アミノ三世さんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 225位 | (役に立った数:73件) |
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投稿数ランキング | 43位 | (総レビュー数:224件) |
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2023年04月21日
言わずと知れた直木賞作家桜庭一樹原作小説のコミカライズ。
アニメよりも先にコミカライズされた作品ではあるがそのイメージは大きく変わらないのでアニメから入った人でも楽しめると思います。
本格的なミステリーではあるが、反則じみた知恵の泉を持つ少女ヴィクトリカが安楽椅子探偵だったりちょっと動いたりしてサクッと解決していく作品。
カタルシスこそ少ないが理路整然とした語り口や何故その推論にたどり着けたのかまで説明はしてくれるのでかなりお手軽になっている。ミステリは苦手かなぁという人でもアレルギーなく楽しめるのではないでしょうか。
アニメの話をしたがこのコミカライズはやや少女漫画チックな表現やキャラクターデザインとなっている。しかし、元が元。ヴィクトリカのビスクドールや妖精と表現される可愛さこそメインなのでそこがよりかわいらしく描かれているという意味では最高のコミカライズに仕上がっていると思う。
2023年04月20日
アラサーオタクには懐かしすぎる名作。きっとシリーズを通して読んだときあなたはきっとこの一巻に帰ってくる。そんな作品。
愛らしい小動物系の先輩生徒会長
クールで知的、重くてギャグまでこなしちゃう万能先輩
明朗快活、身体を動かすことに関しては右に出る者のいない同級生
儚さが服を着ているような薄幸の発酵している後輩
この四人の美少女ヒロインとハーレムを目指す主人公の話。
主人公がかなりいいキャラでなんならヒロインよりも好き。たしか当時の人気もなかなかのものだったはず。
アラサーオタクの青春を煮詰めたようなネタが豊富なので世代がずれていると元ネタが拾えない可能性もありますが、まぁ有名どころばかりなので勤勉なオタクなら大丈夫でしょう。
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2023年04月20日
良好な付き合いができているお隣さんは推しの漫画家(苦学生ならぬ苦漫画家)だった!から始まるちょっとエッチなラブコメディー。
仕事に困りえっちなイラストの仕事を受けるのだけど、描けないからお隣さんにお手伝いを依頼するという流れの1話完結形式で話が進んでいきます。
わりと違和感の出そうな設定ですが元から普通のお隣さんよりも仲良し、なんなら最初から好き寄りの描写があるので頼むなら主人公しかいないんだろうなというのとそこで男性に頼ってしまう天然具合がのちのちのラッキースケベへの布石になっているのでギャグ漫画のノリですんなり受け入れられ楽しんで読めました。
最後に大事なことなんですが何とは言いませんがスイッチはしっかり見えます。かわいらしいというよりはえっち寄りな描かれ方で満足でした。
2023年04月18日
(背が)小さくて(どことはいわないけどある一部分が)大きくて(器も)大きいかわいい先輩とのラブコメ作品。
男の理想!みたいなえっちな感じもありますがそれ以上に絵柄や表情のかわいさのおかげで淫靡でもインモラルでもなくて健全でほっこりする感じに仕上がっているのがすごいです。
この手のラブコメでもっとも大事なのは好感の持てる主人公であること。
主人公もかわいいんだこれが。禁欲してんのかみたいな変な朴念仁さもなくてちゃんとかわいいものにはかわいいと、えっちなものにはえっちだと反応してくれるのが良いんです。それでいてそのすべての反応が初心なのでかわいさにつながっているんですねー。
2023年04月12日
かなりおとなしい地味な曲だなぁ、、、と思っていたら3分越えたところでこう…ファミコンを半分抜いたときのようなバグ音が入ってくるのがアクセントになっていますね。そしてその後はまた元の調子に戻る、と。むしろその一瞬のためだけの5分間なのかもしれません。
なにかのBGMとしては使いにくいかなぁと思います。
落ち着くようなパートとバグ音のパートで分けるとそれはそれで使いやすいかと思います。
2023年04月10日
双子葉ではなく双葉子。どんな意味なんだろうと調べてみるとこれで「そよね」と読んで女の子の名前として使われているそうです。
なら曲調もかわいらしい感じなのかな、と思いきや重っ苦しい!!!!
いやすごいね??これにこのタイトルつけられるセンスすごい。
なんて言いながらも名前は親の理想、願いなのだから、本人の性格は親の性質を引継ぎ理想とは真逆になる、なんてことを考えるとそよねちゃんは鬱屈とした子なのかもしれませんね。そう考えると赤黒いサムネにも意味を感じてきますね。
2023年04月10日
竹千代といえば深く語るまでもない徳川家康の幼名ですね。彼の人生はどちらかというとスロースターターでこの幼名を名乗っていたときはそのほとんどを人質として過ごし、その後も時代の寵児たちに翻弄されていました。完全にそのイメージですね。
重く苦しくそれでいて内には暴れたくなる衝動を抱えているような曲です。
珍しくタイトルと曲のイメージが齟齬なく合致する作品だったのではないでしょうか。
2023年04月10日
ワラシ・・・童でしょうか。しかし、あんまり〇供っぽい印象はないですね。無邪気さがないというか、どちらかというと絶望のカラーや自棄のような雰囲気のほうが強いです。それまであったリズムを崩すような癇癪が多用されているのですがそれが無邪気さよりも危うげな感じになっているのはイイロ氏ならではでしょうか。
童と呼んでいた時代の平民の様相ってこんな感じの雰囲気だったのかもしれませんね。
2023年04月10日
建立と聞いて日本人的には真っ先に思い浮かぶのは寺社仏閣でしょう。
というより他で聞くことすらないですよね。
というわけでそんな珍しい曲名ですが、内容的にはいつものイイロ氏作風ですね。一貫して低音で構築されていながらも癇癪のような鍵盤を叩きつける乱れが含まれているのが面白いです。
もしかしたら建立されるのは寺社仏閣のようなありがたい衆生を救うようなものではなくもっと禍々しいナニカなのかもしれません。
TRPGでバッドエンドを迎えたエンディング中に流すと雰囲気出るかもしれません。
2023年04月10日
切なさのある一曲。
大人しい一音ずつ一音ずつの間に不協和音のような低音が入り込んでくるのがこちらの不安感をかき立ててきます。
美しい旋律というわけではないですが何かしらの強いメッセージ性を感じる作品です。
動画が添付されていますが特になにか動くわけではなくあくまでmp4で聞きたい!という環境の方向けです。