Liste des critiques de 番場蛮

初恋ノオト3作目は漫研の一幕。
漫画を読む音から絵を描く音までひと通り揃っておりかゆいところまで手が届く逸品となっている。
そしてこの作品では恒例となっている抜群の距離感も健在である。リアルな存在がそこにある。トラック5は必聴である。
さらにその距離感をより強固にしているのが密着感である。声の距離がかなり近く普段とは違った密着感を醸し出しており、距離の近さがより感じられる作りになっているのは流石としか言いようがない。前作までは距離感が抜群であったが、今作はそれに加えてこの密着感がそれを補強しているのである。
また最後のトラックはkotoneiroとしても挑戦的な仕上げになったのではないか。こちらも是非聞いていただきたい。
そして安定の耳かきトラック収録。やはり耳かきは正義である。

間髪入れずに初恋ノオト第2弾。
今度はどんなシチュエーションだとワクワクしていたがなんと幼馴染。ここで王道の関係で来たのは素晴らしい。前作のクラスメイトから近づいていく距離感もよかったがやはり幼馴染特有の近さで始まる距離感がまた絶妙に刺さる。
そして今作のヒロインである優里ちゃんはちょっと変わった、よく言えばASMR向きの趣味趣向を持っているのもくすぐられるポイントである。
スライムのパートではとても耳が幸せになったので是非聴いていただきたい。文字通り必聴である。
他に印象的だったのはミシンのパート。ミシンを触る機会は無いがどこかで聞いたことのある音として記憶している方も多いこの音をこんな間近で聞くことになるとは思っても見なかった。新しい発見である。
そして今作も収録されている耳かきパート。膝枕耳かきはいつ聴いても素晴らしいものだ。
やはり耳かきは正義である。

以前発表のあった新コンセプト第一弾。
どのような音声であるかと楽しみにしていたが期待以上であった。
放課後のシチュエーションは他の作品でも多く見かけたが、本作品の魅力は何と言っても「距離感」だろう。
最初のトラックから惜しみなくナチュラルな距離感の近さを見せつけてくるのに加え音声の臨場感にもそれが現れている。他のASMR作品と一線を画しているポイントはまずここにあると言っても過言ではない。シナリオとしての距離感の近さではなく本当に自然な感じの近さなので没入感も得られやすいのが大きな特徴だろう。
そして音は「昔聞いたことのある音を近くで聞くとこんな感じになるのか」という形に仕上がっており没入感も相まって非常に癒される作品となっている。
そして絶対に外せないみみかきパートも収録されているのは最高の評価に値するだろう。
耳かきは正義である。

完全に陽のオーラを放つチアリーダーというまたしてもこれまでと違ったキャラクターに脱帽した。
この作品はキャラに対する印象が第一印象と聞き終わったあとで大きく変化する作品だと感じた。kotoneiroではなかなか珍しいタイプ。しかしながらその途中経過も相まって非常に癒される作品となっているのも確かだ。
特に囁き応援は全男子の夢を実現したと思えるトラックに仕上がっており必聴である。
そして今回もこの言葉を送らせていただきたい。
やはり耳かきは正義である。

耳もとオノマトペは以前にも出ていたが、今回は以前の作品に登場したキャラクターをそのままにオノマトペを楽しめるという新しい作品となっている。
早速布団に入って聞いてみたが5分で寝落ちした。想像以上のリラックス効果に驚いている。
擬音というのは言われ方次第で様々な体験を得ることができるがこの作品はリラックス効果を抜群に得ることができると感じた。元来愛美さんの声が好きというところもあるが、これは他の人にも是非聞いていただいてその素晴らしさを感じ取っていただきたい。

自動車教習所は通った人のある人も多いと思われるが、これをASMRにしてくるとは恐れ入った。
どうやって音を提供するのかと思ったらまさかの学科対策テープはびっくりした。免許試験独特の文章を囁かれるのは懐かしさもありつつどこか新鮮で味わったことのない感覚に陥った。しかしこれは初めて免許を取る人にとっては非常に有意義な内容なのは事実であり、実用性の高さも併せ持っているだろう。
突然の焼肉パートはとてもお腹が減る内容で布団の中で聴いたのは失敗だったと言わざるを得ない出来であった。
そして最後は安定の耳かきパート。こちらは相変わらず布団の中での実用性が抜群。領域の違った実用性高さを持ったASMRには舌を巻くばかりであるが、やはり耳かきは正義である。

Vtuberへの転声作品は久々となるが、よもやの領域に進出した今作。
配信者の中でもかなり珍しい部類に入るのは間違いないが、それとASMRを組み合わせてここまでの作品にするとは恐れ入った。
元来配信者とASMRは相性がいいものだが、その相性の良さを活かして聞き手側を口撃するような内容を盛り込んでくるお陰でそっちの方に新しい扉を開きそうになる作品であった。
そして今回は文字通り挨拶がわりの耳かきだったのも評価が高い。耳かきは正義である。

神社といえば巫女さん。よくある鉄板の組み合わせでありながら、ここで織りなされる音にフォーカスを当てたASMR作品は無かった。そんな領域に切り込んだ本作はありそうでなかった音の世界に誘ってくれる作品である。
意識して聴くことの無かった音ではあるが、確かに神社ては聴く音のオンパレードでこれを癒しに昇華させているのは流石kotoneiroといえよう。
さらに方言女子という属性が主張しすぎないかつ聴きやすいバランスに整っているのも評価できる点である。
そんなモリモリの状況における耳かきトラックが搭載されているのは素晴らしい。やはり耳かきは正義である。

おしごとねいろとしては久々の新作となった今回。
今回はありそうでなかったバスグッズに焦点を当てた作品となった。
お風呂というのは過去作でもいくつか取り上げられていたが、そのお風呂に関連した道具にスポットを当てたのは恐れ入った。「聞いていそうで聞いてなかった音」というのが多数収録されており、普段聞き流している音に対する気持ちよさと言うのをしっかりと味わうことができた。
特に石鹸を削る音は見事としか言いようがない。自分も幼少期に石鹸を爪で削って気持ちよかったことはあるがあの音がここまで快感になるとは思わなかった。ASMRの可能性と言うのを改めて思い知った素晴らしい作品である。
そして最後は安定の耳かきパート。耳かきは正義である。

久々にリリースされたおしごとねいろシリーズ。今回はどんな音色が楽しめるだろうとワクワクしていたが、今回は非常にお腹が空く内容であった。いつも通り布団に入って楽しんでいたのだが天ぷらの揚がる音が非常に心地いい。揚げ物を揚げる音は料理をするときにも耳にするがなかなか耳を近づけて聴くことは難しい。しかし美味しそうな音で心地が良いのには変わりがない。そんな夢のような時間を味わえるのは幸せである。そして天ぷらの咀嚼音がとてつもなく素晴らしい。咀嚼音はASMRの中でもポピュラーな部類であり当サークルでも聴く機会が多いが、今回は格が違った。天ぷらのサクサクとした音を聴いているうちに睡眠欲ではなく食欲が湧いてきてしまった。まさか寝ようとしているときにお腹が空くとは思わなかった。ここまでのASMRに出逢えたのは初めてである。このASMRのおかげで次の休日に天ぷらを食べに行ってしまったくらいである。うーんすごい。
そして最終トラックには相変わらず素晴らしいみみかきトラックが完備されている。やはり耳かきは正義である。