アース・ヴェストさんのレビュー一覧
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一之瀬りとさんのサークル『いちのや』さんの全年齢向け新作。
ようやく全トラック聞くことが出来ましたので、遅ればせながらレビューを。
いちのやさんの作品は個人的に全年齢向けのものが大好きなのですが、今作も期待どおりの素晴らしいものでした。
美人姉妹との一つ屋根の下、ひと夏の思い出。
多彩なASMRや、左右からのささやきによる癒しはもちろん、姉妹の会話から繰り広げられるドラマもとても満足いく内容でした。
トラックリストの時間を見るとわかりますが、
姉の和奏と妹の友梨佳を比べると、姉の和奏とのシーンの割合が多め。
ドラマ的にもどちらかと言えば和奏の思いが強く聴き手に刺さる部分があります。
ですが、友梨佳の思いが分かるシーンもしっかりありますし、姉妹共にとても魅力的に描かれています。
また、りとさんと共に出演している野上菜月さんのお声を今回久しぶり(多分数年ぶりくらい)に聴いたのですが、最初のトラックで「おかえりなさい」のお声を聴いた瞬間に、ぶわっと自身の細胞が記憶を取り戻すような感動がありました。
やっぱり野上さんのお姉さんボイスはヤバいです、もちろんいい意味で(笑)
もちろん、りとさんの妹ボイスも流石の可愛らしさで、シーンは少なめでも、しっかりと友梨佳の存在が感じられました。
塩かずのこさんの姉妹イラストの美しさも相まって、トラック5の状況は天国と言う名の拷問(笑)
ドキドキして安眠どころではありませんでした(笑)
最後まで聴き終え、姉妹の一途な思いを感じとれたなら、こちらもいずれ誠実にしっかりと姉妹どちらかを選んであげたいもの。
和奏ルートと友梨佳ルート、それぞれの続編が欲しくなる作品でした。
(どちらか一方のルートのみ購入可能。ってくらい覚悟決めて選ぶのも良いかもね(笑))
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いちのやさんの一般向け作品は自分の趣味と言うか癖にドンピシャなものが多く、今作も非常に楽しませていただきました。
幼いころから、お屋敷メイドとして身近でお世話をしてくれた紬さん。
ちょっと年上ということですが、自分の中では5~6歳程度離れていると想定しながら聴きました。
小学校低学年の頃は中高生の女の子は大層大人に見えた事でしょう。
紬さんもこの頃の思い出があって今でもつい「坊っちゃん」って言ってしまう…そんな補完をしながら。
作品自体も日常の一部を切り取ったような、そんな穏やかな展開が心地よく、様々な効果音が身体に染みわたるように入り込んできます。
耳かき音は言うに及ばず、お茶を点てる音やお菓子の咀嚼音、料理の音などどれも素晴らしいものでした。
もちろん一之瀬りとさん演じる紬さんのお声も最高です。
ゆったりとした雰囲気でありつつも長年お屋敷メイドとして仕えてきた能力の高さを、声の演技からも十分に感じられました。
聴いてる側をうとうとさせてくる睡眠導入力の高さも、相変わらずです(笑)
また、紬さんとの距離感も絶妙。
親しいながらも長年の主従関係から構築される、母子とも姉弟とも恋人とも異なる、メイドとしての理想的な距離感。
だからこそ、トラック5の紬さんの言葉にはグラグラと心を揺り動かされます。
最後まで聴いた皆さんは、紬さんとの今後をどのように思い描いたのでしょうね。
今作もとても素敵な作品でした。
最後に、自分は童話の読み聞かせがすごい好きなので
読み聞かせパートはりとさんのお声に聞き入ってしまい寝るどころじゃなかった事と、「マッチ売りの少女」のお話自体を久しぶりに聴いたので、思わず泣きそうになってしまった事を付け加えておきます(笑)
逢真井もこさんによる音声サークル「花菱書房」の初作品という事で、
サキュバスが登場しながらも全年齢作品と言うところに興味が湧き、購入させていただきました。
タイトルにも「耳かき」とあるように、ASMRボイス作品として聴き始めましたが、冒頭からBGMが流れ始めたところで「おっ?」と軽い驚き。
オーディオドラマのようにじっくりと物語を音声で楽しむ、最近あまり聴いていなかったタイプの音声作品の香りを感じました。
まるで物語に迷い込むこの感覚が「花菱書房」の持つ魅力なのでしょうね。
書店の主でもあるアトリさんは、おっとりとした雰囲気を感じさせつつもフランクさがある女性。
ですが、そこはやはりサキュバス。何気ない会話にもそこはかとなくエッチな雰囲気を纏っております。
好きな本を語っているときの声からも、恍惚とした表情が目に浮かんで来ます。
メインとも言える2トラック目の耳かきですが、アトリさんは本好きの人とは感覚共有が強く働いてしまうんでしょうかね?
