ピースキーパー・ヴィンセントさんのレビュー一覧

ゲーム専用のBGMがしっかりと作られていたり、カードイラスト等もブルーアーカイブ本編のキービジュアルを描いた人などが担当している事が多く、いち同人ゲームとしては大分力が入っていると思います。

ゲームのルール自体はMTGやシャドウバースに少し似たような形とはなりますが、他のカードゲームとは違い一戦一戦が非常に早く終わる事が多いです。
基本的に先行2ターン目で崩すのがミラーマッチや似た性質のようなデッキでなければどう足掻いても崩せないような大量展開を出されて負けが確定したり、3ターン目にいきなり盤面2面を持ってかれて負けるような事が非常に多いです。
一部のモチーフデッキはフリーマッチに入って勝てる対面がほとんどいません。初心者なら勝てるくらいです。
そのような感じにカードゲームのバランスは良いとは言えず、先に理不尽を押し付けるだけのゲームになっています。
このカード1枚でこのデッキに少しだけでも対抗できるようにする、という都合の良い事はあまり出来ません。

まぁそこまでなら同人ゲーですし仕方ないと思いますが、ゲーム自体にリプレイ機能はともかくバトルログを見る機能が無いのが個人的に一番痛いと思います。
初心者目線で行くと何をされてるのか全く分からないままボコボコにされて負けてしまう試合ばかりになってしまいます。自分で録画を回して見返す以外で相手の行動を良く理解する方法は無いと思います。

そんな感じでカードゲームとしてはTCG等を全くやった事ない初心者が入るには極めて厳しい形になっています。
ただ、このゲーム自体にはちゃんとプライベートバトルもある為、他の知り合い等で一緒に買ってやれる相手がいるなら普通に面白いです。
また、カードゲームが好きな人達にはある程度お勧め出来る作品にはなっています。

完全に野良でやる場合は30戦やって29戦負けるレベルでボコボコにされるという覚悟を持っておきましょう。

事前の身内へのレビューでかなり長い文章を書いた結果、ここに貼れない量になってしまったので簡潔な感想を。
また、音声作品を今まで一度も聴いたことがない人間の感想ですのであしからず。

まず作品の時間自体は20分と、自分が言うのも何だが入りやすいお手頃な時間になっている。楽な姿勢になりヘッドフォンを装着して聴き始めると、早速あすみんの可愛らしくて愛おしい声がお出迎えをしてくれて、そこからトラックに書いてある通りの行動を、雑談をしていく、という形のものだ。
そこから十分にあすみんの可愛らしい声を堪能できるのだが、時折雑談中に人を弄ぶかのように、妖艶な声で人をからかってきたかと思えば、幼児退行してしまいそうなほどに甘い声で喋ってくれたりと、まるで手品のように話し方を変えてくる。
最初聴いた瞬間は、書いた通りに「人を弄ぶのがうまい女だ……」と思ってしまったのだが、気付けばそれの虜になっている自分がいたし、途中で何度も体をびくんびくんと震えさせてしまう自分もいた。

と、このような感じに、あすみんを20分間濃く堪能できる音声作品だった。
あすみんが好きである、という人にはもちろん、あすみんの事をあまり知らない、という方にもとてもオススメ出来る、プロの底力を感じられる作品だった。
今であれば、無料期間で手に取りやすい状態なので、ぜひ聴いてみてほしい。