Daftar Ulasan 夜もすがら

私は美容院に来ていたと思ったら、いつの間にかキャバクラに来ていた。
そんな作品です。

パリピギャルと方言(熊本弁?)娘にシャンプー、ヘアカット、マッサージ、耳かきで癒されるというコンセプトですが、基本的に施術は一人ずつの交代制となります。
2人のキャラはテンションはまるで異なりますが、どちらも聴き手を終始べた褒めしてくれるという点は共通です。
あまりにも聴き手を立ててくれるので、こうやって数多の男を勘違いさせてきたんだろうなぁ、と思いながら聴いていました。
欲を言えばもっと2人の掛け合いを楽しみたかったのですが、どちらもいいキャラしているので良しとします。

普段はクールというキャラクター紹介とイラストから、お固い子を想像していたのですが、実際に聴いてみると素直で幼い印象を受けました。
終始ノリノリでママを演じ、甘々に癒やしてくれます。

トラック2~4のASMRパートも良いのですが、本作のハイライトはトラック5だと思います。
眠っている聞き手に対して秘めたる想いを吐露するという、この手の作品ではよくあるシチュエーションなのですが、本作は好きの濃度が凄まじいです。
怒涛の好き好きラッシュに圧倒され、終始悶え苦しむことになります。
オーバーキルもいいとこです。

トラック5は甘々すぎて睡眠どころではないですが、トラック6は文字通りの催眠音声となっていますので、睡眠導入目的の方もご安心ください。

年下のママにひたすら甘やかされて癒やされる。
最高に尊いです。

タイトルにASMRとありますが、作品紹介に記載されている通り、耳かき等の要素はなく、彼女との会話を楽しむ作品となっています。

この手の作品では、主人公が発したであろう台詞をヒロインが復唱するシーンが多くなりがちなものですが、本作ではその違和感をまったく感じられませんでした。
自然な会話に自然なうなずき。とにかく自然なのです。
脚本の巧さと安野さんの演技力が為せる技なのだと思います。

音質、音の距離感も良好であり、目を閉じてボーッと聴いていると、本当に隣に彼女がいるように錯覚してしまうほどの現実感があります。
安野さんの落ち着いたお姉さんボイスから繰り出される甘々な台詞に終始身悶えっぱなしでした。
あと、子守唄の安定感はさすがだなと思いました。

バイノーラル音声作品として文句の付けようもない傑作です。
自信を持っておすすめします。

ヒロインはヤンデレと思いきや、ただの狂人だった。
…と思いきやただのサブカルクソ女、でもなくただのかわいい恋愛クソ雑魚女子でした。
というお話。

様々なアプローチで主人公に振り向いてもらおうと頑張るウザカワ系ヒロインと、それにまったく動じず、淡々とエッチなイラストのリツイートに勤しむ悟り系主人公の駆け引きが楽しい作品です。
バイオレンス要素はありません。
声優さんの好演もあり、「ヤンデレが恥ずかしがる姿」を存分に堪能させていただきました。
甘々ヤンデレの可能性は無限大です。

女の子に本気で軽蔑されて罵倒されるのがこんなに愉しいとは思いませんでした。

イケメンかつハイスペック、しかしその本性はおパンツのことしか頭にない変態である主人公。
そんな主人公が本性を隠して女の子と仲良くなり、いい雰囲気になったところで最低な告白を行う、というのが本作のプロットです。
罵倒がメインかと思いきや、各トラックの前半7-8割は女の子と仲を深めていく過程に割かれています。
長いと思われるかもしれませんが、入念な下準備があってこそ、その後のカタルシスが映えるというものです。

罵倒パートについては、軽蔑に満ちた本気の罵倒を頂けます。
女の子が絶望に堕ちる様に愉悦を感じる方も、女の子に罵倒されることに歓びを感じる方も、どちらも愉しめる内容かと。

