den8096さんのレビュー一覧

この作品ですぐに眠れるかは聴き方次第だと思いました。

碧棺らむださんの落ち着いた声に身を委ねれば、たちまち夢の世界に連れてってくれるでしょう。

逆に物語に集中した場合、久遠お姉ちゃんワールドに引き込まれてしまい、気になってしまいオチが聴くまで寝るのが難しいかも知れません。

意思を持つ〇戮ロボットが濃すぎるし、きつねが電子マネー持って銀座に行くしと、タイトル通り「変」なおとぎ話だからです。

その中でちゃんと物語にオチは付くので、聴いた後はスッキリと眠れることは間違いなし。

因みにおまけイラストでは久遠お姉ちゃんの〇気さと、仮題のタイトルが楽しめます。

「変」な姉2や映画版、漫画版の連載などこの世界が広がっていくと嬉しいです。

この作品を寝る前に聴いてしまうと、あまりの心地よさに爆睡してしまいます。

それだと作品の良さが逢真井もこさんの耳かきが素敵で安眠出来るしか感想をいえなくなってしまうのです。


アトリちゃんが僕と仲良くなろうと本を貸してくれたところまでは覚えていますが、そこから耳かきに至る過程が飛んでいて、更に『ああ、耳かき気持ち良い』でまた安眠。

後日トライしても同じ結果になってしまったので、作品の良さを最大限に語る事を諦めてこのレビューを書いています。

全年齢作品ながら、ボクのタケノコがニョキニョキしてしまう作品でした。

イラストからも、担当した声優陣(ささやきネシオロジ)からも、紹介文からも全年齢の限界ギリギリを責めることは想像はしていましたが、それ以上でした。

永琳のクールな攻めからの自覚を持った照れも、輝夜の天然距離感からの愛を知っての戸惑いも最高に可愛かった。

個人的趣味でいえば不意打ちの耳ふーが大好きなので、それがあるのもよかっ種。

まずこの作品の存在を知った時に感じたのは「こんな値段でいいの?安すぎない?」でした。何せイベント価格の半分以下。

勿論、当日の会場で聴くリアル感や、動画視聴でコメントを打ったり見たりして楽しむイベント時の楽しみはないものですが、その代わりに舞台裏まで聴けての値段と考えると破格とも思えました。

サインや準備しているトラックを聴いた後での本番。

そこにはイベント前のわちゃわちゃ感はなく、プロのアイドルがいました。

しかしこのアイドルの正体がまさか〇〇だったなんて……と爆笑させていただきました。

即興でこんなコントが成立するの?あめりんぱは天才の集まりなの?

まめ氏PのPはポンコツと放送禁止用語の意味だったの?

など終始楽しいトラックでした。


ただ【スキャンダルを切り抜けろ!あめりん記者会見】では、

「駄目だこいつ等……」と某名言が頭を過る程、スキャンダルに不慣れなアイドルあめりんぱに、不安と、今までそういう必要がないくらい清純に生きていたのだろうという安心感が入り混じった感情が生まれました。


今後も清純派(?)アイドルとして、あめりんパニックなイベントを続けてほしいです。

江戸っ子はいいんです。

御子柴さんのちゃきちゃきとした江戸っ子演技で面白い落語を聴いたなぁ、落語ってある意味音声作品の原点なのかもな。とか思ったわけです。

寿司の魅力の伝えっぷりは、飯を食った後でも寿司を買いに行きたくなるレベルに実に美味しそうなものでした。


問題はサキュバスですよ。全年齢でこんなエッなお姉さんキャラ出していいんですか?
ただただお寿司を食べているだけなハズですが、健全な男子ならば別の想像をしてしまうくらい色気たっぷり。

サキュバスなので当然かも知れませんが。


そしてこの「分かっている」サキュバスをどう分からせるのかのオチも見事でした。

創作堂さくら紅葉さんの作品の特徴である音楽+音声作品の組み合わせは今作も健在です。

音声作品は単体で聴いても、ネタバレは無いのですが今作の前に『ドレス』を聴いた方が感情移入はしやすいと思います。

前作では幼かった娘が成長し、夢を持つようになった。声優の柚萌さんがそれらをどう演じ分けているのかなど、そちらを聴いていれば楽しみが増えます。

また今回ははメタ発言が登場します。このサークルさんに柚萌さんが器用された理由が語られており、間接的に知世ちゃんの夢が叶う事を示唆しているのかなと思いました。

曲に付いて語るには私の語彙が無さすぎて難しいのですが、『落ちない林檎』は歌詞、曲調とも元気が出る感じで好きでした。

解説には
「彼女をデートに連れてって」の後日談なので、そちらを先に…とありましたが、『両方聴いたらより楽しめる』という感じで、単品でも楽しめます。

イメージ的にはミュージカル的な作品で、音楽→物語→音楽→物語という流れで、柚萌さんの歌と演技が味わえる欲張り弁当のような印象でした。


歌は3曲分(+同曲のインストゥルメンタル)があり、演技は母と娘の演じ分けが味わえます。

更に本編とほぼ同時間もある朗読劇のオマケまで付いております。

こちらは寝かし付け用の絵本で、正に夢のような時間が過ごせました。

メイドのお仕事である掃除をすると、その状況をタヌキが見てそれに応じたポイントを貰えるゲームです。

そこでアイテムを買うと、掃除が楽になる上に家にねこが増えるアイテムや、メイドちゃんが衣装チェンジし、お仕事に行くのに使うPCの壁紙も衣装に合わせた美麗なグラフィックへと変わります。

このねこを増やすか、メイドちゃんの衣装を増やすかは悩ましいところ。

因みにタヌキのねいぐるみの1匹入手可能です。全て集めると正に猫屋敷、モフモフです。


これらのねこや衣装の為に、お掃除をしていくとあら不思議。
この館に隠された謎の正体に迫っていくではありませんか。


プレイ時間としては、全部クリアするまで平均3時間程度。

掃除と謎の解決でスッキリした気分を味わいたい方は是非。

だってあのエンディングですよ?
続きが気になりすぎます。

転校生のつばめと幼馴染の雪は当然、友情出演で登場した秋野かえでさんや、魔王チロルニア様も続編ではがっつり絡んでくるんですよね?

ミニゲームで大富豪が遊べたりするんですよね?

そして何より、雪を選んだ場合のエンディングの謎を回収できるんですよね?


あ、馬子先生は4月1日以外は厳しいと思うので残念ながら声優さんが変わってしまいそうですが、それはそれで新キャラに期待という事で

洋館、メイド、遺産争いなどミステリ好きならワクワクする要素が満載ですが、『女性向け』がネックとなって躊躇っていましたがセールのタイミングで購入しました。

そこには望んでいたものがありました。ただ意外だったのが【運命を変える】の部分。
ああ、そういう意味だったのかと楽しませてもらいました。

心配していた女性向けの部分は、『確かにそういった描写はあるにはある』程度。ミステリの味付けに恋愛要素も入れた感じでした。
後は男性キャラの描かれ方がイケメン過ぎな感じはありますが、女性キャラも美人なのでお互い様(?)だと思いました。