弦と弓さんのレビュー一覧

「もっとのんびり」というましょうか「もっとドキドキ」といいましょうか。この二人って付き合っててもおかしくないですよね! むしろお付き合いしてないほうがおかしい! みたいなくらい本作は親密ましましです。
独特なキャラを演じることが多い上田麗奈さんですが、この作品のちょっと臆病で控えめな感じなのに、やりたいことはがっつりやってしまう後輩ちゃんの声がとても心地よく伝わってきます。各トラックもちょうどいい尺だと思います。

最期まで読んで、タイトルのセンスがいいなと感じました。
告白してくれた男の子をちょっとずつ意識していく女教師の微妙な変化を楽しむ作品。ページ数のちょうど半分くらいでデレ度50%を超えたかなと思えるくらいで、バランスの良さもセンスいいです。最後の病み具合は、男の子にとって吉なのか凶なのか、二人には幸せになってほしいです。
当てはまるジャンルを付け加えるなら、「マーキング」。

ヤンデレをテーマにしたサークルさんで、登場する男の子も同じ人物ではないかと思えるくらいヤンデレから愛される同一要素を持っているみたいです。
本作は読み始めて「やっぱり若い子が・・・」の続編かとも思いましたが、不良少女なので別人です。
微ヤンデレと紹介されていますが、むしろヒロインの不良少女にサークルさん特有の健気(けなげ)さみたいなものを感じました。

現地Ver.は実際の現地散策時間をトラックに取り込んだもので、彼女とふたりで旅する体験を時間込みで構成してあり、放送事故ではありません。お家Ver.は音声のみを楽しむためのものです。
シナリオ的には、上方落語の旅話を彷彿とさせる進め方になっており、喜六と清八の旅よろしく、清八役の彼女が喜六役のあなたを京都案内する印象を受けました。
西暦からその前後の歴史的事件や統治者をすらすらと繰り出すあたりは、すごい歴女ぶりです。
ラストの彼女のセリフが、RPGのエンディングのような価値をもっているので、ぜひ最後までお聴きください。

内容は、アメリカ文学の超有名な作品の二次創作といった感じです。個人的には、前作のおとぎ話要素のあるファンタジー色ものが好きですが、アラビアンナイトという数々の興味深い「物語の詰合せ」という観点からすれば、ファンタジー色の少ないこういうお話もあり、ということなのでしょう。
前作からの続きで話数がカウントされ、今作の前半は描写主体で進められます。海の男の物語なので、語り手サーヴァントのシェヘラザードの魅力を強調してバランスをとるように書作られています。魔法や錬金術といった派手さがないので、声優さんの力量とシナリオの文章力だけでもっていく感じです。最後で物語は大きく動きます。
</breath>3も期待しています。

前編は医師としての彼女に少しリードされているみたいな雰囲気でしたが、後編ではふたり寄り添う感じで進んでいきます。デレな彼女に変化していることに気づきます。個人的には頼れる彼女みたいな浅見ゆいさんが好きなのですが、きっとこちらの方がファンが多いかもしれません。
耳かきは会話しながらなので、ここで寝落ちしてしまうのはもったいないです。

配信というコンテンツを利用したツンデレです。
内容は、オールハッピーとか感動とかいうより、爽やかな感じになっています。

主に男性視点でストーリーが進んでいきますが、配信では女性視点で語られていて、あくまで主人公はヒロインです。8話の単話からなっていますが、「聴くanime」と銘打ってるとおり、全話パックがおすすめです。
ヒロインの声優さんの良さが溢れていて、花守みゆりさんが好きなら、買いです。

話しかけるというより独白のような口調が、引きこもりの某アニメキャラぽいので、妹キャラを思い起こさせますが、やってることは恋人です。
そのためパケのイラストのイメージより幼い感じが漂います(個人の見解です)。
甘々だけどふたりの在り方をあれこれしっかり考えている彼女がいとおしくなります。ひとみしりのため感情があまり見えませんが、その中で彼女の幸せパワーをもらってみてください。