アトリさんは当然耳かきする側なのですが、その声がだんだんと艶っぽくなり、聴いている自分も耳かき音と共にアトリさんの声と吐息にうっとりと催淫される感じに。
この辺りは全年齢のセクシーさが逆に丁度いい塩梅になっていると感じました。
本編は約30分とあまり時間もかけずに聴ける作品でありながら、聴き終えた後の満足度はかなり高いです。
寝る前に聴くとよく眠れます(笑)
全年齢でもしっかりサキュバスしてる、素敵なアトリさんに是非催淫されてください。
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ひげばこさんの寝具シリーズ、お久しぶりの最新作。
今作のモチーフはまさかの「畳」と言う、そうきたかぁ~と思わずにはいられない設定に引き込まれ購入いたしました。
畳に感じるイメージがそのまま出てきたかのような、純朴な田舎娘を思わせる「たたみ」さん。
たどたどしい言葉づかいで、かいがいしくお世話してくれるその姿にはついつい庇護欲が。(ぺたんこな見た目も含めて(笑))
そんな中、おっ?と感じたのが、たたみさんの使う「めんこい」と言う言葉。
東北出身の自分にとっては一気にたたみさんを身近に感じる要素になりました。
もうね、たたみさんがめんこくてたまらん(笑)
畳と言う和のイメージや、自然豊かな情景。これまでの寝具シリーズとはまた違う昔話や民話を聞くような、どこか懐かしい田舎の香りがする素敵な作品でした。
欲を言えば、これからも四季を通してたたみさんの民宿に訪れることが出来たら……と思う次第です。
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アールグレイさんの新作は、音声サークル「ささやきネシオロジ」さんとのコラボ。
両サークルを知っている自分としては、よくぞコラボしてくれたという気持ちです。
(とは言え、アールグレイさんの「あまとろシリーズ」は今回初購入だったりします…)
今作において、ささネシのお二人が演じるのが「八意永琳」と「蓬莱山輝夜」の永遠亭コンビ
個人的に、ささネシのお二人は「鈴仙&てゐ」のイメージだったので少し意外にも感じました。
でも聴いてみると、なかなかどうして二人ともいい感じのハマリ役です。
永遠亭にたどり着いたあなたは、永琳と輝夜から最初は弄ばれつつも、徐々に熱を帯びた触れ合いを体感することになりますが、そのやり取りが実に永琳と輝夜らしくて、聞いてて楽しくそしてあまとろ具合にドキドキさせられました。
輝夜のニート姫らしく永琳にいたずらを仕掛けては逆に仕返しされちゃうところや、
対して、永琳もBB…もとい大人な女性として輝夜をあしらいつつも、随所に見せる輝夜への愛情など…
ささネシのお二人も、この辺りはだいぶ意識しながら演じておられたのではないでしょうか。
また、後日談に相当する「あまとろループトラック」も、本編より更にあまとろ度が高く、まさにループ必至の出来。
全年齢ギリギリ、状況はエチエチ、たっぷりドキドキ。つまりヤバい(笑)
セリフの中に何気に「くるみ」や「ここん」と言ったワードが含まれる言葉遊びや
おまけトラックであるお二人のフリートークも、ささネシファンにはかなり嬉しい内容。
アールグレイさんの新作と言うことでこのページを訪れ、
初めて「ささやきネシオロジ」の名前を知った方も、これを機にお二人の魅力にぜひ触れていただきたいと思う次第です。
しかし、まぁ…改めて、よく「全年齢」で発売できたなぁ、と(笑)
アールグレイさんの「あまとろ」と「全年齢」にかける意気込みを感じる作品でした。最高。
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一之瀬りとさんによる方言彼女という事で聴かせていただきました。
方言彼女と言うジャンルは音声作品的によく聞くようになりましたが
〇〇弁と絞り切らないことによる自然な会話と、りとさんの柔らかな口調がとても良かったです。
(まあ、そもそも東北人である自分には細かな方言の違いは判らないんですが(笑))
また、各種効果音も良くできており、炭酸シャンプーや耳かきなどの効果音の心地よさが、りとさんのお声と相まって異常なレベルで眠気を誘発して来ます(笑)
「よく眠れます。」と作品紹介にありましたが、偽りなしです。
あと、効果音で1トラック目序盤の引き戸を開ける音、お茶を注ぐ音や、お茶碗を置く音などが個人的にグッときました。
これによって芽衣子ちゃんと一緒にいる空間(田舎の一軒家の居間を想像)に一気に入り込めました。
あとは、とにかく芽衣子ちゃんが全トラック通して非常に可愛らしい。
甘々だけどちょっとお姉さんみもあって、とてもいい親密感。
キャラ紹介の「ご近所の猫ちゃんと仲良くなるのが得意」というのも刺さったポイント。動物になつかれる子ってなんか好き(笑)
にじはしそらさんのイラストも、りとさんの演技力も「確かにこの子なら縁側でのんびりしてるところに猫ちゃん寄ってきそうだなぁ」と思わせてくれて、とても魅力的に映った女の子でした。
芽衣子ちゃんも東雲かなたちゃんみたいにシリーズ化するんでしょうかね?して欲しいなぁ。
次回作も期待してしまう、とても素敵な作品でした。