感情のジェットコースターとは言い得て妙であると感心させられました。
こんな気持ちは初めてです。

こんな店員さんがいる美容室なら毎月、いや毎週でも通いたいです。

主人公は店の常連という設定なので、今作のヒロインである如月さんからの好感度は初めからMAXで始まります。
主人公のことはベタ褒めしてくれますし、告白めいたことを口走っては恥ずかしがる、というテンプレを何度も披露してくれます。
挙句の果てには手繋ぎを要求してくるなど、本当に距離感が近いのです。
主人公ガチ恋勢と見るか、営業スマイルと見るかは解釈の自由ですが、いずれにせよ、とにかくあざとい如月さんです。

美容院の疑似体験という面でもなかなかのリアリティが感じられ、特に違和感なく聞けました。
SEの主張はもう少し強くてもよかったかもしれません。
収録時間が約50分ということもあり、睡眠導入目的とするよりは、通しでしっかり聴いて楽しむ作品かと思います。

施術音で癒やされ、ヒロインの近さにドギマギさせられる。
そんな至福のひと時が待ってます。

サンプルを聴いて「やべー要素が抜けたユ○ちゃん先輩だこれ」となったので衝動買いしました。

落ち着いているのにどこか幼さを感じさせる声。
この時点で癒し力の高さは保証されているようなものですが
耳かき中の笑い方や呟きが本当に楽しそうで
聴いてる私も思わず笑顔になってしまう程でした。
人付き合いは苦手だけど、自分にだけは気を許してくれる系の女の子が好きな人には堪らない内容です。

効果音についても特に問題なく、良好だと思います。
トラック構成は耳かきと添い寝に絞られていて
長すぎず短すぎず、丁度良い塩梅に感じられました。

レビュータイトルは褒め言葉です。
やばいのはヒロインの才能と可愛さです。

作品紹介の時点でこれはもう優勝では?という期待を抱きつつ待ち望んでいた作品。
トラック1の冒頭で早くも期待は確信に変わりました。

大学生のお姉さんに拾われた、というより押し掛け
た野良猫の視点を追体験するという、一風変わった作品です。
聞き手である子猫をヒロインがいろんな角度から覗き込んでくる感じが、バイノーラル録音の効果でリアルに感じられます。
子猫相手のお手入れなので、効果音も全体的に抑えめというか優しめです。
子猫の耳掃除が人間の耳掃除と同じような音だったら興醒めもいいとこなので、ちゃんと差別化されてて良かったです。

ヒロインである帷ちゃんの、最初は仕方なくやってあげてる感じから、猫の可愛さに目覚めるまでの過程がまたチョロかわいいのです。ダメな男に引っ掛かっちゃうタイプです。
(作品紹介では19歳と書かれていますが、そうするとトラック1での発言に問題が…)
中の人である深川さんは初めてお耳に掛かったのですが、バイノーラル録音慣れしているのでしょうか。距離感とか息使いとかすごく上手だと思いましたし、声も素敵でした。

シチュエーション、声、キャラ、全てが私好みでしたので、私の中では本作を超える作品は当分出てこないのでは?というぐらい気に入ってしまいました。
ペットとして飼われるという、究極の甘やかしを味わいたい方にはぜひオススメです。

新規サークルの1作目ということですが、実に良いです。

まず、まよりちゃんが可愛いです。
優しく健気で、時折垣間見える独占欲にやられてしまいました。
前田さんの声も合わさり最強に見えます。

ASMRの本質である音作りも素晴らしいです。
特に良かったのは、前田さんもコメントで触れていた石鹸破砕ですね。
初めて聴く音でしたが、とても気持ちいい音でした。
ASMRの音としてはこれまでで一番の驚きです。

全体を通して特に気になる点もなく、丁寧に作られた作品だと感じられました。
次回作も期待しています。

1トラック15分前後のオムニバス形式というのは
ASMR作品における最適解なのではないかと思います。
ストーリー性のある作品だと、通しで聴きたくなるのが人の性ですが
この作品は1トラックごとに切りよく終われるので
寝る前に聴くのにとても都合がよいのです。

カノジョたちもそれぞれ異なった魅力があり
みんなちがってみんないい、を地で行く作品です。
商業作品で活躍している声優さんも参加されているうえに
4時間超えの大ボリュームでこの値段はだいぶ破格だと思うのですが
いろいろと大丈夫なのでしょうか…?
このクオリティなら倍額でも買いなのですが…
それぐらい良い作品でした。