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作品内容
向上心って何?
あなたは、向上心と聞いてどんなイメージを浮かべますか?
改めて考えてみると漠然としていて難しいですね。「仕事や学校の勉強より、それ以外の活動の方が楽しめる」とか、「初めてに挑戦しているときの期待感」とか、行動力に溢れたキラキラしたイメージが思い浮かぶかもしれません。
例えば、迷った末にコイントスで決めようとしたとき。事前に「オモテが出たら諦めて、ウラが出れば手に入れる」と決めていても、実際にコインを掴んだ時には葛藤が生じます。必ずどちらか一方に期待していて、「頼むからこうあって欲しい」と願うでしょう。
それはある種の傲慢なのだけれど、僕たちには傲慢でいられる場所が必要です。そして、それを実現できる環境を創るために自然と湧いてくるのが向上心です。
もし向上心を感じられていないのなら、あなたは一時的に欲を見失っているのかもしれません。
では、そんな状態から抜け出すにはどうすればいいのでしょう?
3つの要素
思い返してみると向上心は、他人に強○されない環境で生じるものです。例えばあなたは、お金を「自分の人生を良くしてくれるもの」のそのためなら時間や手間をかけることも厭わないし、お金を支払うこともあるでしょう。
でも、納得がいかなければリソースを割くことはなくて、仮に何かを強○されたら抵抗するはず。誰もが「こうあって欲しい」という価値基準を持っていて、それに沿った行動であれば積極的に取り組ことができます。
つまり向上心というのは、「人は自ら決断することで初めてコミットできる」という前提を受け入れること。
そのうえで達成可能な目標を立てつつ、“そうあるべき理由”を明確にしていくスキルでもあります。
仮に触ったこともないギターを練習するとき、個人的な楽しみとして一人で練習している人よりも、バンドメンバーと一緒に活動を盛り上げるために練習する人の方が高いモチベーションを保っていられるし、早く上達していくでしょう。なぜなら、それが必要な状況だと肌で感じられるから。“そうでありたい”という明確な理由があるから。
諦めそうなときに「今より一歩踏み出そう」と思わせてくれる理由を増やしていくスキルこそが、向上心の核心です。そしてそれはそれは誰でも、いつ始めても身に付けることができる技術です。
というのも、僕たちが“こうありたい”と思う姿にはいくつかの型があります。大昔から人間は「より良い人生」というものを求めていて、そのために必要なものは何なのか?という疑問について考え続けてきました。哲学もそうだし、心理学もそういう試みの一つ。
現在の結論としては、向上心は大きく3つの要素を循環することで成り立っていると考えられます。3つの要素に人それぞれ得手不得手があって、上手く循環しなくなると向上心が醒めてしまう。逆に言えば、上手にサイクルを回せば向上心が満たされていくということ。
この作品では、それぞれのサイクルをうまく回すために、役立つ道具をまとめました。
向上心を感じられる活動があれば、生きていることが楽しくなります。常に理想としてる目標があって、そのためにやるべきことがある。そして、「余計なことはさっさと終わらせてしまおう」と受け入れられるようになります。仕事でも趣味でもプライベートでも、充実感を感じられるようになるでしょう。
誰しも一度は「あんな風になれたら楽しいだろうな」と眺めた経験があるはず。たった一度の人生なのだから、再びあの感覚を生活の中に取り入れるために一歩踏み出して見ませんか?というのがこの作品の提案です。
作品構成
この作品は11278文字のテキストファイルで、3つの章で構成されています。
1.あなたが向かうべき方向性を確認すること。
2.そこに至るための“手段”を見つけること。
3.飛躍するための戦略を立てること。