奇譚lavさんのレビュー一覧

割引セールで購入。
別にVoiceroidは持っていたが、PC1台に付き1インストール
ということで、メインPC用にもう1台購入。
決め手は声色だが、やはりVOICEROID2らしい細かな
パラメータ設定と、セクシーな読み上げにも対応しているのが
面白い。微妙な抑揚の違いもパラメーターの微調整でなんとか
なりそうな技術の塊っぷりは流石。文章書きは誤字脱字の
チェックにも使えるので、工夫次第ではまだまだ可能性がありそう。

割引セールで購入。
某ドラゴンで○エストなゲームの世界観で送るオリジナル
ストーリーという趣だが、全編超展開とツッコミどころの多さで
何が何やら凄すぎる内容。
まず物語がシナリオなのかメモ書きなのか判らないレベルで、
行間を無視して強引に張り付けられたキャラ絵や背景・解説も
あいまって怪文書の趣。神聖モテモテ王国のファーザーの文章を
思い出してしまった。ファンタジー的な冒険・成長モノでは
あるが、構成の前に全て霞んでしまってる雰囲気。この価格で
トリップ感が味わえるなら絶対に買いな逸品。

割引セールで購入。
東方永*抄のみすちーことミ*ティア・ローレライの屋台に来た
主人公が、酔っぱらってしまったみすちーを介抱するお話。
いちおう本番シーンはないため全年齢ではあるが、中身の
しっとり具合は結構アダルティな仕上がり。みすちーも主人公の
来訪に嬉しすぎたとはいえ、ひそかに夜の展開を狙っている
あざとさ感も見え隠れして、可愛い顔と大人なやりとりの
ギャップは中々面白い。

割引セールで購入。
ピアノによる即興曲。他作品とも共通だが、
戯れにしてはずいぶんと音色が硬く機械的な演奏。
人力シーケンスでノイズミュージックをピアノ再現
しているような感じというか。ただ低音も結構選んでいる感
もあり、濁った水の流れにも日が反射して煌めくような
妖しい魅力がある。未来が見通せない自然由来の閉塞感を
音で表したような、抽象音楽。

割引セールで購入。
他バージョンがかなり尖ってたので、これ以上はないだろうと
思ってたらやられた…。ノイズかつやけに有機的なパーカッションが
響くボーカロイドミュージックだが、不意打ち的に左右で別々の
ミュージックが流れ始める展開は予想外。双頭の化け物が片方歌いつつ
片方何かを食べているような壊れたちぐはぐ感で、精神汚損度は
かなり高い。これを寝る前に聴いてるとかサイコパスか何かかと思うが、
音響的な暴力具合はサークルトップレベルと思われる。

割引セールで購入。
これは久々にヤバい…。和知内恵のアレンジバージョン
であるが、雰囲気的には封印映像作品的なホラー映画に
使われる代物であり、ノイズというか心霊音楽の様相。
静かと言っても、真っ暗な廃墟に何かが微かに蠢いてるような
静けさであり、どう考えても初心者向けではない。ボカロの声も
原型をとどめない音色も、黄泉からの叫びに聞こえてならない。
ストレートに怖い曲を探している人にはオススメかも。

割引セールで購入。
ピアノとノイズとボーカロイドの共演による即興曲
だが、その共演具合は悪夢じみたサークルらしい仕上がり。
不安定なピアノや意味を探るのが無意味なボーカロイドの
歌もアレなのだが、なによりズッチャズッチャと始終響く
パーカッションの音色がぶっとんでいる。ボイスパーカッション
というか独特なノリもあるように聞こえるが、湧いてくるゾンビの
頭をひたすら叩き割っているというか。未来の見えない閉塞感を
ひたすら音で現わし、蹂躙する様というのを音楽で現わすのは
並大抵ではない。

割引セールで購入。
ピアノによる5分ぐらいの演奏曲。この曲長さは
サークルでも珍しいかも。
ノイズを排除したピアノの響きが鮮烈で、明るい
旋律に交じる半音ずれの指運びが、主人公に何かが
降りかかってきそうな、予感めいた怪しさに溢れている。
朝日に溢れた廃墟のような、強烈なコントラストの風景を
夢想させる。人工的なループ感をあまり感じさせない、
違和感の少ない曲展開もしっとりとまとまり面白い。

割引セールで購入。
冒頭の耳かき音のようなくぐもったノイズで
新のMSARかと思って警戒したが、次第に
ボーカロイドのゆんゆんとした歌声が響く
ノイズロックに変貌していって、ああこのサークルの
音だと実感した次第。このサークルらしい
特色のノイズ重視な音楽だが、くぐもった音の具合が
あはり変わったテイストで、クラブで開催されている
音楽フェス的な内容。少なくとも海をイメージした曲
なのか、傑作なのかは不明。どうでもよくなる
喧騒感は夏休みの夕暮れみたいな孤独感を感じる。

割引セールで購入。
このサークルらしいボーカロイドを使った
ノイズ音楽だが、くぐもった音の具合がちょっと
変わったテイストで、クラブで開催されている
音楽フェス的というか、不明瞭なノイズの群れと、
エコーがかったボーカロイドの歌声が不思議な
グルーブを生み出している。ここまで来ると
ボカロとか歌詞とかもあんまり意味が無いというか、
喧騒的な雰囲気を感じることができるのは
面白いアレンジと素直に言える。