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Circolo nome | Healing Hut Mochi Cat |
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Data di rilascio | 15/06/2021 |
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Serie | もち猫ワンコイン企画 |
Scenario | クアトロ |
Doppiatore/Doppiatrice | 江井みゆき |
Età |
Tuttel le età
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Formato dell'opera. | |
Formato del file. |
WAV
/ MP3同梱 / PDF
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Lingue supportate | |
Genere | |
Dimensione del file |
659,53MB
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Questa opera è un lavoro con permesso di traduzione da "Translators Unite". [ Informazioni su Translators Unite ]
Download della versione di prova.
(72.58MB)
Riepilogo dell'opera
作品紹介
◆はじめに◆
本作の音声パートは全編バイノーラル音声です。
イヤホンかヘッドホンを装着してお楽しみ下さい。
また、本作はテキストパートと音声パートが交互に交わり読み聴きを進めていく作品です。
テキストはPDF、音声はwav or mp3が閲覧/再生可能な環境で視聴下さい。
◆ワンコインなのにココがスゴイ!◆
・第1章のテキストパートは約1800文字
・第1章の音声パートは約50分
・第1章~第3章まで3週連続でリリース!
・総計テキストは約3万文字/音声は約2時間半収録!(第1章~第3章を含めた総計です)
◆作品内容詳細◆
<第1章>
・0-1:序幕1/テキスト
・0-2:序幕2/テキスト
・1-1:噂の転校生/音声
・1-2:転校生は人気者/音声
・1-3:転校生は耳が弱い/音声
・1-4:転校生は世話焼き/音声
<第2章>
Coming soon...
<第3章>
Coming soon...
★本作は3部構成3週連続リリースの予定です。第2章、第3章も是非チェックして下さると嬉しいです!
第2章リンク→ https://www.dlsite.com/home/announce/=/product_id/RJ329829.html
第3章リンク→ https://www.dlsite.com/home/announce/=/product_id/RJ329835.html
トラックリスト
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第1章-0_序幕1(テキストパート)
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第1章-0_序幕2(テキストパート)
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第1章-1_噂の転校生(音声パート/会話)01分38秒
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第1章-2_転校生は人気者(音声パート/会話)07分44秒
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第1章-3_転校生は耳が弱い(音声パート/耳マッサージ)20分29秒
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第1章-4_転校生は世話焼き(音声パート/綿棒)19分48秒
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総再生時間約50分
作品序幕/テキストパート
転校生なギャルJKはダークエルフ!? 1章序幕
癒し庵もち猫 クアトロ
0-1:序幕1
眠い、とても眠い。
昨晩も夜遅くまでゲームをしてしまった。
今ハマっているのは、大作RPGの続編だ。
7つの種族から主人公を選び、プレイヤーとして操作出来る。
僕はダークエルフを選択した。
自由度の高いオープンワールド、大勢のプレイヤーとの交流。
とても魅力的だ。
だからついつい夢中になり、夜更かししてしまう。
眠い、とても眠い。
登校中にも関わらず、意識を持って行かれそうだった。
“彼女”が現れるまではー
眠気と正気の間、目の前の歩行者信号が点滅し始めた。
ついてない。
思わず舌打ちしそうになる。
すると直ぐ隣りから女性の声が聞こえた。
同じく信号に引っかかっり、苛立っているらしい。
???「ちっ、ついてねぇな。急いでんのに。」
かなり乱暴な口調だ。
と同時に甘い香りがふわりと鼻先を撫でた。
思わず目が冴え、隣りに目をやる。
先ず目に入ったのは、さらりと伸びた綺麗な銀髪。
続いて褐色の肌に、尖った耳。
あり得ない...。
“その女性は紛れもなくダークエルフだった”
制服はウチの学校のモノだ。
つまり、コスプレか?
いや、コスプレにしては手が込み過ぎている。
それにコスプレをして学校に来る生徒など、ウチには居ない。
じゃあ目の前にいる“彼女”は何だ?
余りの眠気で夢でも見ているのか?
もしかしてこれはゲームの中なのか?
考えを巡らせている内に“彼女”を凝視してしまっていた。
我に返った時にはもう遅かった。
??? 「何ジロジロ見てんのさ?その制服、同じ学校の子だよね。」
同じ言語を話している。
じゃあやはりコスプレなのか?
??? 「なぁってば。何見てんのって聞いてんだけど。」
聴き手 「おはよう。いい天気だね。」
??? 「は?何言ってんの。曇りじゃん。」
ありきたりな挨拶を放つも、見事に撃ち落とされた。
マズい。
会話が続かない。
どうすればいい?
もしゲームの中なら、選択肢が出るはずだ。
...。
出ない。
つまり、これは現実?
“彼女”が何か言っている。
??? 「ぁ...、...い。...なぁってば!」
そこでようやく“彼女”の言葉に意識が行った。
聴き手 「何?」
??? 「信号、青だっつってんの。」
聴き手 「本当だ。行こうか。」
何故か一緒に登校するつもりでいる僕は、一体何様なんだろう。
??? 「はぁ?知らねーヤツと初登校なんてイヤに決まってんじゃん。」
そりゃそうだ。
ん?
今、初登校と言ったか?
確認しようと目線を上げると、“彼女”はもう数十メートル先を走っていた。
足、速いんだな。
妙に冷静になる。
“彼女”の放つ香水とも違う甘い残り香...。
分厚い鉛色の雲で覆われた空...。
嫌な予感がしていた...。
0-2:序幕2
教室はいつも以上にザワついていた。
そんな喧噪の中、僕は相変わらず眠気と戦っていた。
男子A「なぁ、聞いたか?転校生の事。」
男子B「聞いた!すっげー美人らしいぞっ!」
男子C「マジかよ!オレ、最初に声かけようかな!」
女子A「男子うるさーい。」
女子B「ほーんと、サイテー」
転校生...。
こんな時期に?
転校生と聞いて、途端に目が冴えてきた。
このパターンは漫画やアニメでよくあるやつだ。
つまり、この後待ち構えているのは...。
ガラリと教室のドアが開く。
担任が見覚えのある生徒を引き連れて入ってきた。
ビンゴ!
今朝の“彼女”だ。
やはり間違いない。
どう見てもダークエルフだ。
なのにどうした...。
クラスメイトは驚くどころか、男子は歓声、女子は何故か黄色い声を上げている。
ちょっと待て。
ダークエルフだぞ?
担任がピシャリと一喝し、ザワつきは止んだ。
そして“彼女”の紹介を始めた。
至って普通、ありきたりな紹介だった。
そんなバカな。
皆どうしてしまったんだ?
それとも僕だけがおかしいのか?
“彼女”は黒板にたどたどしく名前を書き始めた。
酷く乱れた字だったが、読めないレベルでは無かった。
ナナリー「どうもー。ナナリーでーす。今日からよろしくぅー。」
担任が僕の隣り、空席を指差している。
ナナリー「あー、はーい、あそこの席ですね。りょうかーい。」
こんな展開、漫画やアニメでしか見た事がないぞ...。
そこでふと考えを巡らせる。
...。
そうか。
“そういう事か”
なら利用させてもらうまでだ...。
僕はペンを走らせた。
クレジット
声の出演:江井みゆき様
Twitter: https://twitter.com/eieio0514
声の収録:ねこの手スタジオ様
http://neko-st.com/
制作・その他:癒し庵もち猫
https://twitter.com/motineko_qatr
https://ci-en.net/creator/4425
★本作を無断でアップロードする事を禁止します