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作品内容
商用利用可の音源素材1曲です。サンプルではモノラルで音質を落としていますが、製品版はステレオ、高音質となっています。
段々、静かにイライラしながら徐々にヒートアップしてく感じの曲にしたつもりです。小さく入ってるオリエンタルな鐘っぽい音でちょっとした蛮族っぽさを表現できたかな?って思ってます。話し合いが平行線になった上に、結果あんまりよくならない感じの場面にどうぞ!
【曲のイメージ】
作戦会議3:打開策の模索。
会議はいつも平行線をたどっていた。
魔の島北部にあるモンスターパークは当初は収益を期待されていたが、今ではその管理運営費がお荷物となってしまっていた。
この負の遺産ともいえる施設をいつ閉鎖するのか、その後はどうするのか。
その後を見据え、新たな収益を確保しない限りは研究施設として有効であると判断する国王に対し、国民感情を背負い、自らも体をはってモンスターを討伐してきた王女は迅速な閉鎖を求めていた。
新たな収益のためにと進められていた蚕の研究のためには該当施設が必須であった。将来を見越した判断であったが、これに賛同するものは少なく、ギリギリの生活をしている今、そんなものは不要であるという意見が大多数を占めており、結果として話し合いで解決できないのであればと、武力による行動にうつされ、王女は女王となってしまった。
ゴウムの提唱は将来を見据え、論理的にも正しいものであったが、そもそもがモンスターパークに対する嫌悪感が先立っているため、研究そのものが理解されにくく、また、正しさを持つがゆえにより反感を買う元ともなってしまっていた。
双方が結論のみを述べず、しっかりと経緯を説明しあっていれば、この悲劇は起こらなかったかもしれない。