」
って思うじゃないですか。

でもアールグレイさんの作品って
脚本や演出が妙に艶めかしいんですよね。
隠しきれない…いやそもそも隠す気もないSUKEBEを感じる…。

八雲藍を演じたのが夏吉ゆうこさんだけあって
色気もムンムン…。
これイラストだと蒸気でムワァってなってるやつじゃん…!!
トラック6とかさぁ～!
好き好き好きって途切れ途切れに言いながらさぁ～!
止められないとかさぁ～!
尻尾をしごくように優しくなでるとかさぁ～!
絶対そういう行為じゃん…!?

みたいな。

それではを私は藍様が
離れたくない離したくないと言ってくるので
好き好きちゅっちゅで
しっぽごしごししに
迷家に戻ろうと思います。
ダスヴィダーニャ。

暗黒大要塞鮭さんの距離感バグってる後輩シリーズはその名の通り距離感がちょっとおかしい後輩が恋人同士でしか取らないようなパーソナルエリアで色々してくれるという作品です。

本作も無声音多めでイヤホンで聴くとドキドキしてしまうような距離でささやかれてゾクゾクッとさせられました。ヒロインの楓を演じる菅沼千紗さんのささやき声が最の高です。

一定以上の容姿でここまで明らかな好意があってグイグイこられたらこちらも此方も答えねば…無作法というもの…と思わないでもないんですが、聴き手である主人公は胸があたることを気にしていたり、一線を越えないように抵抗している感じがあります。

俯瞰して聴いているとこの距離感のやり取りで付き合ってない方がバグでは…?と思わないでもないんですが、恋人未満の関係性で距離感がバグってる方がなんかイケない感じが増されるのかもしれません。

いやでもお互い水着を着ているとはいえお家の風呂に入るってもうそういうプレイなのでは…!?

楓のデザインも色々想像の余地があって良いですよね。プロフィールの数値を見ると細くて小さい体型なんですけど、そういうのを隠すためにダボッとした服装なのかな…なんて思ったりしました。

正直に言えば私は昨今のスマホゲームのキャラクターでは標準になりつつあるお乳ぼーん!お尻バーン!みたいな体型に興奮するタイプではあるんですが、ある種そういう武器がないヒロインが試行錯誤して"先輩とはもう一歩踏み込んだ関係になれないかと今は考え中。"というシチュエーションにキュンとしました。

あと匂いに言及するの好きですね。はっきりと臭いというわけではなく主人公の匂いがするけど嫌じゃないってシチュ好きです。
服とか布団って確かにその人の体臭がするけどそんなに嫌じゃない匂いって確かにあってそういうは遺伝子レベルで相性が良いって言いますけど、主人公と楓もそんな感じなのでしょうね。

主人公が養ってもらっているシチュエーションは
ヒロインが比較的安定している職業
あるいは安定していなくとも
ステレオタイプな外資系の企業でバッコシ稼いでいる
ということが多い印象です。

しかし、本作のヒロインりこはコスプレイヤーという水物の商売
フォロワー数10万人ということなので
人気があるのは間違いないと思いますが
作中の話を聞く限りでは華やかな生活ができるほど
稼いでいるという雰囲気はありません。
まあ、無職の人間を養えるほどなので
同年齢の人に比べたら収入はありそうですが
にも関わらず、カリカリしている雰囲気がなく
主人公に対する慈愛がとてもいいですね…。

私がりこ側の立場だったらせめてバイトぐらいはしてもろて…と思ってしまいそうです。

このあたりは、りこを演じた小原好美さんのフリートークでも仰っていましたが普通の人ならダメンズになってしまうと思いますし、りこみたいな彼女、他に居なさすぎて羨ましいです。

個人的にはトラック9の
主人公が好きなキャラクターのコスプレをして
看病してくれるシーンがお気に入り。

コスプレイヤーとお付き合い同棲されている方は
世の中にいらっしゃると思います。
そういった方々はすけべいなことにコスプレを導入することはあっても
体調を崩した際にコスプレで対応までには
至らない気がするんですよね。

体調の崩れ方にもよりますけど
本当にグロッキーだと
コスプレの対応に言及もできないでしょうし。

風邪で看病してもらえるシチュエーション、好きなんですよね。
なんかこう誰かに大事にされている感が良いですよね。

まあ、私は体調を崩したところで心配してくれる人間は居ないので
コヒューコヒュー良いながら自分で必要なモノを買い出しに行くしかないので
「この先、独居老人になったらそれすらできなくなるんだろうな」
と思わないでもないんですが
この先体調が悪くなったらトラック9を聴きながら自分を鼓舞しようと思います。

