●御原 凛音 (CV:田村ゆかり)
“浦島御三家”の一つ、御原家の跡取り娘。
引きこもりで昼夜逆転生活を続けており、昼間は頑なに外に出ようとしない。
趣味は深夜の散歩。
人物を紹介する時に年齢を付け加える癖がある。
ぶっきらぼうで冷淡なところがあるかと思えば、一方で、自らを『お姫様』と称する夢見がちな側面も。
不審人物であるはずの主人公・切那に衣食住や仕事、そして名前を与え、執拗に絡んできたり嫉妬の表情を見せてくる。
切那について何か知っているのは間違いないが、頑なに口を割ろうとしない。
同じ島の住人にとっても謎の多い人物。
5年ほど前に神隠しに遭ったと噂されているが、その詳細を語ろうとする者はいない。
一部には、本当に御原家の血を引いているのかと疑う島人もいる。
「だって――わたしもタイムトラベラーだから」
作品内容
本土より遠く離れた南の島、“浦島”。
そこは豊かな自然に恵まれた、まさに楽園。
「いつまでも――こんな時間が続けばいいのに」
しかし複雑な過去を抱え込んだこの島は、歴史から静かに消え去ろうとしていた。
島の風土病“煤紋《ばいもん》病”による本土との確執。
放棄され廃墟と化した“海上ステーション”。
五年前に“浦島御三家”を襲った三つの事件。
子供たちの間でまことしやかに囁かれる“神隠し”の噂。
そして、島に残された古の“伝承”――。
「お話ししましょう。この島に伝わる、悲恋物語を――」
島を救う鍵となるのは、御三家に属する“三人の少女”たち。
しかし彼女らにはまだ、島の行く末を変える力はない。
「この島はもう終わりだよ。救われっこねー」
そんな島に、一人の青年が流れ着く。
「……――今は、何年だ?」
未来から来たと主張するその青年は、島の因習なんぞくそ食らえとばかりに、
未来を変えるために孤軍奮闘し始める。
「待たせたな、俺が来たからにはもう大丈夫だ!」
だが彼には、別の目的があった。
果たして三人の少女たちは、この島は、世界は、
彼によってどう変えられていくのか――。
登場キャラクター
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●伽藍堂 紗羅 (CV:村川梨衣)
“浦島御三家”の一つ、伽藍堂家の跡継ぎ。
浦島神社の巫女。
主人公・切那のことを何かと目の敵にし命を狙ってくる。
呪術や超能力に傾倒しており、非科学的な力の存在を信じてやまない。
その理由は彼女が口にする『もう一人の未来人』と関係がある。
島人の間では非常識な言動で有名で、生暖かい目で見守られているが、一部には熱狂的な信者も存在する、島の小さなアイドル。
5年前の火事で両親を失っており、現在は境内に建てられたプレハブ小屋で一人暮しをしている。
両親は何らかの事件に巻き込まれて殺されたのではないかと疑っており、真相を探る中で自らの「宿命」の本当の意味に気付いていく。
「私は――この島を救う宿命を負う者です」 -
●枢都 夏蓮 (CV:阿澄佳奈)
“浦島御三家”の一つ、枢都家の長女。
島の町長の娘。
男勝りな口調で、常にナイフを所持しているなど、未だに反抗期のまっただ中。
その実、恋愛ごとに関しては奥手で、よく主人公・切那に弄られる。
勉強は出来ないが、島の人間の中ではかなりの常識人で情に厚い。
その家柄や人柄から玉の輿を狙う島の男は多いが、本人は、家出をして本土に行くという夢に向かって邁進中。
切那のことを本土の人間だと信じており、興味を寄せてくる。
5年前に家族を捨てて島を去った母親に憧れており、母の背中を追いかける過程で、その背中の大きさに気付いていく。
「あたしは――ぜってーこの島を出てってやる!」 -
●三千界 切那
この物語の主人公。
全裸で島の砂浜に打ち上げられていた謎の青年。
御原凛音に助けられ、住み込みの使用人として働き始める。
世界を救うという使命を背負い未来から来たのだと主張する。
使命を果たすためには元凶となる人物を殺さなくてはいけないのだが、肝心の名前をどうしても思い出せない。
それどころか自分がどこの誰なのかすらも覚えていないが、あまり深くは考えない脳天気な楽天家。
ぶっちゃけ、ただの不審者。
奇天烈な言動で閉鎖的な島の雰囲気にマシンガンのごとく風穴を開けていく。
「そんな歴史は、こんな世界はぶっ壊してやるッ!!」
作品情報/動作環境
- ファイル容量
- 総計 2.71GB
- CPU
- Core 2 Duo相当以上
- メモリ
- 1GB以上 / 2GB以上
- VIDEO
- VRAM 320MB以上 / 512MB以上
- 必要解像度
- 1280*720 フルカラー
- DirectX
- DirectX 9.0c以上
- ソフ倫受理番号
- このタイトルはソフ倫審査済みです (受理番号1600351D)