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作品内容
商用利用可の音源素材1曲です。サンプルではモノラルで音質を落としていますが、製品版はステレオ、高音質となっています。
本当は、こんな結末を望んでいなかった。しかし、仕方がないことなんだ……そんな諦めの中命を落とした戦士を、せめて彼の思う死後の世界へ送り出してあげたい。捕らわれた悪夢ではなく、自由な死後の世界へ。そういう、死者のために想い馳せるイメージで作曲。
実は先日、佐賀県武雄市にある『御船山楽園』というところへ行ってきまして、そこで作曲をしました。
https://www.team-lab.com/news/mifuneyama
テーマにぴったりの空間で、イメージにあった曲ができていると思います。
曲のイメージ
人は死ねば唯の物となる。脳が死んでいる以上、感じることもなければ考えることもない。死後の世界などというものは故人を受け入れるための原始的な儀式の一つに過ぎない。
故人から悪事を働かれた者は、死んでなおひどい目に合って欲しいという恨みの気持ちから地獄が産まれ、故人から善行を受けた者は、死んでなお幸せでいて欲しいという感謝の気持ちから天国が産まれる。皆、それぞれがそれぞれの心の中で、故人に罰を与え、あるいは幸福を与えることですでに居ないという現実を少しずつ受け入れていく。
故人が近しい人であればあるほど、この儀式は長引いてしまう。たとえ死後の世界が無いと信じるものであったとしても、故人の冥福を祈らずにはいられない。あるいは、地獄の業火に焼かれ続ける姿を思い浮かべて復讐の対象がすでに居ないことを自身に納得させるかもしれない。
この曲は前者、悲しみに浸りながら生前の思い出を一つ一つ片づけていく、残された者の背中に送るものである。