頭の的鑒賞一覽

阿澄佳奈さん×元気キャラ=最強
皆さんはもうお気づきだと思いますが、これは常に成り立つ方程式です。キャラクターとしての可愛さはもちろん、内容もドライヤー・耳掃除・耳かきとASMRの王道を征っているので安心感があります。無料なので収録時間は短いのが残念ですが、これを0円で聞けるのは驚きです。有料でもいいので続編を是非!

原作をプレイしていなくてもオススメできますし、プレイしているならさらにオススメできます。
まずは本編の内容ですが、YostarらしからぬASMRの王道を抑えており安心して視聴できます。さらに囁き声や吐息のバランスが非常に良質であり、本来の意味でのASMR作品としてもかなりの高品質だと思います。

ここから既プレイの先生向けのお話になりますが、この作品はノノミのメモロビを基にしたモノだと思っています。ノノミはその穏やかな性格から甘やかしたいという性格と解釈されがちですが、同時にそれを受け入れている先生(あなた)がいるからこそ、ノノミも甘やかされているという二重構造になっています。それを踏まえて鑑賞すると、また違った味わいになるので既プレイ先生はそれを意識して聞いてみてはいかかがでしょうか。

お母さんキャラといえば「あらあら」「まあまあ」といったゆるふわ系のキャラが多いですが、ここでサバサバ系の変化球を投げてくるのは流石です。水橋かおりさんといえば少女のキャラを演じることが多い印象ですが、このようなキャラにキャスティングした陣営に拍手を。
本編も全年齢ASMRの王道ですが、さっぱりとしたお姉さん系お母さん(?)によるものだと思うとまた別の味わいが出てくる、深い作品です。

舞台設定としては昔ながらのクローズドサークルですが、期待以上の疾走感と面白さでした。これ以上喋るとネタバレになるので買って確認してください
あと声優が豪華すぎます!声優陣だけ見れば覇権アニメ並のキャストです。そういった作者さんの情熱がこもった作品なので、550円が安すぎるくらいです。
ヒロイン(?)が人を選ぶ属性ですが、私はプレイするうちに愛着がわいてきました。ねね子かわいいよねね子

うるせえ!俺はROM専なんだよ!と思いながら聞き始めましたが、「何を食べた」から「どっちが好き」という質問にしてもコメントが無いのは流石にかわいそうで笑いました。流石に選択肢が与えられたらコメントしようよ!
饒舌に妙な例えを出しながらキレて、最終的にはアホになったのは流石に面白すぎますね。
この翌日に配信があるそうですが、そこでもコメントが一切流れず終わってほしいなと思いました。

全く想像していなかったウイの作品です。デフォの声がウィスパー気味なのでASMR作品にはピッタリのキャラでしたね、盲点でした。作中ではあまり掘り下げされなかったウイの普段の活動や、シミコとの関係など絆ストーリーの補完としても満足です。トラック4のハンドクリームを塗ってもらうという想像が膨らむ行為や、トラック5の読み聞かせの本が宮沢賢治だったりと、ブルアカらしさも十分に出しています。
ただし注意点が一つあります。ウイ特有の「へやぁ～ぁ」みたいな変な声で途中で挟まるので入眠用としては最適ではかな～と。まあ全く気にはならないけどね!

ヒナ...そこにいるんだね...
若干ダウナーでありながら慈しみを感じるような口調で前半は進んでいき、後半はシャンプーやドライヤー、爪切りなどとASMRの王道を行く作品であります。音声の位置や間の取り方によって、実際にそこにいるかと錯覚しちゃいますね。
メタ的な視点になってしまいますが、台本上ASMR作品にありがちなオウム返しが見当たらず、自然にヒナと会話している感覚になれます。そのおかげもあってシンプルにクオリティが高いので、ブルアカを知らない人でも雰囲気で楽しめる作品ではないでしょうか。