麻木さんのレビュー一覧

バスジャック事件のその後からヨルさんが勤務する市役所の同僚との飲み会。そしてユーリ登場という日常回から流れるようにシリアス編に突入します。
諜報員として今まで何度もその活躍が描かれて来た黄昏ですが、今回は対スパイ・対秘密警察とおそらく最も厄介な相手になります。
今までは表向きの対立があったロイドとユーリですが、今回はスパイと秘密警察という立場での直接対決があります。
ユーリとの対決後、追っていたスパイと遭遇し黄昏が大ピンチ!というところで次巻に続きます。

魔王・神官・賢者・王子・獣人・魔道士・僧侶等々、様々なキャラが勇者のお相手になります。
アンソロジーなので壮大なストーリーというものはありませんが、サラッと読めますし様々な勇者受けが堪能できます。
また、ギャグテイストのものからいちゃいちゃまでジャンルもたくさんあり、お気に入りの話がきっとあると思います。
勇者受けという限られた需要になりますが、好きな人には刺さると思いますので是非!

読破した最初の感想が「美しい物語」でした。
キャラのビジュアル・衣装・背景・心情等、そのすべてが刺さりました。
両想いになってハッピーエンド!というだけの話ではない、親との死別・お互いを支え合い想い合う純粋な恋・それに伴う強さや覚悟。
二人のこれからが優しく幸せであることを願わずにはいられない最高のハッピーエンドでした。

購入は攻めのルパードのビジュアルが好みという理由が大きかったですが、読み進めていくと重い過去がある俺様系貴族という第一印象からかなり変わっていきます。
初日から仮の恋人という立場になってしまったノアも笑顔が可愛いピュアな子で、応援したくなります。
上巻は舞踏会が終わるまでで下巻に続きますが、先が気になって下巻まで一気見したくなりますので上下巻一気に買ってしまうことをオススメします!

同タイトルの作品がありますが、こちらは流通に乗った紙本を電子化したものです。
電子特装版とは収録されているおまけの漫画の内容が違っています。また、こちらを購入すると別途ボイスコミックも0円で聞けるので、どちらを購入するか迷っているならこちらがオススメです。
内容は全体的にコメディ色が強くハッピーエンド。αとΩという立場上肉体的な関係は江馬が攻めになりますが、最後まで主従関係は変わらないので安心して読めました。

ほのぼの回の白菜事件の解決編・ランクCの探偵が登場する見えない血文字事件・Dr.ヒルシュと初対面する硬貨と刻印事件・ロンの親友だと名乗る人物がやってくる盆踊り事件と、8巻も盛りだくさんの内容です。
ここに来てフィン先生もまた怪しくなり、エルマーもまた怪しい……と、M家の内通者の容疑者が減るどころか増え、面白さが加速してきました。

スパダリ系イケメンのお医者さん(乳首フェチ)というギャップが凄いです。
やや強引に彩くんにアプローチしてきますが、無理矢理ではないので安心して見ていられます。
所々に差し込まれるギャグ顔も可愛いですし、イケメン世界選手権ワンツーフィニッシュの権化というパワーワードに笑いました。
そしてくっついて終わりではなく、くっついてからのその先も見られるということで今後の二人のイチャラブっぷりが楽しみです。

日常回からの、赤いサーカス残党に夜バズジャック事件が発生します。
赤いサーカスという組織自体は今まで何度か作中に登場しますが、今回ガッツリとアーニャが巻き込まれてしまいます。
その途中、ヘンダーソン先生とマーサが顔見知りらしいことが開かされます。この二人が何かしらの繋がりがあるとは思っていなかったので、いつか明かされるときが楽しみです。
また、ダミアンの母ことメリンダさんの心が極端で、こちらの今後の展開も気になります。

毎話Hシーンはありますが、主体は二人の関係性だと思います。
最初は身体だけの関係でしたが、諒太は割とすぐ無自覚ですがはじめのことを好きになったような描写があります。
ナチュラルに一緒にいる二人をたっぷり見せつけられてからの、自覚してからのすれ違い。そしてハピエンまでの怒涛の流れがとても良かったです。
ロマンチックとまでは言えない雪の日の三文字に心がぎゅんっとなりました。
末永くお幸せに!

覚醒したフィーネちゃんとバル先輩がくっついて一安心!おめでとう!
ジークもリーゼロッテが好きだとしっかり自覚して、破滅ルート回避するために決意を新たにする面々。まじこいで攻略できるあと2人のビジュアルも出てきて、話は打倒古の魔女へ向けて進んでいくようです。
ジークやバル先輩の純愛にきゅんきゅんしつつ4巻を読み終えると思いましたが、おまけのリゼママ(ヨゼフィーネ)の個性とビジュアルが強すぎて全部持っていかれました。
リゼママ……推せる!