昼焼けさんのレビュー一覧
レビュアーランキング | 25位 | (役に立った数:237件) |
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投稿数ランキング | 29位 | (総レビュー数:280件) |
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本作は、黄道十二宮(いわゆる誕生日星座)をモチーフに、クリーチャーのイラストを収録した素材集であります。
まず源流を遡れば、十二星座はギリシア神話が由来であるため、本作をはじめに見た時の感想は「かなり元の星座のエピソードを意識して描かれているのではないか」ということでした。しかし改めてよくイラストを一つ一つ精査してみると、みずがめ座に相当する宝瓶宮アクエリウスの正体がわかってくるなど、やはりこの作品はクリーチャー素材集なのだとわかります。
また、色味がクリーチャーごとにはっきりしているので、星座の12体を並べた時にきちんと個性が出るというのはかなり良い点かと思います。
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本作「RPGツクールMV・MZ用 マップチップ・タイルセット13 『ゲームセンター/現代/日本/闇カジノ』」は、日本のゲーセンの雰囲気を出すのに非常に効果的なRPGツクール用のタイルセット素材集であります。
まず前提として、若者が登場する現代もの作品におけるゲームセンターというのは異なる集団に属しているキャラクターを学校以外の場で出会わせ仲良くさせやすい場所の一つです。しかし残念ながらゲームセンター専用の素材はなかなかなく、カジノの改造をしたりするような努力をせねばならんというのはあるあるだと思います。
今作では、サンプル画像の時点でアーケードゲームや対戦型ゲーム、エアホッケーなどの筐体のセットや、ゲーセンには必ずある両替機、そしてゲームフロアから出た時のちょっと広いけどシンプルな廊下を再現できている。床も複数種類ある他、斜めの柱と床というツクールでは実装がめんどくさいものも入っています(床・柱タイルのうち、サンプルでPRされている紺地に斜めの床と床沿いがピンクの柱)。
なお、サンプルではきづきにくいですがプライズ台もありますよ。
一応本作単体でスロット部分でカジノといえなくもないので、カジノとどっち出すか迷ってるならこれを選ぶのもあり。
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本作「[BGM素材] Tokyo Prism Chronicles Game Music」は、澄んだ楽曲が現代都市の物語を彩る音楽素材集だと私は思っています。
アルバム名として東京のきらめく物語という言葉を採用した本作の収録曲に対して、私は清涼感・澄んだ音を感じました。それは明るいということではなく、研ぎ澄まされた刃のような、清流のような澄みです。都市の物語は、あるいは現代の少年少女の戦いの日々の物語は、決意とさわやかさが大事。それはここにあるってことですよ。
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本作「【音楽素材】Dusk of the Elves -Soulslike music Experience-」は、ダークファンタジー用BGM素材集であり、曲風ジャンルとしては題名通りソウルライクとなります。
私はソウルライクを上手く判断できないのですが、(わかる人はわかるかと思いますが)火継ぎではなく王を目指したことはありますので、このBGM集の目指さんとする、描こうとするものは理解できます。重厚・ダーク・壮大なBGMで、ダークファンタジーの冒険、特に戦闘に迫力・悲壮・カタルシスを与えようという決意といったものがあるということをね。
本作「【立ち絵素材】Remake #7~12」は、作者sasAIchiさんのファンタジー系立ち絵素材集の別衣装や別年齢などのリメイクやアレンジの素材集です。服は完全新規なのでだいぶ雰囲気違います。
全体印象として、この素材集の立ち絵は可愛い。浴衣3点セットがまずかわいいし、子供の新聞配りさんもかわいい。カラフルな浴衣系3人娘と、近代にいそうな感じの落ち着いた色合い(往来や路地裏でいきいき自分なりに生きている)の人たち4人のセットですね。ついつい語彙喪失しましたがかわいいから買ってね・・・。
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イラスト素材集ーbaroque-はサークル「暗黒セクト」より販売されている、七罪や人間の負の感情などのマイナスな側面を題材とした素材を多数収録したクリーチャーイラスト素材集です。
同梱されている設定は簡潔ながらそのバロックがどのようなクリーチャーであるのかを要約していますので、この作品をいざ利用しようというときにとっかかりを考える一助となるかと思います。また命名も「嫉妬」など非常にシンプルで、どのように作品中において名づけするか悩むことになりつつも自由に呼称する際に余計なイメージがほぼつかないようになってます。
また、作品名であり収録クリーチャー群の呼称となるバロックという単語は、美術様式としては歪んだ真珠という意味が有名ですが、不規則さや奇妙さという意味もあります。命名のシンプルさとは裏腹にゴテゴテした、歪んだ人の情念を模したデザインに惹かれました。
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本作、【立ち絵素材】Closet「衣装まとめ2023」は、2023年までに作者さんが販売したいろいろなPartyシリーズの素材集の衣装替えVerの詰め合わせである。
レビュータイトルに豪華と銘打ったのは、作者さんが2022年7月に販売した素材集キャライメージ楽曲集版の衣装デザインの立ち絵が本作に含まれているというのが大きい。RPG的には2次職や第二職業に使える雰囲気の少し盛ったデザインなので、ぜひParty_1シリーズと併用したいところ。
他にも過去素材集のキャラに対して「確かに男性の戦士さんは体格がいいからそういう現代福似合うよな」というようなうまく印象の合った内容で収録されていたり、作者さんが好きで描いているなという感じがすごく伝わってくる。
収録数も多く豪華な本作の注意点は、PNGのみで収録されていること。同サークルではPSDを収録していることも多いが、本作はそうではないので画像を加工して利用したいという人は留意してほしい。
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本作「イチャラブシーン ー2 版権フリー音楽素材集 【癒し系編】」は、濡れ場専用と掲げられた看板に偽りなく、聞いてみると納得の音楽素材集。同作者の濡れ場専用系シリーズとしては2作目。
本作の収録曲は、試聴ページのナンバリングで言うと12番までがしっとりした曲調系統で、13番目の曲から雰囲気が変わってくる感じです。(個人的なお気に入りは13番と15番。)
濡れ場系のBGMに求めるものとしてはムードのある、音楽が過剰に目立たない、日常系ではないという3要素が大事だと思っていますが、ほんのり癒し系、少しハプニング系といった曲調の幅がある本作は十二分にお勧めできると思います。
Party_III「聖騎士・踊り子・銃士」は、PartyシリーズのRPG職業系作品ナンバリング通算3作目の素材集です。
本作のPRポイントの第一点としては、騎士の相棒となる騎獣が入っていることでしょう。騎士っていうからには何かに騎乗していることが多いと思うんですが、同じ素材集に入っていることは少ないんですよね。本作では馬などの現実よりではなく、ファンタジー系の夢に振り切って竜と鳥を採用しています。
第二点としては、過去作と色を揃えつつ差別化している点ですね。聖騎士と銃士がPartyの第一作の僧侶系、剣士系と似た色遣いながら配色・髪色などで区別してあるので同じ系統組織としても使えるし別としても扱えます。
第3点として、踊り子の立ち絵はこれまでのナンバリング系(RPG戦闘職業系)からは雰囲気変わって、いわゆるエキゾチック系な作風で毛色が変わっています。私服側は雰囲気揃えてあるので、日常系・オフの描写で並べる分にも困らないかと思います。