Spicaさんの5作目となる本作。

(Spicaさんは)レベルの高い合格点を
超える音声作品 オールウェイズ出してくれる

ので10日限定特典を逃さないためにすぐに購入。

Spicaさんの作品は
良い意味で普通の音声作品を装い
幸せそうな雰囲気のまま物語は進み
空気の流れが一変する瞬間を経て
エピローグで真相が語られる
という構成になっており

特に2作目である
"大好きな彼女に もう一度会えたら 今度こそ離れない。"は
「あ、え、音声作品そういう展開に…?」という結末でしたので
本作がX上でのタイトルと
キービジュアルの予告されたのを見て
「あ、これ絶対重いやつだ(喜)」
と発売を楽しみにしておりました。

本編のトラック1が
結構コミカルな雰囲気で始まったので
「設定考えると絶対○○と思うけど…どういう結末を迎えてしまうんだろう」とわくわくしながら聴きました。

セフィちゃん役をつとめた
高野麻里佳さんも
プロフェッショナルを感じさせる演技でした。
コミカルなシーンでは
ちょっとドジ入っている
セフィの可愛さが伝わりましたし
そういったシーンを経ているからこその
シリアスシーンでの演技も対比が効いて
感動しました。

本編のシナリオ、キャストの演技が
素晴らしいのはもちろんですが
Spicaさんの作品は
10日間限定の特典がすごーく良いんですよね。

本編を聴くお供に台本があるのはありがたいですし
シチュエーションボイスやカウントダウンボイスはもちろん
キャストのフリートークも好きなので嬉しいです。

でもやっぱり1番助かるのは寝息のループ音声です…!
まいど付けてくださるの本当に助かってます…!

音声作品は好きな声優さんが
起用されていて
初めて気付くという方が
多いと思うので販売済みの作品の
レビューを見る人はそこまで多くないと思うのですが
今Spicaさんの新作が発売されて
少しでもその作品が気になっているのでしたら
すぐに購入することを強くおすすめしますよ!

飼っていた猫と死別してしまうと
ふと生前を思い出して悲しくなるときがあります。

生物である以上、寿命があることは仕方ありませんが
多くの飼い主がまた会いたいなと思ったことがあるのではないでしょうか。

本作はそんなシチュエーションの音声作品です。

猫として飼っていたのに
とっても可愛らしい猫耳少女として現れ
ゼロ距離ガールに偽りない距離感接されたら
なんだかいけない感情を抱いてしまいそうです。

ヤナギは聴き手ある飼い主のことが好きで
他の女性の匂いに嫉妬して匂いを上書きしようとするのですが
確かに余所の猫に足をスリスリされたりすると
帰宅時に訝しげな顔をして改めてスリスリされたりするんですよね。

随所にあ～猫ってそういう仕草するよね～
といった内容のシナリオで
猫への解像度が高いです。

ヤナギを演じる飯田ヒカルさんの演技も良いですね。
犬ほど無邪気ではなく
よく懐いている猫という感じがよく表現されていると思いました。

個人的には寝息トラックが
5分以上の尺を用意してあるのも
ポイントが高いです。
推しの声優の寝息からしか
得られない栄養素ってありますからね。

正直はことを言うと
私は人間と動物はノンバーバルなコミュニケーションだからこそ
関係が成り立っていると考えています。

人間側が一方的に都合良く解釈しているからこそ
対象を愛おしく思えるのであって
おそらく人語を介すようになってしまうと
それまでの関係性と
がらりと変わってしまう気がします。

実際作中でも主人公は
猫のヤナギと人の姿のヤナギとでは
接し方が変わっているようですし
私も触ったりすることを躊躇うようになってしまう気がします。

とはいえ本作はあくまで
そういうシチュエーションを
楽しむ作品だと思うので
個人的な思想を気にしなければ

ヤナギみたいな可愛い見た目と声の美少女が
家に帰っていたら待っていて
添い寝してくれる生活はQOL爆上がりは間違いありません。

SukeraSonoさんの作品はいくつか購入しておりますが、百合怪談は新シリーズの作品となっております。

土屋李央さん演じる高千穂秋良が聴き手である神倉ゆめに下心ありで怪談を語るという形式で物語は進行していくのですが、土屋李央さんの怪談の語りが上手く聞いているとゾワッとしてしまいました。

怖さの系統としては急に大きな音を出して驚かせる…いわゆるジャンプスケアは無く、話の内容でジワジワ怖がらせるタイプです。
土屋李央さんの落ち着いたお声が会談の語り部としてすごくマッチしているのでとても引き込まれました。

秋良の自室にはダブルベッドがありテレビも置いてあります。高校生ということを考えるとおそらく勉強するための机なども置いてありそうです。
以上のことからお部屋が少なくとも8畳以上あるのではないでしょうか。
子供にそれだけの自室を与えられているということは世帯所得も高めで、秋良の家庭はそれなりに裕福であり、2人はお嬢様学校に通っていることが想起されます。

