ルードボーイ's قائمة المراجعة

社会に対する敗北感だったり、自分自身という存在に対する無力感だったり、そういう生きづらさは多かれ少なかれ誰もが抱えているんじゃないかと個人的に考えています。
その苦しさの中でただただ隣にいてくれる人の温かさ、そういったものが柔らかくも鮮やかに描かれた作品だと思いました。読んでいて気持ちがどこか楽になるような気がしました。

とっっっても個人的な感覚で恐縮ですが、恋愛の情であってもそうでなくても「この人じゃないとダメなんだ」というような親愛の情こそ百合というものではないかと思っています。
そして、本作はまさにそれを著した作品だと感じました。
くるみちゃんと瑠璃子ちゃん、2人の織りなす空気感がどこまでも心地好くて素敵な関係性だと思いました。

いちごちゃんもやや先輩も、表情がコロコロ変わって視覚的にもコミカルさがたっぷりだと感じました。もはや顔芸とでも呼ぶべき・・・?
2巻以降はまだ読んでいないので分かりませんが、少なくとも1巻時点では百合要素はあまり強くなくコメディ要素が強いように思いました。難しいことを考えずに読めて元気が出る作品だと感じました。

描き込みの密度やテンポの良さ・読みやすさが1巻よりさらにパワーアップしていると思いました!
1巻と比べるとシャミ子が成長していて頼もしく感じられるような気がしました。というより、桃達のポンコツかわいい部分が露見し始めたのかも?(｡-∀-)
持ち前の優しさで残酷な現実に立ち向かおうとするシャミ子の姿に心を強く揺さぶられました!

主人公のシャミ子をはじめとしてキャラクターがみんなとっっっても魅力的だと思いました((´∀`*))
絵がとてもかわいらしいと感じましたし、1コマ1コマの描き込みの密度もすごいと感じました!
ストーリーは全体的には「ポンコツかわいいシャミ子のドタバタな日々」というのが個人的な印象です。
一方で、シャミ子の混じり気のない優しさが物語を動かしていく様子は温かくて感動的だと思いました!((´∀`*))

「お兄ちゃん」に喜んでほしくてお料理をがんばるめぐちゃんが健気でかわいらしいと感じました。
クリスマスらしく甘々でどこか温かな雰囲気が素敵だと思いました。めぐちゃんと「お兄ちゃん」の幸せな様子が個人的には少しうらやましくなりました。
シリーズを通して聴いているとより楽しめるような気はしましたが、今回の作品だけでも楽しめると思いました。

ツンツンしているけれど「兄貴」に甘えたい様子のちはや君がかわいらしいと思いました。また、「ねーちゃん」にはべったりな様子もとてもかわいらしいと思いました。まだまだ言動から幼さが抜けないちはや君を声優さんが巧みに演じていらっしゃると感じました。
個人的には九九をまともに聞く機会は恐らく小学生以来でなんだか懐かしい気分になりました。

「お兄ちゃん」にいたずらをしようとしても自分がオモチャに攻撃される羽目になってしまうめぐちゃんがちょっとドジっぽくてかわいいと感じました。
その一方で、前作まででの2人の関係性の変化を踏まえてめぐちゃんが積極的になっているところはなんだかちょっぴり大人っぽくて素敵だと感じました。キスの音も色っぽくて素敵だと思いました。

めぐちゃんがいつにも増してテンション高めで微笑ましいと感じました。また、めぐちゃんのがんばり屋さんな一面が見られて新鮮な気がしました。真面目に楽しく運動に興じるめぐちゃんの様子を聴いていると元気が出るような気がしました。
恋人同士らしくもあり幼馴染同士らしくもあるめぐちゃんと「お兄ちゃん」の関係性が素敵だと思いました。

お祭で張り切っておしゃれをしたくなっているめぐちゃんがなんともかわいらしいと感じました。
「お兄ちゃんの彼女になりたい」と勇気を出して言っているのがいじらしいと感じました。
シリーズを通してBGMが活き活きとして作品に華を添えていると個人的には思っていましたが、今回の作品は特にBGMがお祭らしくて素敵だと思いました。