エンリケ・ベルナルドさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 374位 | (役に立った数:37件) |
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投稿数ランキング | 449位 | (総レビュー数:28件) |
いちおし作品
綺麗な声の声優さんの指導を聞くだけでも楽しめますが、作中のストレッチ(本格的な内容です)を実際に行うのもオススメです。
何も聞かずに一人でやるストレッチというのは、つい面倒で短時間でパパッと済ませてしまいがちになります。
「腕を回す」という動作一つにしても、音声に合わせて五分以上かけてじっくり行うと効果はてきめんです。
作品を再生しながら、目の前に自分の妄想が生み出した「理想のお姉さん」を出現させ、彼女に指導されながら行うと普段以上に頑張れます。
さらに、運動が一区切りついた段階で、全年齢の範囲内での「ご褒美」もあるので、やる気が出ます。
レビュアーが選んだジャンル
3年ほど前に買ってから何度もお世話になっているのにレビューを書いていなかったので、遅ればせながら投稿します。
私はサークル活動はしていませんが、声優さんに「自分が作った台本」を読んでもらうという個人依頼を何度もしています。そして納品してもらった音声を自分で編集し、少しだけSEを足す事があります。
そのほぼ全ての音声で、この素材が役立っています。
とにかく収録されているSEの種類が多いので、「こういう音を足したいな」というものが高い頻度で含まれています。音も綺麗です。
ワンコインでここまで多種多様なSEを提供してもらえて本当にありがたいです。
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ワンコインで得られる癒しとして、とてもオススメです。
温泉のある「湯花亭」を訪れ、湯上がりに見習いの女の子に耳かきをしてもらう、それだけの平和な一日です。
暖かな声質の、穏やかな喋り方をする女の子の膝に頭を乗せ、初めての耳かきに緊張する彼女の息遣いや気配を感じ、他愛無い会話を楽しむ。
そして、犬を叱る時の彼女の別の顔を少しだけ垣間見て、宿を去る。そんな平和なほのぼのとした内容です。
声優さんの声に安らかな心で耳を傾け、心良い気分に浸れるのは、特別な事件も過激な絡みも起こらない全年齢作品ならではです。
耳かきと梵天の音はサンプルで確認できます。私にはとても心地良かったです。
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二人組のショタっ子との、心温まる日常を描いた作品です。
サンプルを聞くと分かります! すごく可愛い子達だと。
思わず抱き寄せて、頭を撫でてワシャワシャしてあげたくなるような可愛い二人です。
元気いっぱいの腕白小僧のような颯、おっとりしていて中性的な聡。
リスナーは二人から慕われ、普段は三人で一緒にお出かけしたりして仲良く暮らしているという設定。
「ああもう、お前達かわいいなあーウリウリ」と全力で愛でたくなるような、かわいい二人です。
女性向けの作品ですが、リスナーを男女のどちらかに限定してしまうようなセリフはないので、男でも「お兄さん」になって堪能できます。
特に、眠ってしまった二人の寝息と寝言は可愛くてたまりません。
くしゃみフェチの作品という文言が目に飛び込んできて衝動買いしました。
最高でした。感動しました。
くしゃみの回数の多さと種類の豊富さだけが売りでなく、「ゆい」のキャラクターもきちんと作り込まれていて、簡単なストーリーもあります。
それゆえ「このゆいちゃんが自分の目の前でくしゃみをし、鼻を啜ったりかんだりしているのだ」と感じられる密度の高い内容でした。
このような素晴らしい作品に出会えたことが嬉しくてたまりません!
朗読や物語が好きな人の多くが楽しめるであろう、とても素敵な3本の物語が収録されています。
物語はどれもキッチリと白黒つけてしまうような完結の仕方ではなく、「作品で語られている部分の後、どうなるのだろう?」と余韻を残す終わり方をします。
私はこういう「その後を想像する楽しみ」のあるストーリー、とても好きです。
また、朗読のみに留まらず、「女性声優によって演じられる少年のセリフ」「一人の声優さんが複数の登場人物を演じ分ける」という、お芝居の魅力を味わえる作りにもなっています。
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2021年02月17日
サークル活動はしていない、一般ユーザーです。
個人観賞用に依頼した音声に、自分個人で楽しむためにSEを足そうと思い立ち、こちらの素材を買いました。
購入の決め手になったのは「衣擦れ」の音です。
ベッドシーン以外にも、人が移動するシーン、隣に座るシーンなど、とても汎用性の高い音です。
この素材集は衣擦れ音が11種と大量に含まれており、種類も長さも豊富です。
バイノーラルで収録されている「位置移動」の音もとても役立ちます。
ファイル形式は、モノラルが44.1kHz/16bitのwav、バイノーラルが96kHz/24bitのwavファイルです。
レビュアーが選んだジャンル
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2021年02月10日
「大山チロルさんの歌」という情報を見て興味を持って1stと2ndを同時に買ったのですが、「好きな声優さんの歌唱」という予備知識なしに聞いても私は気に入ったと思います。
一聴して透明感のあるボーカルと綺麗なメロディで構成された美しいアルバムですが、注意深く聴くと綺麗なだけではなく死や破滅を連想させる「かすかな狂気」も孕んだ作品です。
『星とぬいぐるみ』のような朗読作品があることによりコンセプトアルバムのようなストーリー性を感じることもできます。
このトラックはノイズ混じりの楽器音を被せることにより意図的に朗読の一部が聞き取れない仕掛けになっており、「深い孤独を表現しているようだけど、肝心なその孤独の正体が分からない」という謎を感じさせる凝った内容です。(これは私の勝手な解釈ですが)
サンプルのクロスフェードを聞いて「美しい」と惹かれたなら、買いです。
タイトル通り、花見るんさんが演じる女の子が、かなせさん演じる女の子に告白する物語です。
リスナーは「告白の練習台」として登場する、完全なモブです。
しかも、練習に付き合ったお礼すら受け取れないという「どうでもいい存在」扱いされます…。
しかし!
惹かれ合う女の子同士が結ばれる様を傍観できるのだから、これに勝る喜びはありません。
単なる傍観者として、「空気」になって美しい百合の花を愛でましょう。
主演のお二人のフリートークも尊くて、一作で二度美味しい名作です。
女の子同士が仲良くおしゃべりしている音声は、飽きることなくいつまでも聞いていられます。
何も考えらなくなるほど癒されます。
最大の売りは「一時間以上の寝息」(演技)です。
寝息トラックのある音声作品は多いですが、「一時間以上もの寝息トラック」のある作品を手にしたのは初めてです。
ようやく寝落ちせずに最後まで聞けましたが、本当に何も起こりません。
一緒の布団でお姉ちゃんが寝ている様子が、一時間以上収録されています。(これ編集するのすごく大変だっただろうなあ…)
そして、フィクションの中の「理想のお姉ちゃん」は、うるさいイビキもかかなければ歯ぎしりもしません!
たまーに「むにゃ…」と言葉にならない寝言を発したり上品に寝返りを打つだけで、ただただ暖かで可愛らしい寝息を立て続けてくれるのです。
ヒロインが「お姉ちゃん」というのもミソで、「お姉ちゃんである」という以外の設定が存在しないので、リスナーの好み次第で如何様な存在にも妄想の中で変化させられます。
実の姉でも良いし、義理の姉でも良いし、はたまた従姉妹のお姉ちゃんや「たまたま同居している年上の女性」でもOK。
姉は「実姉」が良いという人も「義姉」が良いという人も満足できるお姉ちゃん音声です。