お嬢様学校に通う生徒同士の百合…いいっすね…。

これは私の想像でしかありませんが、ちょっとした設定から登場人物の細部が思い浮かべられるのが良いですね。

SukeraSonoさんの作品ではお馴染みの長尺寝息トラックも同梱されており非常に満足感の高い作品でした。

これまで出演した声優さん達にも是非、百合怪談シリーズに出演してもらいたいですね。

百合怪談シリーズの今後の展開が楽しみです。

普段は自信なさげでどこかおどおどしたお嬢様だけれど演劇部で培った役になりきる力を活かしてメイドを憑依させあなたに尽くしてくれるというコンセプトの作品です。

ジャケットのイラストは端的に本作のコンセプトを表現しており、メイド服を着用した現実の茉莉花と鏡の中の茉莉花の表情を対比させています。朗らかなメイド然とした表情も良いですが、自信なさげな下がり眉も好きです。

茉莉花のような優しそうな子に語りかけられながらする添い寝パートは本当に幸せホルモンであるオキトトシンが出ているような感覚を覚えます。
雨音が響く中、お互いの体温を感じながら微睡んでいく添い寝パートはとても良かったです。

個人的に茉莉花を演じる礒部花凜さんは某アイドルゲームの方言娘のイメージが強かったのですが、こういったおどおどして可愛らしい演技もディ･モールト(非常に)素晴らしい。もっと色々なタイプのキャラクターで音声作品を聞いてみたいと思いました。

しょにおや!～いっしょにおやすみプロジェクト～の結婚生活シリーズとしては2作品目となる本作。

甘恵とあまあま新婚生活しようね♪の売り上げが良かったのか、汐里シリーズでもリリースしてくれました。本作も好評であれば癒衣シリーズと理桜シリーズでも結婚生活が楽しめそうで楽しみにしています。

汐里とのんびり新婚生活しましょう?ですが、2人のラブラブ度はそのままに関係性の変化を感じ取れるのがとてもよかったですね。

聴き手であるあなたのために耳かきセットを新婚旅行先まで持ってきてくれている汐里かわいいよ汐里。

きちんと集計したわけではありませんが多くの音声作品は1トラック10~30分程度でそれらを構成し1～2時間程度に納めている作品が多い印象です。

本作品は1トラックあたり3~5分程度の12トラックで構成されており、総再生時間としては50分程なのでボリュームがある作品と比べるとやや短めとなっております。

2時間を超えるような長尺の作品と比べると短めに感じるかもしれませんが、その分サクッと聞くことができますし、ストーリーとしても複雑な内容ではないので、CV立花日菜さんのギャルとのキャッキャウフフを楽しめる作品となっています。

聴き手の様々な筋肉に触れていくことで物語が進行いくので作中に出てくる筋肉の名前を調べながら「お～ここを触れてているのか」と思いながら聴くとより本作を楽しめるでしょう。

作中ヒロインのギャルちゃんの感じについてですが、いわゆるパリピ系のアッパーなギャルではなく、かといってクールでテンションが低めのダウナーなギャルでもなく、わりと普通の女の子な感じです。立花日菜さんとしては素の声よりもちょっと高い感じでしょうか。

千種みのり先生の描くスクールカーストでは上位であろうイケてるビジュアルの白ギャルなのに性格は普通の女の子っぽいところが良いですね。

後半のトラックになるにつれて高まる好感度を感じる演技、最終トラックでは口当たりの軽いキスをしてグッと近い距離で大好きと言われさわやかに作品は終わるのですが、CV立花日菜さんのギャルとさわやかな青春を過ごしたい人におすすめです。

音声作品におけるマッサージパートってありますよね。本作にもトラック3に月さんに肩たたきされるパートがあります。

これ、マッサージチェアを作動しながら聞くと良い感じですよ。
冷静に考えると叩くリズムなどは一致していませんし、手ともみ玉の形は明らかに違うんですけど「自分は今、この声の持ち主に肩たたきされているんだ」と思い込むと没入感があがります。

このアイディア、みんなも使っていいですよ。ショッピングモールやネットカフェに設置してあるマッサージチェアに腰掛けノイズキャンセリングイヤホンを装着し音源を再生するだけでそこはもう和み所 一番星です。

さて、Spicaさんの作品といえば毎回、終盤に明らかになる事柄があるので今回も少し構えながら聞いていましたが、なるほど…なるほどですね～!

いや～物語の土台の部分にちょっと陰があるからこそ今の幸せをかみしめられる…良い作品でした。

10日間限定の特典に入っているループ音源が旧作に比べると短くなってしまったのは少しばかり心残りですが、あくまでも特典なのでこれはやむなしでしょうか。

次回作も楽しみにしています。