まずはサウンドエフェクトの話をしたい。料理の音や、ものを棚から取り出す音などがする度に自分の部屋ではなにかが床に落ちたと錯覚して、迫真すぎて臨場感が満点。錯覚がするほど完成度が高い作品が初めてで、サウンドエフェクトに関して大変満足した。
ストーリーの部分では、自分の期待を大幅に上回った。あっというまに石見さんの演技でストーリーに引き込まれて、前半はかっこよくてかわいい彼女の演技を楽しめたけど、後半冬ちゃんの本音が漏れた時そのギャップがあまりにも切なすぎて涙がドロドロ零れた。やはり石見さんのこういう演技がうますぎると再び感じた。
終盤で彼女たちの選択は間違ってもはっきり言える自分ははらはらと降っている吹雪と共に消え去った。確かに、こんな彼女がいたら、他のもの何もいらないかもしれないね。石見さんの演技といい出来上がりのストーリーのお陰で前作より濃い感動を得た。今後もこういう作品を楽しみしている。