使用済みさんのレビュー一覧

1巻もツッコミどころ満載のすごいギャグマンガでした。

そこに輪をかけてツッコミどころが増えてしまった結果、2巻ではついに主人公はツッコミを入れる回数が減って
「おかしいおかしい!」
と読みながらツッコミが止まらなくなる状態に。

ギャグマンガとしてのクオリティが思いっきり上がってるのに、ちゃんと伏線回収があり、ついにメリーさんまで困惑し始める展開に
「すごいぞ!本当にすごいマンガだぞ!」
と興奮してしまいました。

この作品は、ダンジョン管理人の男が、ダンジョンに来た女の子たちを悪堕ちさせて、自分のダンジョンを強化しながらハーレムを作っていくマンガです。

ダンジョンを巡る攻防と、ヒロインの色んな表情を楽しめる良作だけど…今回は特に良かった。

この作品は設定にえっちなニュアンスがある。
そこを汲み取った輝くヒロイン像がちゃんと掘り下げられているところが、とても良かった。

1巻では「こう言う作品自体はあるよね」と様子見してたところがあったけど、2巻で「行けそう。今めっちゃ楽しい」ってなりました。

異世界転生した主人公がダンジョンの管理人として、近隣の村からやってきた女の子を悪堕ちさせて、ダンジョンの管理を手伝わせる作品です。

女の子達は悪堕ちするから、最終的には従順になります。

でも、従順になる前と後で悪堕ち展開があったり、ダンジョンを守るために戦略を張り巡らせたりと、マンガ内で面白いパートはいくつもでてきます。

このマンガ、すでにタイトルとアイデアが強すぎるのです。

タイトル通り「メリーさんが異世界転生するマンガ」なのです。
ところが、主人公はメリーさんだけではないし、異世界に行くのはメリーさんだけで、メリーさんが異世界に行って体験したことを電話越しに聞いている作品です。

時々指示も出すのですが、回を追うごとにメリーさんが自由に振る舞うようになり…予測不能っぷりがどんどん加速していきます。

今まで、「売れっ子漫画家」としての主人公しかでてきてこなかったのだが、3間で初めて師匠や下積み時代の話がでてきます。

このマンガは
「マンガ家になる、マンガ家を続ける大変さ」
みたいな部分もほんのり描きつつも、メインとして
「創作を完成させるアツい現場」
の話。

そのアツさの原点に立ち返ることで、主人公も成長する・主人公が持っている才能の一端を掘り下げたすごく良い回

このマンガシリーズは「芹沢達也」ことラーメンハゲが引退してやりたい放題を楽しむマンガシリーズです。

いつも厄介事に巻き込まれたり、ラーメン屋さん時代にできなかった調べ事をしているハゲだが…今回は「グルタくん」という芹沢といっしょに過ごしている若者の専門分野であるインスタント麺の話。

普段食べている割にマニアックなところまでは深堀りしてない人が多いインスタント麺の話のお話です。
グルタくん本人にも「そんなヤツだったの!?」という驚きも。

お嬢様が前世の記憶を思い出して、力士の能力に目覚めて、張り手やら四股やらで、宮殿の敵キャラを圧倒していく作品なのだが…

もうね、この作品ずるいのは「技を出す度に、全部面白い」ことなのよ!

本人達は至って大真面目なんだけど、相撲のことを全く知らない異世界人は何をしてるかも、何を言ってるかもさっぱりわからなくて1つ1つの技で困惑。

この「本人はいたって大真面目なのに、すごく場違い」な感じがずっと面白い

「料理は科学か愛情か?」という論争は長らく続いてますが…なんとこの作品、科学しちゃいました。

「料理を作りたい人がうまく作れない…」
「ついでに勉強にも興味が持てないからとっかかりが欲しい」
というヤンキーのために科学の先生が、科学的に料理がうまく作れる方法を伝授してくれる作品です。

ヤンキーで勉強に興味のないヤンキーにもわかる感じで説明するので、マンガの読者である我々にもわかりやすく読めるはず

このマンガの魅力はアツいことなんです。
10人いたら8、9人はそういうと思います。

でも、それは語彙力さえ消し飛ぶほどの熱意がそうさせるもので、実態はもっと知的だったり、ポジティブだったり色々詰まってる。
マンガがどんなテクニックでできているかを読みながら学ぶこともできるし、
ライバルが蹴落とし合いじゃなくて、高め合いの仲間で尊敬しあえる同士の関係だと教えてくれる作品でもあります。

末永く続いて欲しい。すっごくいい作品。

これ、本当に悲しいことなんだけど…一度うつを患うと、マイナスからのスタートなんです。

トラウマを抱えてうまく職場に馴染めないとか、
周りも余裕と理解がないと、どう接していいかわかんないとか、
そんなの、精神疾患に関わる本人や関係者にしかわかんないんです

いや、精神疾患同士でさえ相手の持ってるトラウマや障害がわかんないから「仲間」とも限らないんです。

そういう「当事者にしかわかんないこと」をうつの発症や、気質から丁寧に描いているすごいマンガ。