AMAJIさんのレビュー一覧

バカみたいに暑い日にもラーメン。ぶれない二人だ。カドックが夏服の感想を言う前にラーメンに話題がシフトするアナスタシア。色気より食い気か。楽しそうな皇女様だぜ。

個人的には一番共感できたのはカドックの「昔から店のことを応援して店が有名になることは嬉しいが、自分だけが知ってる名店感がなくなることに寂しさを感じる。」というところ。別のジャンルでこの体験をしたことがありどこの業界でも似たようなものだなと感じた。

さて次に好きなところは最後の辺りでアナスタシアがカドックの情熱や真摯さを肯定するところ。相手の欲している言葉を嘘偽りなく自分から見えた相手の様子で伝える。やはりカドアナは尊い。

札幌か割と近いしまた行くことがあればこの店行ってみようかな。

さて何故北海道では味噌ラーメンが親しまれているのか、それは出張で家族と別れて生活するサラリーマンのこぼした「母ちゃんの味噌汁が飲みてえ。」という言葉を聞きラーメン屋のオヤジか味噌ラーメンを作り始めて今に至るという逸話がある。

そんな元祖味噌ラーメンを食べたアナスタシアの感想が優しい味のラーメンというのはある意味必然だったのかもしれない。

しかしこのカドック主な活動地域である東京近辺から遠く離れた札幌の街にも詳しいな。そして観光中に見えた街並みも実物そっくりだ。作者は相当詳しくリサーチしたに違いない。その熱意GOOD。

みはるママとその息子(幼稚園児)、もうすぐ弟か妹が生まれるとちょっと背伸びしてる感のある態度とやや支離滅裂な話し方が幼い子供ならではのしゃべり方に感じた。音声はないがみはるママとのやり取りでどう喋っているか、ある程度の予想が出来る。

そのおかげか自分も昔こんな風に母と会話したことを思い出し、目頭が熱くなったり恥ずかしい思い出を思い出したり、童心に返ることが出来て良かった。

辛いとき、苦しいとき、悲しいとき、これを聞けばその大半を忘れて安眠できる。

現代日本のどこかにある林檎旅館。そこを訪ねるのが聞き手である。六人の従業員たちに迎えられ、各々の得意分野でいやしてもらえる。

寝る前に再生すると、確実に聞き終わるまでに眠ってしまう。寝落ちには最適
だ。しっかりと最後まで聞いて女将の綾辻さんの言葉まで聞いて欲しい。

恋人との同棲生活。お互いがストレートに愛情をぶつける関係いいですねぇ。

仕事でくたくたになった主人公を愛でいやすと自分で言っていたが、その言葉に違わず癒やしてもらった。抱きしめてもらえるのも膝枕してもらえるのもきっと疲れ切った現代の男には必要なんだよ。

彼女と主人公の関係が本編と販売ページでやや矛盾が生じているものの、仲の良い恋人であるとこは断言できる。そんな恋人に癒やされたい人は買って後悔しないと思う。

こんな作品を求めていた。テンション低めの逢坂成美氏の甘やかしボイスを。

今作のヒロイン、エリカちゃんは普段は敬語で話しかけるが、お母さんを演じている間は口調が大きく変わり、甘やかすような話し方になる。そしてお母さん口調だと、若干喋るのが遅くなり使いなれてない感が出る。むしろそこが良い。

寝る前に聞くと朝までほとんど熟睡さ。本当にありがとうございます。

帰宅すると、幼なじみ美少女と遭遇。あれよあれよと耳かき、アロマオイルマッサージ、添い寝と甘やかしフルコース。

わずかにメスガキみを感じさせつつママを演じる年若い女学生。これを完璧に演じた陽向葵ゅかさんの演技力に驚き。ファンに購入を勧める。

また睡眠導入剤として非常に優秀、日々の疲れも不安も忘れて赤ん坊に戻って眠れる。最高だ。

雨宿りをしていると、そこには幼い巫女さんのもみじちゃんが。

数日の間もみじちゃんと一緒に、お堂で生活を共にする中ストレートに好意をぶつけてくる彼女には警戒心がなく心配になることも多々あるが、彼女の好意と好奇心を満たすために受け止めてあげましょう。

しかし彼女のような人間はめったにいないだろう。本当に彼女はあのお堂に実在したのだろうか?

全編のどこを聞いても七咲ちゃんに癒やされる。

自分は特に一章の七咲ちゃんに手をもんで貰うパートが好きです。

体験版はDLサイトでダウンロードするだけでなく、YouTubeにもあるので気なった人は聞いてみることをお勧めしたいです。

あと前作では七咲ちゃんの他にたくさんのヒロインが出てきましたが、今作は七咲ちゃん一人に絞っておられるので、お間違えなきよう。