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作品内容
短編集「やくざをレンタルできるんだってよ」
現代ものの日常的な物語からホラーっぽいの、SF、転移ものを収録した短編集です。
5分から10分くらいで読める短編小説8作。
8作のタイトルと内容はこちら↓
【やくざをレンタルできるんだってよ】
やくざをレンタルできると聞いて、早速、依頼をしてみた訳ありの中学生。
レンタルした甲斐があったものの、最後の最後で思わぬ事実を聞かされ、思わぬ心境に至り・・・。
【おまえが与えた名をつけられない感情】
軟派な自分と硬派な圭は、身内に縁がない共通点から仲よしに。
ただ、アパートの隣に住む女性が関わってきたことで、その関係が歪にねじれていって、名の知れぬ感情が湧きあがり・・・。
【彼は切られた桜を食べたい】
冬に桜を見つけたと語るクラスメイトの男子。
桜に関して謎の発言をするのが気になって、聞き耳を立てつづけるも、本人の口からは想像以上の凄惨な過去が語られて・・・。
【「彼女が俺を好きになるはずがない」と泣き叫ぶ彼の永遠の地獄】
魅力的な女性から好意を伝えられ、頑なに拒む友人。
やけになって放った言葉で、彼女はますます執着を募らせ、友人はますます追いつめられていき・・・。
【人を溶かす雨の音にわたしは癒される】
遠くか近いかの未来、雨は人を溶かす毒へと変貌した。
その雨を避けて洞窟で暮らす人々は、現状打破を諦めて、水の浄化装置を牛耳る権力者に従っていたが、少女だけは絶望的な外の光景に癒されていて・・・。
【胸の高鳴りに区別はつけられるのか、わたしには分からない】
異性にモテまくる友人は「どきどきできる人がいない」となかなか恋愛をせず。
恋愛をしたらしたで、言動や振るまいがおかしく、心配をしたところで、気づきたくなかったことに気づかされてしまい・・・。
【桜が優雅に咲き誇る理由を憂鬱な彼は知っている】
会社の窓から桜を眺めて、憂いたようにため息を吐く会社の同僚。
映画のワンシーンのように絵になるため、いろいろな噂が立つも、直接聞いたところ、まさかの真相が・・・。
【おむずびすってんころりんで俺はファンタジー史を塗りかえる】
農家の息子ながらに米には飽き飽きの若者。
ため息をついて食事をしたいたら、おむすびが穴に落ちて自分も。
目覚めたその世界でなんだかんだあり、疎んじていた米とあらためて向きあい、その影響は思った以上におおきくて・・・。
※表紙にはフリー画像を使用しつつ、AI生成されたものです。