花盛りの死(第1話/散花)

バケモノ
この世ならざる異形の生命体。

バケモノというそのままな名称の理由は、自分の築き上げていく文明を食い潰していく存在に対し、名前を付けるなどという思考に至れなかった為である。

バケモノ、というのは総称であり人骨型の「スパルトイ」やサソリ型の「スコルピア」など個々の種を区別する呼び名は存在している。

ディアウスと呼ばれる少年少女達が操る武装がただ一つの対抗手段である。

シュシ
(バケモノ狩りの武器)
ディアウスのみが操る事ができる特殊兵装。

意思を持った金属によって精製されており、普段はトランクの形状を取っている。
戦闘時になると無数のベルトとなって、所有者に最も適した武装へと変化する。

バケモノに対し、ただ一つの対抗手段である。
だが、性質の問題から剣や斧などの近接武器の形態しか取り柄無い欠点もある。

ディアウス
(通称:ハナヤドシ)
コアと呼ばれる器官を備え、シュシを操る事ができる唯一の存在。

バケモノと戦う、という一点を追求して生み出された人工生命体である。

現在は第四世代まで代を重ねており、人と同じように母の胎内から生まれ落ちる。

身体の何処かに現れるバケモノの痕跡のみが、人と彼女らを隔てるただ一つの壁である。

主人公・ノア

本作の主人公。
ボクっ娘。
恋愛対象が女性で尻がデカい。

ディアウスは母胎同士であれば妊娠可能(性交ではなく手術にて妊娠する事も可能)である。